舛添都知事は速やかに辞職を 政治資金は使途制限を2016-06-14 10:43

 企業や個人の寄付だけではなく、税金が原資の政党助成金が入っている政治資金を使い、舛添氏は、家族旅行に出かけ、美術品を購入し、クレヨンしんちゃんなどの漫画を買い、家族の誕生日などの私的な食事への支出を行ったことなどが問題視されています。

 山ほどの疑惑がある中で、多くの支出の公益性が説明できず、美術品は、私的な資産形成とも取られかねず、それらの支出について、政治団体への返納が必要です。

 しかし、政治団体に返納しても、そのお金は、舛添さんの意思で、再び自由に使えることから、ペナルティとして、不適正な支出については、最終的に国庫に返納させることが必要です。

 政治資金の問題は、舛添さんの政治団体だけではなく、安倍首相の政党支部(政治団体)では、過去にキャバクラやクラブなどで支出していましたし、自民党岸議員の政治団体ではSMバーへの支出などもありました。政党関係者の政治団体は、一般的に公費が入っていることから、「政治活動であればその使途は無制限」では、あまりにも無責任です。

 また、曖昧な仕組みが、不透明な支出を次々と生み出しているのも事実です。

よりよい仕組みとしては、政治資金の支出に関して、キャバクラや麻雀、競馬など、「娯楽性の高いものなどは禁止」することを明文化してはどうでしょうか。政党助成金にも、同じ使途制限を設け、税金の垂れ流しを止めるべきです。

本来、こういうことは書かなくても理解するのが、社会人であり政治家だと思うのですが、舛添都知事や野々村元兵庫県議など公私の区別がつかない人が次々と出て来る中で、止むを得ない選択だと思います。