県監査委員は議員選出を減らし 収用委員会は県議OBを外せ!2017-06-09 19:25

本日、知事から監査委員に県議2人(自民1、民進党系会派1)を選任同意する議案が提出され、「監査機能を向上させるために議員の監査委員を2人から1人(法律上1人は必要)に減らすよう求め」私と樫野議員だけが反対しました。

自民、公明、民進党系会派、維新、共産党は賛成しました。会派同士が慣れあっている典型的な事例です。ちなみに議会選出監査委員の報酬額は月9万9千円です。

公共事業などの時に土地を強制収容する時などに審査をする県収用委員会委員に、自民党会派県議OBを選任同意する議案も提出され、議会の中で私だけが反対しました。これも会派同士が慣れあっている事例です。

収用委員会委員に議員OBを採用しているのは、兵庫県を含め全国で4県のみ。他都道府県は、議員OBを排除する理由を、公正中立を保つため、選定理念に合致しないため、専門性を優先させるためとしています。極めて合理的な理由です。

知事の議会懐柔策なのでしょうが、こういうことをしているので、収用委員会委員報酬の見直しが進みません。全国では、高額な月額報酬から月額+日額もしくは日額化への見直しが進んでいます。収用委員会委員の報酬は月約26万円です。

尼崎市議会 議員通信簿と尼崎市議選 結果表2017-06-10 17:16

ベスト7
                前回 今回  差
1位 須田 和(緑のかけはし)2308 3650 +1342  当選
2位 川崎敏美(共産党)   2141 2387 +246  当選
3位 真崎一子(共産党)   2850 3349 +499  当選
5位 徳田稔(共産党)    2088 2648 +560  当選
6位 松澤千鶴(共産党)   2874 2715 -159  当選
6位 酒井 一(緑のかけはし)2297 2315 +18   当選  

ワースト7
1位 寺本初己(新政会)    2914 1820 -1094  落選
2位 高岡一郎(新政会)   2816 1770 -1046  落選
3位 上村富昭(新政会)   3006  1422 -1584  落選
4位 寺坂美一(新政会)   2537  1888 -649   落選
5位 津田加寿男(新政会)  2353  1891 -462 落選
6位 上松圭三(新政会)   2581  2262 -319   当選
6位 長崎寛親(維新の会)  2543  1641 -902   落選

兵庫県版森友学園か?まともな説明をしない兵庫県2017-06-12 18:07

 今年3月の兵庫県議会に、兵庫県が兵庫県姫路港の港湾用地(約2万㎡)を民間に売却する議案が提案されました。売却相手は、現職県議が代表取締役をしている会社。
 いつもと同様の評価基準で、土地の売却先の企業を選定していればいいのですが、今回の基準の評価の仕方は、前回と若干変わったようです。その内容を県当局の担当者に聞いたのですが、担当者は「言えない」の一点張り。大きな項目の評価点は公表されていますが、それでは不十分です。そのため、止むを得ず私は、土地の売却議案に反対しました。
 そこで、私は審査資料などを情報公開請求したのですが、添付の写真にある通り、審査項目、配点基準、応募内容、得点などは真っ黒。
 これで、審査が妥当であったかどうか議会として、評価、判断することはできません。
情報公開の異議申し立てをしようかと考えています。

 知事選の準備をしている井戸知事は、兵庫県の閉鎖的な体質をどう考えているのでしょうか?

共謀罪と加計学園と政府のおごり2017-06-16 09:34

 改正組織犯罪処罰法が成立しました。新聞報道によると他の重要法案より審議時間がかなり短く、曖昧な答弁も多く、十分議論が尽くされたものとは思えません。

 加計学園の問題についても、「総理の意向」と記された文書が存在していたかどうか、やっとその一部の確認が終わりました。よくここまでシラを切り続けたなと、呆れてしまいます。

 共謀罪の採決に合わせ文書の調査結果を公表することで、マスコミの焦点を合わせないようにし、会期末に公表し、追及の手から逃れようという意図が透けて見えます。

 この政府には、支持率低下というお灸を据えなければ、いつまで経ってもおごり高ぶる姿勢が変わらないように思います。

萩生田官房長官関与を否定する新たなシナリオ作り2017-06-17 11:53

文科省から出てきた「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」と書かれた文書を菅官房長官などが「怪文書」などと言い放ちました。
文科省内で調査確認すると、それらの文章の多くが存在していたことを政府は認めました。
しかし、文科省は以下の文章の公表を控えています。
・義家副大臣レク概要(獣医学部新設)「萩生田副長官に聞いてみる」
・義家副大臣ご感触「萩生田内閣官房副長官にも話しをしたが、あまり反応がなかった」
・10/4義家副大臣レク概要「萩生田副長官のところに『ちゃんと調整してくれ』と言いにくい」
いずれの文章も萩生田副長官が関わっているものですが、これらの文書類が存在していることを考えると萩生田副長官が、今回の問題に深く関わっていることは間違いないのでしょう。萩生田副長官は、加計学園が関係する大学の客員教授を務めていたこともあり、利害関係者と見なすこともできます。

萩生田副長官が、加計学園が選定されるように「修正指示した」メールの存在を、政府は認めました。しかし、「職員が確認しないままに書いた」と政府関係者は、その内容は間違っていると主張しています。

公務員は責任感が強く、事実関係を確認しないままメールなどを出すこと考えられません。もしも推測であれば、推測と書くでしょう。
私には、今回の事例も、極めて幼稚なシナリオ作りだと思わざるを得ません。

ここで、この問題を幕引きさせず、真相解明をして行くことが必要です。但し、安倍首相を含め政府関係者については、文科省資料を「怪文書」だと虚偽の説明をし、内容を公にしようとしなかった前科があり、彼らに真相解明をさせることは不可能です。

第3者による調査機関を立ち上ると共に、国会においては、前川元文科相事務次官、萩生田官房副長官、メモを書いた文科省職員など証人喚問もしくは国会招致をし、真相究明をして行く必要があります。

日本は「経済は1流、政治は3流」と、過去に言われていましたが、今の政治は、3流どころか、失格に近い状況になっているのではないでしょうか。そしてそれを支えているのが、多くの無関心層であることは間違いありません。