知事告発文書問題に関する百条委員会調査について ― 2024-11-11 16:19
百条委員会として、告発文書の事実確認等を丁寧に調べてきました。その中で、パワハラ、贈答品について、事実が一定明らかになりました。
また公益通報者保護法に関する対応も、「告発者探索、不利益処分などは違法ではないか?」と、概ねの共通認識が出来ました。
その内容は、百条委員会でのやりとりでご確認下さい。
8月30日百条委員会 テーマ パワハラ 知事出席
https://www.youtube.com/watch?v=XfbmhrWWyEs&t=651s
9月5日午前 百条委員会 公益通報、贈答品 奥山上智大学教授 公益通報専門家 出席
https://www.youtube.com/watch?v=46Ge0ozlmjI&t=5869s
9月5日午後 百条委員会 公益通報、贈答品 藤原弁護士、原田部長
https://www.youtube.com/watch?v=8FIZMq1D-D4&t=7307s
9月6日午前 百条委員会 公益通報、贈答品 原田部長、片山元副知事 出席
https://www.youtube.com/watch?v=FWd5UzVD1vg&t=1032s
9月6日 午後 公益通報、贈答品 知事出席 公益通報者保護法改正を検討する政府審議会に参加している山口弁護士出席
https://www.youtube.com/watch?v=JoSnKfPZGAc&t=1964s
知事選挙での混乱について
中間報告書などを作成せずに、県議会として、不信任決議を行ったことから、百条委員会は出鱈目だ、百条委員会は、「嘘ばっかり」だというような事実と異なる発言を、社会が許容してしまう環境を作り上げる一因に、なってしまいました。
個人的には、百条委員会を最後までやり遂げた後に不信任案提出が好ましいと、他の議員にも働きかけましたが、会派間調整の場で、不信任案提出が決まり、「今は議会が纏まることが大事、仮に議会解散になっても、百条委員会を再設置するよう」意見を伝え、私も不信任案提出に賛成しました。
百条委員会において、公益通報者保護法に違反している可能性が高いことについて、共通認識が出来、パワハラ、贈答品などについても、一部事実が確認され、世論の大きな高まりもあり、不信任決議が1つの選択肢として、出てきました。
その前段で、情報収集するために行った県職員アンケートの結果も貼り付けておきます。兵庫県職員アンケートは、直接見聞きした、人づてに聞いたなど、様々な形があることから、それが直ちに事実ということではなく、それらの情報を参考にして、事実に辿り着けたらということで、行ったものです。実際に事実確認の調査では、アンケートが大変役立っています。
対象者約9700人 回答総数6725件、そのうち記名6.9%466人、証人尋問等協力する315人ということでした。
・8月23日公開分
「兵庫県職員アンケート調査」中間報告(PDF:2,145KB)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/060823_2.pdf
・ 10月11日公開分
「兵庫県職員アンケート調査」集計結果(全体)(PDF:91KB)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011.pdf
・「兵庫県職員アンケート調査」中間報告以降ネット回答分報告(PDF:2,070KB)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011_01.pdf
・「兵庫県職員アンケート調査」郵送回答分報告(PDF:1,197KB)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011_02.pdf
それらのアンケートも参考にしながら、百条委員会での調査があり、ある程度の内容が確認出来ました。つまり、告発文書の記載内容は、少なくとも一定の事実が存在し、公益通報として、取り扱うべきであったと考えられます。
また、県の県民局長への対応については、公益通報者保護法で禁止されている告発者探索、不利益処分などは、違法である可能性が高いという共通認識が出来ました。
皆さんも、一次資料を確認した上で、百条委員会における調査についてのご理解をいただければ幸いです。
また公益通報者保護法に関する対応も、「告発者探索、不利益処分などは違法ではないか?」と、概ねの共通認識が出来ました。
その内容は、百条委員会でのやりとりでご確認下さい。
8月30日百条委員会 テーマ パワハラ 知事出席
https://www.youtube.com/watch?v=XfbmhrWWyEs&t=651s
9月5日午前 百条委員会 公益通報、贈答品 奥山上智大学教授 公益通報専門家 出席
https://www.youtube.com/watch?v=46Ge0ozlmjI&t=5869s
9月5日午後 百条委員会 公益通報、贈答品 藤原弁護士、原田部長
https://www.youtube.com/watch?v=8FIZMq1D-D4&t=7307s
9月6日午前 百条委員会 公益通報、贈答品 原田部長、片山元副知事 出席
https://www.youtube.com/watch?v=FWd5UzVD1vg&t=1032s
9月6日 午後 公益通報、贈答品 知事出席 公益通報者保護法改正を検討する政府審議会に参加している山口弁護士出席
https://www.youtube.com/watch?v=JoSnKfPZGAc&t=1964s
知事選挙での混乱について
中間報告書などを作成せずに、県議会として、不信任決議を行ったことから、百条委員会は出鱈目だ、百条委員会は、「嘘ばっかり」だというような事実と異なる発言を、社会が許容してしまう環境を作り上げる一因に、なってしまいました。
個人的には、百条委員会を最後までやり遂げた後に不信任案提出が好ましいと、他の議員にも働きかけましたが、会派間調整の場で、不信任案提出が決まり、「今は議会が纏まることが大事、仮に議会解散になっても、百条委員会を再設置するよう」意見を伝え、私も不信任案提出に賛成しました。
百条委員会において、公益通報者保護法に違反している可能性が高いことについて、共通認識が出来、パワハラ、贈答品などについても、一部事実が確認され、世論の大きな高まりもあり、不信任決議が1つの選択肢として、出てきました。
その前段で、情報収集するために行った県職員アンケートの結果も貼り付けておきます。兵庫県職員アンケートは、直接見聞きした、人づてに聞いたなど、様々な形があることから、それが直ちに事実ということではなく、それらの情報を参考にして、事実に辿り着けたらということで、行ったものです。実際に事実確認の調査では、アンケートが大変役立っています。
対象者約9700人 回答総数6725件、そのうち記名6.9%466人、証人尋問等協力する315人ということでした。
・8月23日公開分
「兵庫県職員アンケート調査」中間報告(PDF:2,145KB)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/060823_2.pdf
・ 10月11日公開分
「兵庫県職員アンケート調査」集計結果(全体)(PDF:91KB)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011.pdf
・「兵庫県職員アンケート調査」中間報告以降ネット回答分報告(PDF:2,070KB)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011_01.pdf
・「兵庫県職員アンケート調査」郵送回答分報告(PDF:1,197KB)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011_02.pdf
それらのアンケートも参考にしながら、百条委員会での調査があり、ある程度の内容が確認出来ました。つまり、告発文書の記載内容は、少なくとも一定の事実が存在し、公益通報として、取り扱うべきであったと考えられます。
また、県の県民局長への対応については、公益通報者保護法で禁止されている告発者探索、不利益処分などは、違法である可能性が高いという共通認識が出来ました。
皆さんも、一次資料を確認した上で、百条委員会における調査についてのご理解をいただければ幸いです。
知事スキーウェア入手打診疑惑について ― 2024-11-02 15:45
丸尾が「スキーウェア疑惑を捏造した」というような投稿が、Xで散見されます。X上で最低限の説明はしてきましたが、纏まった説明はしておらず、知事選挙が始まり、その声が大きくなってきたことから、時系列で事実をお伝えしたいと思います。
結論 「丸尾がスキーウェアおねだり疑惑を捏造した」との発言は明らかに事実と異なります。
それでは、なぜおねだりがあったと思われているのか6点について説明致します。
1.疑惑の発端は「県職員アンケート」
私が4月26日に行った県職員アンケートにおける回答の中に、「はばたんペイ顔写真事件」や「知事スキーウェアたかり事件」などの記載がありました。スキーウェアの事例では、
「A高原視察のとき、スキーウェアを欲しいと言ってます。この件は(地元の)B氏が色々なところで話しています。
一度B氏に聞いて下さい。結局、プレゼントはしなかったですが、知事が欲しがったようです。」
5月にアンケート回答を貰い、私はBさんに電話連絡を入れました。そこで「知事からスキーウェアを貰えないか但馬の職員を通して話があったが、スキー連盟の公式スキーウェアであることから、購入して欲しいとお伝えしたら、その後、連絡がありませんでした。(要旨)」と回答がありました。
2.おねだりの疑惑を深めた「県議会一般質問でのやりとり」
6月9日県議会本会議において、ひょうご県民連合の北上哲仁議員がスキーウェア問題を質問。
・北上議員「物品供与について、一つ具体的な情報が私どもの会派に寄せられています。知事が今年2月に暖冬や小雪の影響を調査するために訪問した但馬地方のスキー場で知事に貸し出され着用していたスキーウェアについて、知事が、このウエアはいただけませんかと、現地の方にお願いをしたという情報が寄せられています。そういう発言をされたのかどうか明らかにしてください。」
・斎藤知事「ちょっと詳細な発言の趣旨というものは記憶していませんけれども、もし言ったとしても、これは私個人にいただけませんかという趣旨ではなくて、今のスポーツウェアのPRのために使わせていただいているようなことと同じように、公務の上で、例えば、本県にとって重要な産業であるスキー場のPRであったりとか、そういった公務上で使う際のウェアとして使わせていただくということがありなんじゃないかという趣旨で発言していると思いますので、何か私自身が物品の供与を強要したりとか、そういった個人としてもらうことを強要したりという事実はありません。ちょっと補足。強要したという事実はありませんし、現に私自身はそれをいただいてはおりませんので、事実としてもそのウェアをいただいてはいないということです。」
・北上議員「(一部略)結果として、無償での提供は断られたということで私どもも承っています。知事からのそうした話に困惑したということもお聞きしておるところでありますが、こうした類似の話は、告発文書の中で触れられていると認識するところです。」
3.観光協会とのやりとり
私が、X(旧ツイッター)で、県職員アンケートを紹介し、地名を書いてしまったことで、観光協会にクレームが入り始めたようです。そのため、観光協会は、「丸尾議員が書いたような内容はなかった。(要旨)」とHPなどで掲載しました。
私は、観光協会関係者と連絡を取り、「地名を書いたことは申し訳なかった」ことと、知事側からのスキーウェア入手打診の話を、地元の人から聞いていることを伝えました。併せて、今後地名は出さないことを約束し、観光協会の書き込みは全て消されることになりました。
観光協会は、組織として、何の関与もしていないと思われます。
4.8月23日百条委員会やりとり
報道の範囲でしか書き込みが出来ませんが、8月23日の百条委員会において、複数の議員から知事のスキーウェア入手打診の件が質問され、県職員は、(知事がスキー指導員だけが着られるウェアを欲しがったという疑惑について)「秘書広報室長から手に入るかどうか尋ねられ、スキーが得意な県幹部に問い合わせたことがある。」と証言しました。
それらの内容を報じた神戸新聞記事 一覧表に記載
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202408/0018040872.shtml
5.9月6日百条委員会やりとり
9月6日の百条委員会では、県職員の証言などを元に知事を尋問したところ、知事は、スキーウェア入手の打診を否定しました。
6.県職員アンケート回答 スキーウェアに関する記載
県議会で行った百条委員会実施県職員アンケートでも、多数のスキーウェアに関する記述あり。実名回答で、目撃等から実際に知っている人からの話もあり。
スキーウェアに関する回答
・●●●のスキーウェアのおねだりについては職員間伝いに聞いたことがある。
知事が但馬のスキー場の視察に訪れた際、スキーウェアを気に入ったため、●●●●●●●●●●●●●●●に指示して、入手しよ うとしたことは仄聞したことがあります。
・令和5年1月か2月に、知事が●●●●●●の雪不足の現地視察に訪れた際、●●●●●●が用意したスキーウェアについて、「持っ て帰れないか」とせがんだ。
・【人伝に聞いた内容】●●●●のスキー場視察にあたり、通常はパトロール隊員しか着用できないスキーウェアを欲しいとねだり、 断られたという話を聞いた。この件は●●●●●●の●●●に聴けば事実が確認できると思う。
・視察の際、スキーウェアを欲しがっていた。(B目撃等により実際に知っている人から聞いた)
・但馬地域のスキー場の知事視察時に同席していた関係者から、その際着用したスキーウェアを貰えるのか、と知事から言われたと聞いた。その関係者が自身で購入してくださいと断ったので、結果として知事はスキーウェアを受領していないそうです。(B)
・スキーウェアねだったが断られた。(B)
・文書問題以前から、管理職間で良く噂になっていた。特に●●●●のスキーウェアの一件は複数の管理職の方から聞いた。
・スキー関連の視察の際に、スキーウェアについて求めたが相手側から断られたこともあると聞いた。
・具体的に品物(海苔、巻き寿司,蟹など)をあげ、全部持って帰ったけれどどうするのかな?消費できないと思う、歴代知事は自分 は受け取らず同行者などに配っていたと同行した人から聞いた。欲しいと言って●●●●●の靴、自転車、スキーウェアももらっていたよと同行した人から聞いた
・スキー場視察の際に着用したウェアを無償で要求したという話を聞いた。
・視察時に貸与されたスキーウェアを欲しい欲しいとおねだりして、運営者が驚いたというもの。
・スポーツウェアの受領については聞いたことがある。
・スキーウェア、カニ、ゴルフセット
・報道されている、スキー場で「ウェアをもらえないか」と依頼したと言う話は、「『実際にあった』と関係者から聞いた」という話 を聞いた。
・高級自転車、スキーウェアー(おねだり)
・地方視察などの際、関係団体に対し、イベントで着用したスキーウェアを所望したが、自身で購入するようにお願いされた。
・贈答品ではないが、2023年2月15日の●●●●●●●●●●でのスキー滑走及び記者発表終了後、ある民宿でお風呂に入った。 (予定ではマリオットホテルのシャワーを借りる予定がおねだりか不明だがお風呂になった)そのあと、午後から同じく2月補正予算の発表のため帰庁した。なお、スキーウェアは断られた模様。(記名A目撃等により実際に知っている)
・別の協議の際に、当時の●●●●●●●●●●●●●が知事のスキーウェアをどこかからもらえないかという話をしていた。企業 と連携したスポーツ振興を図るという趣旨だと理解していた。
・受け取った話ではなく、欲しいとねだったけど断られた件ですが。●●●●●●でスキーウェアをねだった話です。
・公認ライセンス保持者でしか所有できないスキーウェア(断られた)(B)
・食べ物以外も播州織ジャケットを受け取ったこと、スキーウェアを要求して断られた(ロッジの方→所管課職員に証言)こと等(B)
・令和5年2月16日午前中、●●●●●●●●●●●●●●●において、スキー場視察ののち補正予算でスキー場の少雪対策を実施 することを公表した。その際、着用したスキーウェアをもらって帰りたいとスキー場関係者に依頼したが、公式競技用ウェアのた め断られた。すでに報道のあった●●●●●●●●での件の前年の冬の出来事。(B)
・2年程前になるが、●●●●への視察の際、現地でスキーウェアを所望したと聞いた。(B)
・スキー場視察の際に、知事が連盟役員の着ていたウェアを気に入って入手するよう指示があったが、そのウェアは検定有資格者が 連盟登録の際に自費購入する特別なウェアであったため、指示を受けた者も無理を承知で連盟役員に打診したが、予想どおり無理 だったため、結局は知事の手元に渡ることはなかった。という話を、スキー関係者から聞いた。(B)
・現場に居合わせた人から聞いた。(スキーウェア)(B)
・告発後に表面化したスキーウェアも、贈答には至らなかったが視察現場で斎藤知事が所望したと関係者から聞いている。
・以前●●議員が県会で質問されたスキーウェアの話を、質問以前に知り合いから聞いた。
結論
読んでいただいた分かると思いますが、「丸尾がおねだり疑惑を捏造した」という発言は完全な間違いです。
実際に、知事がおねだりしたかについては、
知事は本会議で曖昧な答弁をし、百条委員会で否定しましたが、証言が揺れています。
他の問題に関する知事の証言でも、職員の証言とずれる場合も少なからずあり、正確な証言をしているのか、記憶が曖昧なのか等、わからない部分があります。
地元の人の証言があり、極めて具体的な内容を含む県職員アンケートが30通近く出され、百条委員会においても県職員が関与の証言しており、疑惑は現在も存在しており、今後も調査を継続していきます。
参考
6月9日テレビ報道
この県議会での質問を受け、あるテレビ局が、「今年2月に斎藤知事が養父市のスキー場を視察に訪れた際、スキーウェアをおねだりしたというのです」と報道。
それを受け、養父市の観光協会は「今般、齋藤知事による養父市スキー場視察に関する情報がネットニュースにより拡散されております。そのため当協会におきまして関係者に事実確認を行いましたが、記事に書かれておりますスキーウェアに関する内容、またそのようなニュアンスに取れるものを含め、ご発言を受けたという事実は確認されませんでしたことをご報告させていただきます。」とネット上で表明。
私は、この報道を受け、すぐに当該テレビ局記者に「養父市のスキー場の話ではない。」と伝え、その後、報道は削除された。
結論 「丸尾がスキーウェアおねだり疑惑を捏造した」との発言は明らかに事実と異なります。
それでは、なぜおねだりがあったと思われているのか6点について説明致します。
1.疑惑の発端は「県職員アンケート」
私が4月26日に行った県職員アンケートにおける回答の中に、「はばたんペイ顔写真事件」や「知事スキーウェアたかり事件」などの記載がありました。スキーウェアの事例では、
「A高原視察のとき、スキーウェアを欲しいと言ってます。この件は(地元の)B氏が色々なところで話しています。
一度B氏に聞いて下さい。結局、プレゼントはしなかったですが、知事が欲しがったようです。」
5月にアンケート回答を貰い、私はBさんに電話連絡を入れました。そこで「知事からスキーウェアを貰えないか但馬の職員を通して話があったが、スキー連盟の公式スキーウェアであることから、購入して欲しいとお伝えしたら、その後、連絡がありませんでした。(要旨)」と回答がありました。
2.おねだりの疑惑を深めた「県議会一般質問でのやりとり」
6月9日県議会本会議において、ひょうご県民連合の北上哲仁議員がスキーウェア問題を質問。
・北上議員「物品供与について、一つ具体的な情報が私どもの会派に寄せられています。知事が今年2月に暖冬や小雪の影響を調査するために訪問した但馬地方のスキー場で知事に貸し出され着用していたスキーウェアについて、知事が、このウエアはいただけませんかと、現地の方にお願いをしたという情報が寄せられています。そういう発言をされたのかどうか明らかにしてください。」
・斎藤知事「ちょっと詳細な発言の趣旨というものは記憶していませんけれども、もし言ったとしても、これは私個人にいただけませんかという趣旨ではなくて、今のスポーツウェアのPRのために使わせていただいているようなことと同じように、公務の上で、例えば、本県にとって重要な産業であるスキー場のPRであったりとか、そういった公務上で使う際のウェアとして使わせていただくということがありなんじゃないかという趣旨で発言していると思いますので、何か私自身が物品の供与を強要したりとか、そういった個人としてもらうことを強要したりという事実はありません。ちょっと補足。強要したという事実はありませんし、現に私自身はそれをいただいてはおりませんので、事実としてもそのウェアをいただいてはいないということです。」
・北上議員「(一部略)結果として、無償での提供は断られたということで私どもも承っています。知事からのそうした話に困惑したということもお聞きしておるところでありますが、こうした類似の話は、告発文書の中で触れられていると認識するところです。」
3.観光協会とのやりとり
私が、X(旧ツイッター)で、県職員アンケートを紹介し、地名を書いてしまったことで、観光協会にクレームが入り始めたようです。そのため、観光協会は、「丸尾議員が書いたような内容はなかった。(要旨)」とHPなどで掲載しました。
私は、観光協会関係者と連絡を取り、「地名を書いたことは申し訳なかった」ことと、知事側からのスキーウェア入手打診の話を、地元の人から聞いていることを伝えました。併せて、今後地名は出さないことを約束し、観光協会の書き込みは全て消されることになりました。
観光協会は、組織として、何の関与もしていないと思われます。
4.8月23日百条委員会やりとり
報道の範囲でしか書き込みが出来ませんが、8月23日の百条委員会において、複数の議員から知事のスキーウェア入手打診の件が質問され、県職員は、(知事がスキー指導員だけが着られるウェアを欲しがったという疑惑について)「秘書広報室長から手に入るかどうか尋ねられ、スキーが得意な県幹部に問い合わせたことがある。」と証言しました。
それらの内容を報じた神戸新聞記事 一覧表に記載
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202408/0018040872.shtml
5.9月6日百条委員会やりとり
9月6日の百条委員会では、県職員の証言などを元に知事を尋問したところ、知事は、スキーウェア入手の打診を否定しました。
6.県職員アンケート回答 スキーウェアに関する記載
県議会で行った百条委員会実施県職員アンケートでも、多数のスキーウェアに関する記述あり。実名回答で、目撃等から実際に知っている人からの話もあり。
スキーウェアに関する回答
・●●●のスキーウェアのおねだりについては職員間伝いに聞いたことがある。
知事が但馬のスキー場の視察に訪れた際、スキーウェアを気に入ったため、●●●●●●●●●●●●●●●に指示して、入手しよ うとしたことは仄聞したことがあります。
・令和5年1月か2月に、知事が●●●●●●の雪不足の現地視察に訪れた際、●●●●●●が用意したスキーウェアについて、「持っ て帰れないか」とせがんだ。
・【人伝に聞いた内容】●●●●のスキー場視察にあたり、通常はパトロール隊員しか着用できないスキーウェアを欲しいとねだり、 断られたという話を聞いた。この件は●●●●●●の●●●に聴けば事実が確認できると思う。
・視察の際、スキーウェアを欲しがっていた。(B目撃等により実際に知っている人から聞いた)
・但馬地域のスキー場の知事視察時に同席していた関係者から、その際着用したスキーウェアを貰えるのか、と知事から言われたと聞いた。その関係者が自身で購入してくださいと断ったので、結果として知事はスキーウェアを受領していないそうです。(B)
・スキーウェアねだったが断られた。(B)
・文書問題以前から、管理職間で良く噂になっていた。特に●●●●のスキーウェアの一件は複数の管理職の方から聞いた。
・スキー関連の視察の際に、スキーウェアについて求めたが相手側から断られたこともあると聞いた。
・具体的に品物(海苔、巻き寿司,蟹など)をあげ、全部持って帰ったけれどどうするのかな?消費できないと思う、歴代知事は自分 は受け取らず同行者などに配っていたと同行した人から聞いた。欲しいと言って●●●●●の靴、自転車、スキーウェアももらっていたよと同行した人から聞いた
・スキー場視察の際に着用したウェアを無償で要求したという話を聞いた。
・視察時に貸与されたスキーウェアを欲しい欲しいとおねだりして、運営者が驚いたというもの。
・スポーツウェアの受領については聞いたことがある。
・スキーウェア、カニ、ゴルフセット
・報道されている、スキー場で「ウェアをもらえないか」と依頼したと言う話は、「『実際にあった』と関係者から聞いた」という話 を聞いた。
・高級自転車、スキーウェアー(おねだり)
・地方視察などの際、関係団体に対し、イベントで着用したスキーウェアを所望したが、自身で購入するようにお願いされた。
・贈答品ではないが、2023年2月15日の●●●●●●●●●●でのスキー滑走及び記者発表終了後、ある民宿でお風呂に入った。 (予定ではマリオットホテルのシャワーを借りる予定がおねだりか不明だがお風呂になった)そのあと、午後から同じく2月補正予算の発表のため帰庁した。なお、スキーウェアは断られた模様。(記名A目撃等により実際に知っている)
・別の協議の際に、当時の●●●●●●●●●●●●●が知事のスキーウェアをどこかからもらえないかという話をしていた。企業 と連携したスポーツ振興を図るという趣旨だと理解していた。
・受け取った話ではなく、欲しいとねだったけど断られた件ですが。●●●●●●でスキーウェアをねだった話です。
・公認ライセンス保持者でしか所有できないスキーウェア(断られた)(B)
・食べ物以外も播州織ジャケットを受け取ったこと、スキーウェアを要求して断られた(ロッジの方→所管課職員に証言)こと等(B)
・令和5年2月16日午前中、●●●●●●●●●●●●●●●において、スキー場視察ののち補正予算でスキー場の少雪対策を実施 することを公表した。その際、着用したスキーウェアをもらって帰りたいとスキー場関係者に依頼したが、公式競技用ウェアのた め断られた。すでに報道のあった●●●●●●●●での件の前年の冬の出来事。(B)
・2年程前になるが、●●●●への視察の際、現地でスキーウェアを所望したと聞いた。(B)
・スキー場視察の際に、知事が連盟役員の着ていたウェアを気に入って入手するよう指示があったが、そのウェアは検定有資格者が 連盟登録の際に自費購入する特別なウェアであったため、指示を受けた者も無理を承知で連盟役員に打診したが、予想どおり無理 だったため、結局は知事の手元に渡ることはなかった。という話を、スキー関係者から聞いた。(B)
・現場に居合わせた人から聞いた。(スキーウェア)(B)
・告発後に表面化したスキーウェアも、贈答には至らなかったが視察現場で斎藤知事が所望したと関係者から聞いている。
・以前●●議員が県会で質問されたスキーウェアの話を、質問以前に知り合いから聞いた。
結論
読んでいただいた分かると思いますが、「丸尾がおねだり疑惑を捏造した」という発言は完全な間違いです。
実際に、知事がおねだりしたかについては、
知事は本会議で曖昧な答弁をし、百条委員会で否定しましたが、証言が揺れています。
他の問題に関する知事の証言でも、職員の証言とずれる場合も少なからずあり、正確な証言をしているのか、記憶が曖昧なのか等、わからない部分があります。
地元の人の証言があり、極めて具体的な内容を含む県職員アンケートが30通近く出され、百条委員会においても県職員が関与の証言しており、疑惑は現在も存在しており、今後も調査を継続していきます。
参考
6月9日テレビ報道
この県議会での質問を受け、あるテレビ局が、「今年2月に斎藤知事が養父市のスキー場を視察に訪れた際、スキーウェアをおねだりしたというのです」と報道。
それを受け、養父市の観光協会は「今般、齋藤知事による養父市スキー場視察に関する情報がネットニュースにより拡散されております。そのため当協会におきまして関係者に事実確認を行いましたが、記事に書かれておりますスキーウェアに関する内容、またそのようなニュアンスに取れるものを含め、ご発言を受けたという事実は確認されませんでしたことをご報告させていただきます。」とネット上で表明。
私は、この報道を受け、すぐに当該テレビ局記者に「養父市のスキー場の話ではない。」と伝え、その後、報道は削除された。
2024年6月13日 兵庫県議会本会議 百条委員会設置動議 丸尾賛成討論 YouTube版 ― 2024-06-14 19:56
2024年6月13日 兵庫県議会本会議 百条委員会設置動議 丸尾賛成討論 YouTube版
https://youtu.be/fNdG7FtccoA?si=R6IqX8YlH6mYZW_L @YouTubeより
https://youtu.be/fNdG7FtccoA?si=R6IqX8YlH6mYZW_L @YouTubeより
昨日で9月決算議会が終了! ― 2023-10-24 08:39
私の質問に対して、予算編成過程の公開は前向きな答弁。包括外部監査自治体措置評価、行政委員会委員報酬の月額から日額への見直しは、合格点の答弁。学生への教育費等の支援については、大学無償化を半額にして、半分を奨学金などに充てるよう求めたが、大きな反応はなし。県立大学無償化に批判的が少なからず出ているので、少額の追加措置をする可能性はあり。対象企業が少ない奨学金返済支援制度の拡充は、少し前進。教員不足は、不十分だが少し前に取組みが進んだ。最上階の教室の断熱化は、ゼロ回答。学校のLED化も進まず。温暖化対策やる気感じられず。小中学校の検診時の下着着用について、プライバシーには十分配慮するが、対応が変わるのかは疑問。若者の総合相談窓口は、取り組み修正で前進。ワクチン後遺症の救済措置等の支援は、国への要望に止める。お手盛りの選挙公費助成額の見直しは、ゼロ回答。全くやる気なし。エネルギー消費量が増大しかねない水素推進は、効率を考え、推進するものとしないものとの線引きをすべきと提案しているが、反応なし。有機フッ素化合物は、積極的な答弁なし。オンラインカジノの摘発と違法性の啓発は、前向き答弁。有機農業の推進、再エネ電力導入拡大は、合格点の前向き答弁。放射線育種米の研究開発は、品種改良も含め幅広く検討。地域整備事業は、事業ごとに収支を出すなどの見直し。ひょうご埠頭の利益剰余金は、監査意見に沿う形で見直し。
全く進まないものが少なからずある一方で、質疑で見直しを表明したものもあり、意外と進んだ感あり。私の考える持続可能な社会とは、大きく異なりますが。
引き続き、皆さんのご意見もいただきながら、しっかり調査、提案していきます。
全く進まないものが少なからずある一方で、質疑で見直しを表明したものもあり、意外と進んだ感あり。私の考える持続可能な社会とは、大きく異なりますが。
引き続き、皆さんのご意見もいただきながら、しっかり調査、提案していきます。
本日10日県議会決算委員会質疑 ― 2023-10-10 21:03
県当局に、県独自の奨学金返済支援制度の充実を求めると共に、警察に、オンラインカジノ摘発と、オンラインカジノで賭け金を賭けることは賭博罪にあたることを、しっかり周知するよう求めました。
写真は、決算委員会初日の質疑。
写真は、決算委員会初日の質疑。
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