8月6日、7日 みんなのサマーセミナーin尼崎 私も先生です2016-07-03 19:54

 本日、市民が講師になり授業をする「みんなのサマーセミナー」の先生説明会が旧聖トマス大学で開催されました。昨年は、生徒として参加したのですが、複数の方の要請を受け、今回は講師を務めることにしました。
 
 私のテーマは、「政務活動費の今」。この間、県議会の制度がどのように変わり、残された課題は何か?などについて、お話したいと思います。私の授業は、8月6日(土)10時40分から旧トマス大4階の1の教室です。お隣の百合学園も会場です。

 他にも、市民が講師になった面白そうな授業が山ほどあります。皆さんも、是非、皆さんもサマーセミナーにご参加下さい。大人から子どもまで楽しめます。

8月6日(土)9時~7日(日)15時40分 1日5時間授業があります。申し込み不要。参加費無料。筆記用具、上履きはご持参下さい。

みんなのサマーセミナーHP
http://samasemi.jimdo.com/

兵庫県議会 今日から政活費領収書HP上で公開2016-07-04 11:37

  野々村元県議の政務活動費不正使用問題に端を発し、自民、公明党の県議を中心に悪質な不正使用が次々と出て来ました。

 その原因として、政務活動費の領収書等は公開されていたのですが、年2万枚にも及ぶ領収書は、県議会の窓口で見ることは事実上不可能であり、議会事務局のチェックも十分ではなかったことが挙げられます。

 自民党が、HP上での領収書の公開に反対し続けたのですが、最後は自民党も折れ、領収書のHPでの公開が決まりました。高知県議会、大阪府議会に続き、都道府県議会では、3例目です。

  昨年度は、政務活動費の返還割合が約3割になり、不透明な支出が激減したのだと思いますが、市民の関心が薄れると、また不透明な支出が蔓延る可能性もあります。

  皆さんも関心を持って、政務活動費の会計帳簿、領収書のチェックをしていただきたいと思います。

政務活動費関係資料はこちらから

兵庫県議会HP
http://www.hyogokengikai.jp/account/report.html

兵庫県議会政務活動費領収書ネット公開 野々村さん判決 雑感2016-07-06 17:58

・昨年度の政務活動費の執行率が下がり約35%(約1億5700万円)返還されたが、政務活動費の領収書が公開されるようになり、市民に支出内容について、問われるのではという緊張感から、支出額の大幅減額に繋がったのだと思います。
しかし、市民の関心が薄れると、またルーズな支出が増えて来る可能性もあり、市民の継続したチェックが不可欠です。

・政務活動費の領収書のネット上での公開がスタートし、不適切な支出は激減したと思いますが、効率的、効果的な支出がされているということではありません。政務活動費を使って、どのような調査をしたのか、どのような成果(議会での質問や報告書など)があったのか、議員の側から市民に伝えて行くことが必要ですし、市民の側からも、そのことを求めて行くことが大切です。それが機能する議会、市民に役立つ議会に繋がっていきます。

・議員の政務活動費の不正使用問題などが、刑事事件として取り上げられることがなかったことから、野々村さんの裁判は、社会的に大変意義のあるものでした。執行猶予が付きましたが、刑事罰が認められたことで、今後の議員による公費の不正使用に一定歯止めをかけるものになると思います。そういう面では、大変、評価が出来る判決です。

・野々村さんの裁判のドタキャンや「記憶にない」「覚えていない」という裁判での証言は、常識では考えにくいのですが、県議会や神戸市議会など多くの議員による政務活動費の不正使用問題が明らかになる中で、なぜ自分だけが、刑事責任を取らされるのか?という彼なりの精一杯の抵抗ではないかと想像しています。
 警察、検察は、兵庫県議会における他の議員の政務活動費の不正使用や、神戸市議会における不正使用などについて、きちんと調査し、悪質なものは刑事事件として立件すべきでしょう。

兵庫県議会 改革度全国トップ 早稲田マニュフェスト研究所調査2016-07-08 09:45

 早稲田マニュフェスト研究所の「議会改革度」の調査で、兵庫県議会が都道府県別の1位となりました。政務活動費については、大きな問題を起こしたわりに削減幅が小さく、使途についても高級車をカーリースする方などもおり、課題は残っていますが、全体として、大きく前進しました。

 尼崎市議会も20数年前に、不正出張問題を起こし、議会改革では、当初トップランナーを走っていましたが、いつのまにか普通の議会に戻った感があります。

 兵庫県議会についても、目を離すとすぐに改革度、活性化度は後退していきます。これからも情報発信を続けますので、県議会にも、継続的に目を向けていただければと思います。

神戸新聞
http://www.asablo.jp/app?cmd=new&target_fqdn=maruomaki.asablo.jp&target_path=/blog/

新たに選挙権も持った皆さんへ2016-07-10 11:38

 投票しないこと。政治の場を好きなように動かしたい政治家にとって、これほど嬉しい話はありません。大きな組織に支えられ、そこの意見だけ汲み上げておけば、選挙は安泰です。

その人たちにとって、最も不都合なことは、多くの有権者が投票に行くこと。投票率が上がると、当然、その人たちが考えていることを斟酌しなければならず、大きな組織に支えられた政治家にとっては、面倒な話です。
 
 わからないから投票しないという意見は一理あります。ただ、少し調べて投票するだけで、今の社会だけではなく、未来の子どもたちに役立てるのだと考えると、子どもたちのために、少しの手間をかけることは、苦にはならないのではないでしょうか。

 投票は、私たちの社会の選択だけではなく、未来の子どもたちのための選択でもあります。まずは一歩、踏み出してみませんか?