武藤貴也議員に課せられる正義の要請2015-08-20 14:08

「だって戦争に行きたくないじゃんという自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義。」と安保法案に反対する学生グループSEALDsを批判した武藤貴也議員が、週刊文春で「議員枠未公開株で4100万円集金」とのタイトルの記事で、不透明なお金の流れ等について次のような疑問点が指摘されています。

 武藤議員が、証券会社の国会議員枠の株売買に疑問を持っていたにも関わらず株の売買をしようとしたこと。株売買のための出資者23人から4104万円を集め武藤議員の秘書の口座に振り込ませたこと。そのうち約800万円を秘書が別の借金返済にあて約700万円が返済されていないこと。株の売買のLINEでのやりとりをしたのが衆議院外務委員会中だったこと。知人とビジネスパートナーに累計1億円を貸し付けており、返済ができないのは、それが原因であること。

その記事に対し、武藤議員は、FBで「記事は極めて恣意的に書かれており非常に心外。」と述べると共に、「初当選直後A氏の投資話に乗り、資金を預けたのが今回の問題の始まり。A氏は利回りの一部を支払っただけで、逃げて連絡もつかなくなった。A氏の詐欺としか思えない言い訳をご覧になっているはずなのに、今回の一方的な記事内容に大変驚いている。」と反論しています。

  しかし、週刊文春から出された疑問点には、ほとんど回答しておらず、自民党会派から離党することだけがマスコミ等で大きく取り上げられています。

 今、政治家である武藤議員に課せられた課題は、一方的な週刊文春の記事に対し、丁寧に事実関係を説明し反論していくことです。そもそも政治家は、その立場に関係した金銭問題が浮上した以上、きちんと説明する義務があるのではないでしょうか。

 それをしなければ、自民党を離党したことを含め、武藤議員が100%悪かったという印象を社会全体に与えてしまいます。今、きちんと国民に説明することでしか、崖っぷちに立たされた政治生命を守る術は無いように思います。

武藤議員FB
https://www.facebook.com/takaya.mutou.7
週刊文春記事
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5352