県会決算委 神鋼石炭火力発電所 環境影響評価手続き再開は慎重に2017-10-14 15:53

 今回、その神戸製鋼がアルミや銅の性能を改ざんしていたことが、明らかになりました。神戸製鋼が公表した資料によると、アルミ板などアルミ製品19300トン、銅製品2200トン、アルミ鋳鍛造品19,400個が改ざんされたデータを基に出荷された製品です。国産旅客機のMRJにも、製品が使われているとのこと。
 新聞報道では、データ改ざんは10年前から行われており、最終製品の安全性について問われると、「あるかないかと問われればあり得る」と回答しています。データ改ざんされた製品を使った車のリコールについても、「全くあり得ないと言えない」と副社長が答えています。
 国内4工場でデータ改ざんがあり、管理職10数人も把握している組織的な改ざんのようです。さらに今年8月に経営陣が不正を把握したにもかかわらず、発表が10月になったのも信じられない対応です。
 安全性の根幹をなす、品質管理が全く出来ておらず、社会的な企業として、体をなしていないと言わざるを得ません。

 神戸製鋼は、今回の問題だけではなく、2006年には神戸、加古川製鉄所で、排出基準を超える窒素酸化物等を含む煤煙を排出しながら、測定データを改ざんしていた事実が明らかになりました。2011年10月~13年8月には、神戸製鋼の子会社である(株)神鋼環境ソリューションが、県まちづくり技術センターに提出する日報で、兵庫西流域下水道汚泥広域処理場の溶融炉運転管理で、窒素酸化物、硫黄酸化物、煤塵などの排ガス濃度データを改ざんし、データが要求水準値(契約値)を上回っていたことを隠蔽していたことが明らかになりました。昨年は、グループ会社の神鋼鋼線工業の子会社で、バネなどに使う鋼線の強度試験の値について、JIS規格を満たしたように改ざんしたことが発覚しました。
 今回の件を含め、神戸製鋼グループのデータ改ざんは、いくら問題になっても改まらず、極めて悪質です。

 県当局は、神戸製鋼に対して、現在、神戸製鋼が建設し、あるいは部品を納入し、稼働している全国の火力発電所において、データ改ざんされた可能性のある神戸製鋼が作ったアルミ、銅製品が使われていないのか、神戸製鋼に確認することが必要です。
 また県当局は、環境影響評価審査会の延期を決めましたが、提出されたデータをチェックし問題が無ければ、審査会を再開する予定です。しかし、再発防止策が取られ、企業風土が変わるまで、審査会は再開すべきではありません。
 神戸製鋼は、この期に徹底的に膿を出し、企業体質の改善を図っていただきたいと思います。

神戸製鋼石炭火力発電所増設 公聴会を傍聴2017-08-21 10:19

 昨日、神戸市で開催された石炭火力発電所の建設について、神戸市民の声を聞く公聴会を傍聴しました。

 公述人のほとんどの方が、反対や懸念を示しました。
 計画中の石炭火力発電所が全てできると、日本が計画している2050年までにCO2排出量を80%削減するという目標が極めて難しくなることや、日本だけではなく世界でも、神戸市のような市街地の近くで、大型の石炭火力発電所を設置したところはないなどの意見が出されました。

神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201708/0010480044.shtml

石炭火力発電所建設計画に意見を出してよりよいものにしませんか?2017-08-19 10:40

 神戸市で神戸製鋼が建設予定の石炭火力発電所は、地球温暖化が懸念される中、二酸化炭素を大量に排出し、基準には収まりますが、窒素酸化物、硫黄酸化物、浮遊粒子状物質、水銀なども排出します。

 二酸化窒素、二酸化硫黄の排出で最も影響を受けるのは、神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市、伊丹市、宝塚市です。水銀、マンガン、ニッケルなどの重金属は、尼崎市にも飛んでいくようです。

 最近は、石炭火力と比較して、CO2排出量が少なく、窒素酸化物や硫黄酸化物を大幅低減し、水銀などの重金属がほとんど出ない天然ガス発電が、注目を集めています。

 地球環境、地域環境をより良いものにするために、ひと言意見を書いて、より良い発電所になるよう働きかけてみませんか?
準備書に対する意見は8月24日(木)まで

神戸製鋼
http://www.kobelco.co.jp/assessment/kobe/index.html

未来を感じる県内調査 洋上風力発電、バイオディーゼルなど2017-08-04 09:42

 8月2日~3日に行った県内の調査2日目は、「あわじ竹林資源化プロジェクト」、「葉の花プロジェクト」、「洋上風力発電導入検討」などを見てきました。
 
 「あわじ竹林資源化プロジェクト」については、淡路島で放置竹林が増えていますが、竹は根が張らず増えすぎると土壌が崩れやすくなるなどの弊害もあるようです。そこで、竹を伐採し、チップ化して燃料にすると共に、パウダー状にし、資料や肥料として使用する事業がスタートしていました。南あわじ市にある杉本林業が担い県も支援を行っていますが、大きく広がることを期待しています。

 洲本市が行っている「菜の花プロジェクト」は、休耕田などに菜の花を植えてもらい、開花した後に種を採取し、それを搾油して市民に販売。使用後の廃食用油を、ごみステーションで回収し、それを精製しバイオディーゼル燃料として使用してします。現在は、市のマイクロバスや農業機械の燃料として使用しています。

 洋上風力発電は、洲本市で環境省の委託を受け、調査検討中です。発電出力は5MW×10~20基で、岩盤まで打ち込む着床式のものを検討中です。鳥との衝突を回避するよう設置場所の検討も行いながら、前に進めていただきたいと思います。

写真は洲本市バイオディーゼル燃料精製機前

神戸製鋼 石炭火力発電所建設 説明会開催 「脱石炭に転換を」2017-07-18 10:02

 神戸製鋼が、六甲アイランド近くの海岸部に石炭火力発電所を建設する計画を進めています。石炭火力発電所は発がん性物質でもあるPM2.5や水銀など、焼却炉のフィルターなどで除去しても、問題のある物質が一定量排出されるようです。
 CO2排出量もかなり多く、温暖化対策を進める先進国の中では脱石炭火力が進んでいます。
 日本では、排出量に応じた炭素税がないことから、CO2排出量の多い石炭が安く手に入ることが問題ですが、温暖化対策に消極的な今の政府に、その改善を求めるのは難しそうです。もちろん意見を伝えていくことは必要です。
 是非、皆さんも説明会に参加し、脱石炭を進めるよう意見を出しませんか。無料。申し込み不要。
7月19日(水)18時半~ 神戸市立灘区民ホール
7月22日(土)14時~  神戸芸術センター
7月25日(火)18時半~ 神戸市立東灘区民センター
7月27日(木)18時半~ 芦屋市民センター