政活費 野々村元県議クラスの自民・維新議員の不正行為発覚!2015-08-01 22:41

 1件目は神戸市議会の自民党神戸と大野一議員。自民党神戸は、2010~14年度に政務活動費から計約1120万円を支出し、業者に委託しアンケート調査を実施しました。しかし7月29日に業者側と、自民党神戸の委託窓口であった大野一市議が、いずれもアンケート調査を実施しておらず、調査が架空であったことを認めたとのこと。2011~12年度に支出した273万円分のアンケート調査についても、委託先とされた別の業者などが調査の実施を否定しており、改めて報告がされる予定です。1400万円は既に返金済み。余りにも返金が早かったのも不自然でした。
 大野一議員の行為は詐欺行為であり、自民党神戸の議員も公文書偽造の罪に問われる可能性があります。神戸市議会は、大野議員、自民党神戸の会派代表者、会計責任者、業者などから丁寧に聞きとりをし、お金の流れや犯罪行為の全容解明を急ぐべきです。
 2件目は、大阪市議の「大阪維新の会」の伊藤良夏議員。2012年4月~2014年2月まで高級車レクサスのカーリース料を支払っていたと報告していましたが、実際はローン代を支払っていたとのこと。伊藤議員は約80万円を返還しましたが、その返還理由は「購入手続きを担当した母親がリース契約と誤って認識して報告したため、私自身も誤認していた」とのこと。
 余りにも不自然な説明です。もしも100歩譲ったとしても、車を購入すると年に1回自動車税の請求書が届くので、そこでリースかローンか気付くはずです。(リースの場合は、自動車税等はリース料に含まれています)
 責任を逃れるために、虚偽の説明をしている可能性が高く極めて悪質です。これも詐欺容疑、公文書偽造で立件すべき事例です。維新の党の対応も注目されます。
 私が理解できないのは、昨年度、兵庫県議会であれだけの問題になりながら、なぜその間に問題を正さず、不正行為を続けていたのかということです。
 神戸市議会、大阪市議会は、2人を詐欺容疑などで刑事告発すると共に政務活動費の会計帳簿、領収書、委託調査の成果物等をインターネット上で公開し、再発防止に努める必要があります。
神戸市議会 大野一議員 http://www.h-ohno.jp/
大阪市議会 伊藤良夏議員
http://ameblo.jp/itoyoshika/entry-12055222461.html