丸尾まき 今年の10大ニュース2015-12-31 13:48

1.県議選 無所属チーム議会改革を立ち上げ5人で戦うも当選1人
2. 県議会政活費問題「号泣議員と議会改革」出版
3. コメンテーター等でテレビ出演(ニュース23、ちちんぷいぷいなど)
4. 地方議員に呼びかけ 安保法案反対申し入れ書を首相等に提出
5. 原発再稼働差止仮処分取り消し 中川宝塚市長らと抗議声明発表
6. COP21開催に合わせ自治体議員が連携 温暖化防止対策等各議会で質問
7. 阪神間6市の学校給食異物混入実態公表 衛生管理見直し機運高まる
8. 緑の党兵庫県本部 神戸市議会政活費領収書ウェブ公開等申入れ
9. みどりの未来・尼崎 みどりの政治スクール開催 酒井、田中市議らと
10.子宮頸癌ワクチン副反応被害者の保護者と連絡を取り県議会で質問
番外 野々村さん裁判欠席 地裁でまちぼうけ

たくさんの方々の力をお借りし、上記のような取り組みを行う事ができました。この1年ご支援をいただき本当にありがとうございました。
新年は、上記の課題の他に格差是正、国政選挙での野党連携などにも取り組んでいきたいと考えています。引き続き叱咤激励をいただきますよう宜しくお願い致します。

コメント

_ 吉田正人 ― 2016年01月13日 00:24

昨年は、よくも悪くも「政務活動費問題」の1年だったのではないかと思います。
無所属チーム議会改革が4月の統一地方選で1名のみの当選の敗北に終わった原因は、準備不足、選挙協力の失敗、有権者の意識の問題の3つではないかと私は思っています。

1つ目の準備不足は言うまでもなく、3月に5人で組織を作ったという出遅れ、PR不足だったということです。結果として、知名度が高く広告宣伝に秀でた維新の党(当時)が1人勝ちし、チーム無所属議会改革同様、共産党も神戸志民の会も敗北しました。
そういう意味では、よくも悪くも維新の選挙戦術はお見事です。政務活動費問題だけを争点にして選挙をすれば、どんな選挙でも勝てるのでしょう。そうやって、昨年の東大阪市議選でも「政務活動費の廃止」を公約にして一気に8議席を獲得したようです。もっとも、東大阪市内に居住実態がないと疑われた市議が維新所属議員8人のうち3人もいたり、堺市議会では政務活動費を不正使用した維新2市議の架空チラシ作製疑惑で、ついに100条委員会が設置されるという事態にまで発展していることもまた維新の実態だと思うのですが。
私は、この政務活動費問題の本質は、公金を不正使用したということだけではないと思っています。数多くの課題を抱え、広大な面積を有する兵庫県の県民の代表として、県民から選挙で選ばれ、予算を審議・修正・議決する権限、条例を作成・制定・議決する権限、知事に質問をする権限を持つ87名の県議会議員がきちんと報酬や政務活動費に見合うだけの仕事をしているのかということこそ、最大の争点だったのではないかと思います。県議会議員が質問もろくにせず(野党会派・無所属議員は質問したいがはじめから全議員の質問時間が少ないルールを作り、一部議員は議会職員に質問内容まで丸投げしている)、高い報酬をもらいながらロクに予算も条例もチェックせず、議員立法もほとんどしていない兵庫県議会でいいのかということこそ、最大の問題であり争点だったのではないか。しかし、その本質を追及した候補はほとんどおらず、うわべだけの「政務活動費問題」とうるさいだけの「連呼」に終始した選挙戦になったことは極めて残念に思います。

2つ目は、今年の参院選にも通じることですが、選挙協力の失敗にあったと思います。兵庫県議会で最も改革に後ろ向きである自民・民主両党に対し、井戸県政に批判的な共産、チーム、志民、新社会等が複数区で最低1人は当選させるための選挙協力だけでもできたら、自民党を過半数割れに追い込むことは十分できたと思います。そもそも兵庫県議会の1人区のほとんどが自民の無投票当選の状況で、都市部の複数区で野党が乱立している限り、この状況は一向に改善されないように思います。

3つ目の原因は、有権者の意識の低さだと思います。投票率の低さは言うまでもないことですが、有権者がそのような姿勢であることをいいことに、政党の側も有権者をバカにしたような候補者を多数立てているように思います。選挙後自民党所属の県議が飲酒運転で人身事故を起こし、逮捕起訴され議員辞職しました。この議員は先日の初公判で、太子町議時代にも飲酒運転で罰金刑を受けていたことが発覚しており、このような人物を公認した自民党の責任が問われますし、補選で選んだ選挙区民にも大いに問題があります。こんな犯罪県議は論外ですが、これに限らず、号泣議員を生んだ選挙区他、国政と県政・神戸市政を行き来している議員が多数立候補し県議に当選したことも、県民をバカにしているし、選ぶ県民もまた問題ではないかと私は思います。

以上、昨年の県議選の総括みたいな内容になりましたが、政務活動費の問題を抱えて落選した議員は結局2人だけでしたし、改革を唱える勢力の中でも最も胡散臭いと言わざるを得ない維新が躍進し、自民が過半数を維持したという点では、あまりいい結果ではなかったと言わざるを得ないと思います。
今年の参院選、来年の知事選ではもう少しましな結果になってほしいと思っています。

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