独自体罰、パワハラ調査の公表と再発防止のための申入書提出2019-06-26 17:19

市立高校における体罰の問題が明らかになったことから、市立高校や他の市立高校においても、体罰やパワハラの事例があるのでは無いかと思い、2019年5月~6月の間、体罰、パワハラアンケート調査を行いました。

その結果、回答は9人10件の回答があり、アンケートには、小学校での体罰情報1件、中学校での体罰伝聞情報1件、市立高校でのパワハラ被害情報3件、同校パワハラ伝聞情報2件が記載され、体罰、パワハラはなかったとの回答が3件でした。

アンケート内容については、一部事実確認しましたが、全部は確認が出来ていません。もしも全てが事実だとすれば、市立高において、部活動を中心に、度を超したパワハラが行われていることになります。

小学校の保護者からは、体罰情報と共に、児童に給食を半分食べさせないという状況が約1年続いていたとの報告がありました。学校側も、概ね事実関係を認めていますが、これも体罰と認定すべきだと思います。

中学校での体罰情報は、今年の前半に、顧問が男子バレー部3年生を叩き鼻血が出たとの報告がありました。伝聞であることから、事実関係は不明ですが、私が当該中学の校長に事実関係の確認を依頼したところ「預からせて欲しい」とのことでした。

アンケートとは別に、尼崎市教育委員会に、2016年度、2017年度、2018年度の尼崎市立小中高校から提出された体罰報告書を情報公開請求したところ、不存在として、非公開決定が出ました。しかし、県教育委員会に、体罰報告書の情報公開請求をしたところ、2014年9月から2016年2月までの間に、尼崎市立中学校において、1教師が7件の体罰を行ったという報告書が公開されました。

以上のことを踏まえ、本日、下記の申し入れを行いました。
・今回のアンケート結果について、丁寧な事実確認とその対処を行うこと。特に、中学校の体罰情報については、生徒へのアンケートや顧問からの聞き取りを行うこと。
・今年度から県教委での体罰の処分が厳しくなったことを踏まえ、市教委での処分を厳しくすること。
・一般教員向け研修として、体罰だけではなく、パワハラについても組み込み、アンガ-コントロール、発達障害児童・生徒の指導方法等も取り入れること。
・体罰報告が学校現場から市教委に上がりにくいことを踏まえ、HP上での体罰通報窓口だけではなく、毎年行っているいじめアンケートやストップイットなどを活用すること。
・学業に支障を来さないよう部活動における活動時間、気温が一定温度以上になった時の対応、休みの日の確保など、安全管理等しっかり行うこと。勝利至上主義に陥らないよう気をつけること。
・外部コーチ活用、給食業務公会計化など教員の仕事量を減らし、教員のゆとり確保に取り組むこと。

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