兵庫県内市町 福井県内原発事故時の放射性物質最短到達時間 約7割必要!2014-12-25 20:19

兵庫県は、2013年5月に福井県の原発が福島原発事故と同等の事故を起こした時に、どれくらい放射性物質に汚染されるのか、放射性物質拡散予測を立てました。そして、神戸市、篠山市、豊岡市、丹波市における7日間の最大の被曝線量を公表しました。いずれの地域でも国際原子力機関IAEAの安定ヨウ素剤服用基準50mSvを超え、高浜原発が事故を起こした時の丹波市では167mSvを超えるという衝撃的な予測が出されました。
続けて兵庫県は、2014年4月に福井県内原発事故が起きた時の兵庫県内全市町における7日間の最大被曝線量を公表し、大飯原発事故では38市町、高浜原発事故では32市町がIAEAの基準を超える深刻な事態が想定されています。
併せて、県議会の私の質問に対し、知事は神戸市、篠山市で最短2時間で放射性物質が到達することを明らかにしました。ところが知事は他の自治体に放射性物質が到達する時間を公表する意思を持っていません。
そこで、私は市町の原子力防災対策に活かすため、今年10月から県内全市町に対し、福井県の原発事故時の放射性物質の最短到達時間が必要か?安定ヨウ素剤はどこが備蓄すべきか?貴自治体で独自に安定ヨウ素剤を備蓄する予定はあるか?という問いかけをするアンケート調査を実施しました。
その結果、26市町(67%)の自治体が、原子力防災対策等に活かすため、放射性物質の到達時間の公表が必要と回答しました。必要ないと回答したのは3市町(8%)、その他9市町(23%)でした。
安定ヨウ素剤を独自で備蓄するとしたのは、芦屋市、西脇市、丹波市、養父市の4市で、それとは別に篠山市は独自で安定ヨウ素剤を備蓄しています。
さて、井戸知事はどのように対応してくるのでしょうか?
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk39/kakusansimu2.html

朝日放送ニュース番組「CAST」スタジオ風景!2014-12-25 20:33

12月23日に2回目のゲスト出演しました。出演の依頼は、1週間ほど前だったのですが、番組の企画も面白く、それなりの映像が揃えられていました。放送局の中でも、最も丁寧に取材をしてきた局の強みです。

不透明な政務活動費の支出が表に出てきたのは、氷山の一角。制度を動かすために、これからも粘り強い取材と分かりやすい報道を期待しています。

余談ですが、私の一人置いて隣が元経産省職員の古賀茂明さん、その隣が里山資本主義著者の藻谷浩介さんというビッグなコメンテーターが出演していました。藻谷さんは前から知っているので挨拶を交わし、古賀さんとは初めてでしたが、私のパートが終了後、「頑張って下さい」と彼から進んで握手をしてくれました。感激しました。