野々村元県議 詐欺等の容疑で在宅起訴2015-08-18 19:04

 野々村元県議は、カラ出張、虚偽の切手大量購入、クレジットカード明細偽造などの詐欺行為を働き政務活動費を不正使用していたことが発覚し、それまで使用した政務活動費を利子と共に全額返還し、議員を辞職し、併せて、県議会や市民オンブズマンから、詐欺容疑などで刑事告発を受けました。
 しかし、今まで政治家が公費の不正使用などを行ってもお金を返還すれば刑事責任を問われることはありませんでした。それが、同様の不正が後を絶たない要因のひとつになっていました。
ところが、今回、検察が大きな一歩を踏み出しました。神戸地検は、本日付で、野々村元県議を、詐欺、虚偽有印公文書作成、同行使の容疑で在宅起訴したのです。
今後、兵庫県議会だけではなく、神戸市議会や大阪市議会などの政務活動費の不正使用についても、刑事責任が問われる可能性が出てきました。
 再発防止のため大事なことは、これで議会改革の手を緩めるのではなく、各地方議会において、政務活動費の会計帳簿や領収書のネット上での公開などを進め、それらの支出を常に住民の監視下に置くことと共に、住民が議員の仕事ぶりに関心を持ち続けることです。
 今日、21時からのサンテレビのニュース番組「PORT」で私のコメントも流されるかもしれません。