兵庫県会 公明党 議長に 費用弁償 実費相当に見直し 申し入れ2014-12-03 09:13

先日、私の調査により、公明党議員が参加費無料の老人会総会等で5千円を支払っていた疑惑が明らかになり、その説明が求められる公明党・県民会議ですが、今回は公明党・県民会議が大きな決断をしました。

県議には、県議会本会議、常任委員会出席時に、費用弁償として交通費が自動的に支給され、申請すれば宿泊料が支給されます。
しかし、実費とは大きくかけ離れており、交通費はJRで尼崎~元町間を往復した時は780円しかかからないのに、1日4500円が支給されます。
宿泊料は、1泊5千円程度で宿泊可能で、その金額で泊まっている議員が複数いるのに、それとは関係なく1日16500円が支給されます。

公明党県民会議は、この費用弁償を実費相当額に見直すよう議長に申し入れました。公共交通機関を原則と言っているのか気になるところですが、このお手盛り制度を作った自民、民主、公明党の一角が崩れたことは、大きな前進です。
同様の提案は、随分前から、私や共産党が行っており、知事もその見直しが必要ではと先日、問題提起しました。あとは、自民党、民主党です。

なお、私の調査では、議員の半数以上が公共交通機関を使用しており、費用弁償を実費に見直すと1千万円程の財政効果が出るでしょう。

アベノミクスの評価2014-12-03 11:28

自民党公約には、「賃上げ率は2.07% 過去15年で最高の水準」と書かれています。
しかし、一方で実質賃金は16か月マイナスと発表され、11月28,29日共同通信世論調査では84%が景気回復の実感がないと回答しています。
大手企業では、給与水準はアップしたものの中小企業においては、その効果は出ていないということでしょうか。
この間、若者の就職の半数は非正規雇用になっているとの指摘もあり、今の体制のままでは格差拡大に更なる拍車をかけて行くことになるのでしょう。
同志社大学教授浜矩子さんの新聞紙上での衆院選談では、「成長戦略は時代錯誤。アベノミクスは強い者をより強く、弱いものをそのままにしておく政策。今は非正規社員が増え、貧困の連鎖が起きている社会。最大のテーマは、これまでに蓄えた富をどう分かち合うか、どう分配するかです。消費税は生活必需品の税率を下げ、贅沢品には重増税率を適用していい。高額所得者に対する金持ち増税、企業の内部留保への課税なども考える必要があります。」
どういう社会を目指すのか、1人1人が考える機会です。

水田裕一郎県議(自民党) 政務活動費33万3千円返還!2014-12-03 20:10

私の調査で、水田県議が政務活動費から、学校やPTAなどに意見交換懇談会費として寄付をしている可能性があることを指摘し、実態解明を求めていました。
また、緑の党ひょうご共同代表の松本なみほさんが、意見交換懇談会は寄付行為の可能性があり、新年会の支出も問題があるとし、8件4万円の返還と他の支出についても調査を求め、兵庫県監査委員に住民監査請求を行っていました。
そんな中、水田県議は12月1日付で69件分33万3千円を県に返還しました。
返還理由は「返還する69件については、すべて政務活動として関係者と意見交換を行った際の会費として支出したものであるが、このうち一部の支出に関する報道がなされて以降、政務活動費の支出先の関係者や関係団体に対し、取材や問い合わせが殺到するなど著しいご迷惑をおかけし、団体の業務にも支障が生じている。また、今後、同様の混乱が生じる可能性もあることから、今回全て返還することとしたものである。」とのこと。


「一部問題があったから返還した」としか理解できないのですが。

※野々村元議員 書類送検の報道と共に、今回の問題が放送されました。



朝日放送CAST
http://webnews.asahi.co.jp/abc_2_002_20141203005.html

言いたい放題 水田県議問題 申し入れについて
http://maruomaki.asablo.jp/blog/?offset=20

野々村元県議 書類送検へ2014-12-04 15:42

昨日の夕刊で、今日の朝刊で野々村元県議が、二百数十万円を騙し取った疑いが強まり、詐欺容疑などで検察に書類送検する方針だとの報道がされています。
本人は「出張にはほとんど行かず、受け取った金の大半を政務活動以外に使った」と認め、切手代として計上した支出は、ギフトカードや切符を買っていたことも認めているとのこと。
野々村元県議は、3年分の政務活動費1800万円を利子と共に返還し、議員辞職もしています。
そのため、検察は、社会的制裁を受けており、経済的損失も無くなったと、起訴猶予、もしくは不起訴とする可能性が高いのではと、ある新聞は書いていました。

確かに、8年前に自民党、民主党兵庫県議が、政務調査費(現在の政務活動費)を使って、自己所有の自宅を事務所とし、家賃を自分に支払ったり、自民党県議がカーリースと称してカーローン代を支出していた時に、市民オンブズマンが詐欺容疑等で警察に告発した時も、起訴猶予処分で、議員が起訴されることはありませんでした。

野々村元県議の場合も、起訴猶予処分となり、裁判にかけられず、政務活動費の支出実態は明らかにされないまま、この問題が処理されるのでしょうか。

このような政治家の不祥事について、きちんと起訴し罪を問うことが、公費の不正使用の再発防止につながるのではと思います。検察の対応に期待します。

県議会 議員のボーナスをアップする議案が提案される!2014-12-06 18:22

今議会に、自民党、民主党、公明党、県政クラブ連合から、人事委員会勧告や他議会の期末手当の状況などを踏まえ、支給割合をアップするという議案が提案されました。
県職員の給与等は、民間会社等の水準を踏まえ決められており、今回、行革で給与等をカットしている中、民間の水準が県職員の給与を上回っており、月例給は6年ぶり、期末勤勉手当は7年ぶりの増額ということで、一定理解できる部分はあります。
しかし、県議会については、政務活動費の制度やチェックに問題があったことから、不適切な支出が25人にあり、うち21人から約500万円が返還されました。また、私の調査では政務活動費から寄付行為を行っている疑惑があるなど不透明な支出が次々と明らかになり、公費の返還も続いている状況です。

このような状況を考えると、議会のけじめとして、本来、5%カットしている議員報酬をさらに減額するなどを検討をする必要があります。

ところが、議会では議員の期末手当をアップしようという提案が出てきました。具体的には夏の期末手当は178万6千円から188万2100円に、冬の期末手当は197万7800円から207万3500円にアップしようとするものです。
この提案は到底、県民の理解を得られるものとは思えません。

皆さんの声を是非、議員にぶつけて下さい。http://web.pref.hyogo.jp/…/www.hyogoke…/member/member01.html
県議会議員名簿
http://www.hyogokengikai.jp/member/member01.html