参院選 公明党にはお灸が必要では?2016-06-28 10:46

 「平和」「福祉」「環境」などを掲げ活動してきた公明党には、一定の信頼感がありました。しかし、この間、集団的自衛権の行使を閣議決定で決めたり、集団的自衛権の行使を含む安保法制の制定について、公明党が十分なブレーキ役を果たすことはありませんでした。

 その背景には、おおさか維新の会が台頭し、自民党に擦り寄ってきたことから、自民党が公明党ではなく、おおさか維新の会と連立を組むなどの選択肢も見え始め、公明党の影響力が低下し、自民党に強く出られなくなったと考えられます。

 言い方を変えると、「平和」の理念よりも、自民党との連立を継続することで、その他の政策で、政府への影響力を行使するという選択肢を選んだということです。「平和」の理念は、公明党の中では、重要ではなかったのかもしれません。

今後も公明党に「平和」の理念を実践させるためには、今回の参議院議員選挙で、公明党に、お灸をすえることが必要だと思います。それが出来なければ、公明党は、今の路線でズルズル前に進んでいくのでしょう。