兵庫県議会 政務活動費返還率34.8% 過去最高2017-07-04 10:27

〇政務活動費を有効に使わせるために
・県民に議員活動を評価できる情報の提供が必要 
・政務活動費支出の議員通信簿作成も有効

 2016年度の県議会の政務活動費の収支報告書が公開されました。それによると、2016年度分の政活費の返還率は、34.8%で前年度を1%上回り過去最高になりました。年度後半は選挙直前であり、政活費が使いにくかった、使う間がなかったということも言えるでしょう。
 とは言いながら効率的に政活費が使われ始めたのは、よい傾向です。但し、87人中8人(自民6人、ひょうご県民連合2人)の議員が、個人分の政活費を全額使い切っていることには、少し疑問も残ります。過去から山ほどの政活費の支出を見てきましたが、政活費を効果的に使っている事例をあまり見たことがありません。
 一方で、会派分は使いながら、議員分は100%返還している議員も4人(自民1人、維新3人)いますが、これで県当局に対抗して十分な調査が出来ているのか、疑問もあります。
 どちらにしても、1件ごとの政活費の支出内容が有効な使い方だったのかどうか評価していく必要性を感じています。併せて、議員の発言回数・内容、提案回数・内容などを議会白書としてまとめ、県民が議員活動を評価できるように情報提供する必要性を感じています。

 ちなみに私への政務活動費の交付額は年540万円で、支出は、会派分(年12万円)は使わず、議員分約81万円を使いました。返還額は約459万円。返還率は約85%です。学校・保育所給食異物混入調査、兵庫県内への福島県避難者住宅状況調査などの調査研究費、学習会参加などの研修費、全国の地方新聞掲載の機関紙などの購入などに使っています。
 広報紙代も一部支出していましたが、昨年度は尼崎市議選前であったことなどから、全額自費で支出しました。そのため、資金が足りず発行部数が約40%減少しました。

皆さんも2016年度兵庫県議会政務活動費の支出状況をご覧ください。

県議会HP
http://www.hyogokengikai.jp/account/report_H28.html

兵庫県議資産公開 平均所得1375万円 13議員が補充報告2017-07-04 11:11

資産公開制度は、不正蓄財を防止するための制度です。
私の所得金額は1214万円。議員報酬1199万円の他に太陽光発電収入、講演会収入がありました。資産の補充報告では、44万円の預貯金増になっています。次期選挙のための積立です。
生活費は、月23万円+ボーナス時27万円。別に所得税、市県民税、国民年金・基金、国保料等を支出しています。
その他は、活動経費で主にほうれん草通信の作成費、ポスティング代、政務活動費で支出できない事務費、調査費などに使っています。
13議員だけが補充報告をしているのも疑問です。皆さん、積み立てもせずに、次の選挙に臨まれるのでしょうか?正確に報告してこそ、資産公開制度の意味があります。

参考までに、尼崎市議会の資産公開制度は、緑のかけはし(無所属、緑の党、新社会)、公明党、共産党、社民党は公開し、自民党系新政会、維新の会、民進党は公開していません。

自民党 地方議員厚生年金加入法案まとめる まずはお手盛り手当を廃止せよ2017-07-06 10:45

 2011年に地方議員年金が廃止されましたが、地方議会から厚生年金加入を求める意見書が次々と出されたことも受け、自民党が作業部会で法案を作成しました。

 都道府県や政令市、中核市などの議員は、月60~90万円程度の高額な議員報酬を貰っていることから、国民年金基金など独自に加入することで十分ではないでしょうか。
 地方部の議員については、月額20~30万円など十分な議員報酬が出ていないところもありますが、兼業している議員も多く、本当に必要なのかどうかは、丁寧な検証と議論が必要です。
 
 一方で、神戸市議会のように月額93万円の議員報酬を受け取りながら、さらに市議会の会議に出席するごとに、3千円~5千円の費用弁償(会議出席のための交通費など)が支給されるなど、各地でお手盛り制度が継続しています。
 神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市で構成される阪神水道企業団(阪水)にも議会が設置され、各市の議員が阪水議員に選ばれ、議会が開催されていますが、年に数回の出席で、年62.4万円(月5.2万円)の報酬を受け取っています。さらに会議出席ごとに、1日5千円の費用弁償が支給されます。お手盛りだらけの議会です。

 兵庫県議会では実費になりましたが、実費よりもかなり高い宿泊費などが定額で支給され、豪華な晩ご飯を事実上公費で食べている議会も少なからずあります。
 
 厚生年金加入の議論を始める前に、これらお手盛り手当等を一掃すべきです。

神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/core/201707/0010345345.shtml

九州豪雨 安否不明者の早期の確認と防災対策と温室効果ガスの削減を2017-07-06 21:23

 九州豪雨での被災をされた方に心からお見舞い申し上げます。安否不明の方は一刻も早い確認と、被災されている場合は、早期の救出を望みます。
 併せて、最近の豪雨は、気候変動による可能性が高く、これ以上の気候変動を起こさないため、政府はCO2など温室効果ガスを本気で削減すべきです。

加計学園問題 政府は「猿芝居」の幕を下ろすべき!2017-07-12 12:49

 文科省から内部文書が公表され、既にその資料は内部文書として認められており、その内容からしても、全体に加計学園ありきで、政府内作業が進められていたのは明らかです。菅官房長官は、それを理解しているからこそ「怪文書」とレッテルを貼り、解明作業を阻んで来ました。

 萩生田官房副長官も、「ご発言概要」に関し、3カ所の記述は発言していないと言っていますが、逆に概ねの発言を認めているということでもあります。

 政府・自民党はこれ以上の猿芝居をやめ、野党も「証人喚問要求」だけでは無く、丁寧に文科省等文章のどの部分が事実で、どの部分に誤解や誤りがあるのか、丁寧に検証すべきです。それと国家戦略特区諮問会議に配布された資料、議事録などを、照らし合わせると、全体像が浮かび上がって来るのではないでしょうか。

 公明党が真相解明にブレーキになっていることも、はっきりさせる必要があります。公明党が「もっとしっかり調査が必要」「加計ありきの事実関係は概ね明らかになっている」と言えば、もう少し自民党の態度も変わっていた可能性が大です。公明党にも説明できない背景があるのでしょうか。
 日本維新の会の姿勢も、大いに疑問です。前川さんの参考人招致でも、わずかな時間しか無いにもかかわらず、維新の議員は、出会い系バーの質問をしていました。実態解明しようとする意思があまり見えてきません。

10/21萩生田副長官ご発言概要
○(11月にも国家戦略特区諮問会議で獣医学部新設を含む規制改革事項の決定がなされる可能性をお伝えし、)そう聞いている。
○内閣府や和泉総理補佐官と話した。
(和泉補佐官が)農水省とも話し、以下3点で、畜産やペットの獣医師養成とは差別化できると判断した。
(1)ライフサイエンスの観点で、ハイレベルな伝染病実験ができる研究施設を備えること。
また、国際機関(国際獣疫事務局(OIE)?)が四国に設置することを評価している、と聞いたので、その評価していることを示すものを出してもらおうと思っている。
(2)既存大学を上回る教授数(72名)とカリキュラムの中身を増やすこと。
また、愛媛大学の応用生物化学と連携するとのこと。
(3)四国は水産業が盛んであるので、魚病に特化した研究を行うとのこと。
○一方で、愛媛県は、ハイレベルな獣医師を養成されてもうれしくない、既存の獣医師も育成してほしい、と言っているので、2層構造にする。
○和泉補佐官からは、農水省は了解しているのに、文科省だけが怖(お)じ気(け)づいている、何が問題なのか整理してよく話を聞いてほしい、と言われた。
官邸は絶対やると言っている。
○総理は「平成30年4月開学」とおしりを切っていた。
工期は24か月でやる。
今年11月には方針を決めたいとのことだった。
○そうなると平成29年3月に設置申請をする必要がある。
「ハイレベルな教授陣」とはどういう人がいるのか、普通の獣医師しか育成できませんでした、となると問題。
特区でやるべきと納得されるような光るものでないと。
できなかったではすまない。
ただ、そこは自信ありそうだった。
○何が問題なのか、書き出して欲しい。
その上で、渡邊加計学園事務局長を浅野課長のところにいかせる。
○農水省が獣医師会押さえないとね。(10/21萩生田副長官ご発言概要)