西宮市長「学校給食が県議の行為と新聞の断片的情報発信によって信頼が損なわれた」???2015-12-10 13:25

 12月1日、私は阪神間6市の学校給食の異物混入について情報公開請求し、209件の異物混入があったことを明らかにしました。
 各市の件数は、西宮市89件(中学校含む)、尼崎市69件、伊丹市26件、宝塚市12件、川西市12件、芦屋市1件。 
 その内容を公表したことについて、西宮市長の活動日記で、「県議の行為と新聞での断片的な情報発信によって、西宮市の給食の信頼が大きく損なわれた」と書き込まれました。
併せて「新聞だけ見れば、西宮市に給食が他よりよほど杜撰に運営されているようにもとれます。まるで西宮市の給食で年間89件ものガラス片が混入していたかのようにもとれます」と。
 そして、「西宮市は児童数が最大で、中学校にも給食があること。『ご飯の焦げ』『米ぬか』『食肉の筋』などそもそも異物と言えないものが含まれていること。毛髪については、教室内での配膳時に混入したケースがほとんどと思われること。虫は、農薬の使用を制限しているので、付くこともあること。ビニール片など食品包装の切れ端も報告がある。健康被害につながる可能性のあるものは2件あった。事前に除去し大事には至っていない。」(一部要約)などと説明しています。

 自治体名と異物混入の具体的な中身について、新聞記事の文中で書かれていたのは、尼崎市5紙、宝塚市4紙、西宮市2紙、伊丹市・川西市・芦屋市1紙で、異物混入件数以外、西宮市にスポットはあまり当たっていませんでした。ところが西宮市長は「ガラス片が混入していたかのようにもとれます」とこちらが全く使用していない「ガラス片」という言葉を使い、冷静さ欠いたミスリードを行っています。

 西宮市での異物混入の状況を改めて確認してみると、「業者が納入する食材に混入していたものが37件で、内訳は毛髪11件、虫7件、天板テフロン1件、スポンジ1件、獣毛1件など。調理段階での混入は、ビニール片16件、毛髪5件、たわしの毛3件、ゴム手袋片2件、バター包み紙1件、プラスチックキャップ1件、缶の切れ端1件、ざるの切れ端1件、ナイロンたわしのくず1件、発砲スチロール1件、アルミホイル片1件、小石1件など」です。
 
 缶の切れ端やたわしの毛、ゴム手袋片など、他自治体と同様、西宮市の学校給食において、衛生上、疑問に思われるものが、少なからず混入していたのも事実です。
 教室で混入した可能性のある髪の毛は、西宮市の資料によると4件で、調理段階で混入した可能性があるのは5件です。「毛髪について、教室内での配膳時に混入したケースがほとんどと思われる」という西宮市長の説明は、事実と異なります。
 そもそも異物と言えないものについて、西宮市が作成した「西宮市学校給食異物混入状況」を再確認して見ると、私の判断では、ぬか、豚の筋、油の焦げなど9件ありました。これらは、西宮市が異物として整理したものですが、私も対象から外してもいいのではないかと思います。

 以上の内容から考えると、西宮市長のブログで、「県議の行為と新聞の断片的な情報発信によって、西宮市の学校給食の信頼が大きく損なわれた」「くだんの県議におかれましても、不用意な情報発信で余所の市民を不安にさせることについては再発防止に努めていただきたい」との主張は責任転嫁としか見えず、納得のできる合理的なものではありません。

 まずは、西宮市長として、事実に即した説明を行い、異物混入の事例を定期的に市民に公表するなど情報公開をきちんと行った上で、異物混入の再発防止策をとっていただくようお願いします。

 なお、私は、県民の安全、安心な社会づくりを進めるため、これからも、学校給食だけではなく様々な課題に対して、県議会の場だけではなく、市町に対しても、積極的に申し入れ等を行っていきます。学校給食の衛生管理は、県の事務であることも申し添えておきます。

 添付資料は西宮市から入手した西宮市学校給食異物混入状況(調理に起因すると考えられるものの一部)

西宮市の学校給食 異物混入 一覧表2015-12-10 23:44

今日アップしたデータの残りの部分です。