原発における基準地震動の再評価を!2016-06-17 19:08

 昨日、原子力規制委員会の前委員長代理の島崎邦彦東京大学名誉教授が、原子力規制委員会に、大飯原発などの基準地震動(耐震設計で目安とする地震の揺れ)が過小評価になっている恐れがあると、その再計算を申し入れました。
 以前から、基準地震動は過小評価であると指摘されていましたが、福井地裁、滋賀地裁において高浜原発再稼働差し止める仮処分決定が出され、熊本地震が起こり、原子力規制委員会が再評価しなければならない状況に、必然的に追い込まれた可能性があります。
 原子力規制委員会は、稼働から40年超の原発の再稼働も認める方針ですが、安易に再稼働を認めず、全ての原発の基準地震動を再評価すべきです。