県議会で報告 「特定外来生物『ヒアリ』にご注意」2017-06-19 19:49

今日の兵庫県議会農政環境常任委員会で報告されました。
5月26日尼崎市において、コンテナから積荷を取り出す際に、南米に生息し、強い毒を持つ「ヒアリ」が、国内で初めて発見されました。
6月16日神戸市ポートアイランドのコンテナヤードで、舗装面の亀裂にヒアリが生息していることが確認されました。集中的な殺虫剤による緊急防除で、その場所のヒアリは全滅したようです。その近くでは、今のところ生息は確認されておらず、環境省の調査において、尼崎市でも、生息は確認できていないようです。
但し、環境省によると、「世界では北米や中国、フィリピン、台湾等にも外来生物として侵入・定着しており、世界各地で大きな問題となっています。」と伝えており、近い将来、侵入・定着する可能性は低くないのではないでしょうか。

ヒアリは、赤茶色の小型のありで、腹部は黒っぽい赤色。体長は2.5mmから6mm。土でアリ塚を作って住みます。
刺されると火傷のような激しい痛みが生じ、毒性が強く、アレルギー症状により死に至ることもあるようです。

神戸市からは以下のような呼びかけがあります。
〇もし、「ヒアリ」を見つけたら?
「ヒアリ」は強い毒性を持つため、生きた個体を素手で触らないで下さい。なお、個体については、市販のアリ用殺虫剤で駆除が可能です。
〇もし、「ヒアリ」に刺されたら?
・刺された直後は20~30分程度は安静にして、体調に変化がないか注意して下さい。
・容態が急変した時は、救急車を要請するなど、すぐに医療機関を受診して下さい。

環境省HP
http://www.env.go.jp/press/104185.html