維新市議 尼崎市制100周年ロゴ 無断使用 無断改変2016-09-06 10:41

 尼崎市が、100周年を記念し、100周年のロゴを作りました。ロゴには著作権があり、ロゴの使用時には許可が必要です。また、ガイドラインがあり、尼崎市のイメージを損なう使い方はできず、ロゴが使える事業は、政治、宗教団体の利害に関しないものに限定しています。
 しかし、維新の会の光本けいすけ議員は、市に無断で、ロゴを使用し、無断改変をしました。光本議員は、朝日新聞の報道に対し「指摘を受けるまでガイドラインの存在を知らなかった。」と答えています。しかし、ガイドラインは常識の範囲内のことしか書かれていませんし、著作権について、市議が知らないはずはなく、軽率な行為であったことは明らかです。

 もしも光本議員に、良識があるのであれば、ロゴを使用したビラやHP、ブログで「無断使用、無断改変」したことを報告し、そこで自分の見解を述べるべきでしょう。

 前回の尼崎市議選前に、市議選に出馬予定の久保たかあきさん(維新の会)が、緑のかけはしの議員が作成したビラの記事を、自分のビラに無断転載したことがありました。改革を訴えながら、度を越したルール違反を平気で行う「維新スピリッツ」は理解ができません。

維新 ロゴ無断使用、無断改変 一件落着か?2016-09-09 09:32

 光本けいすけ尼崎市議が、チラシなどに無断で尼崎市制100周年のロゴを使用し、改変していた問題が、朝日、読売新聞で大きく取り上げられましたが、本人がブログで一定の釈明をしたことから、チラシで釈明を掲載すれば、一件落着します。
 ただ、釈明を掲載したブログには、新聞記事がそのまま掲載されており、新聞社に許可を得ていなければ、著作権法に触れます。(1日2日で許可はおりませんが、ブログ上では記者の了解を得たとのこと)
 また、関係者(ロゴ作成者の身内)のツイッターの書き込みが、イニシャルを隠して書き込まれていますが、書き込んだ時点では、関係者には、報告も許可も得ておらず、そもそも迷惑をかけた相手方への対応としては、大いに疑問を覚えるものです。
 市長選の話も聞こえてきますが、もう少し基本的なことは学んだほうが良さそうですね。地方議会では維新にも頑張ってもらう必要があり、今後の活躍に期待しています。

養殖フグに「毒なし」 近い将来「肝」が食べられるかも2016-09-09 13:54

 昨日、一昨日は、県議会農政環境常任委員会で、加東市、加古川市など東播磨地域と淡路地域の農業、水産業関係の視察を行ってきました。
 淡路の福良漁業協同組合では、淡路島3年トラフグ、淡路島サーモンの養殖をしていました。驚いたのは、組合長から「養殖トラフグの肝臓に毒がない」と聞いたことです。天然フグは、ヒトデなどの餌を食べ、その毒素が肝臓に溜まり、フグが毒を持つとのこと。養殖フグは、毒の無い決まった餌を与えることから、肝に毒が溜まらないようです。

 食品衛生法は、フグの肝の販売、提供を禁止しています。それに対し、佐賀県及び関係事業者が、1匹ずつ検査し、問題のないフグの肝の提供を認めて欲しいと政府に提案しています。現段階は、毒の生成過程が不透明なことから、フグの肝の販売、提供の禁止が妥当との判断ですが、一方で、現在、国の食品安全委員会で、佐賀県などの提案について、妥当性が議論されているようです。

 管理された養殖フグの肝に毒性が無いのであれば、その肝が全て廃棄されている現状は、「もったいない」という言葉に尽きます。
 学者などにも評価してもらい、近い将来、管理された養殖フグの肝が食べられる日が来るのを期待します。

富山市議会 政活費不正使用 会計帳簿、領収書ネット公開を2016-09-13 09:50

 富山市議会で、政務活動費の不正使用が次々と明らかになり、既に自民党会派の市議3人が辞職しました。さらに、その問題は、他にも拡がって行きそうな状況です。
 富山市議会では、自民党会派が7割を占めており、驕りが生まれ、「政務活動費の不正使用が明らかになることはない」と各議員が判断したのかもしれません。議員同士、行政と議会が、慣れあっていることも背景としてはあるでしょう。

 こういう状況は、日本の地方議会のどこにでも溢れ、どこで政務活動費の不正使用が発生してもおかしくない状況です。

議員は、次の選挙で当選できるかどうかわからないので、当選に向けて、飲み会に参加し、弔電・祝電を打ち、会合など挨拶回りを行いますが、資金がどこかで足りなくなります。そこで、政務活動費に手を出してしまうという構図なのかとも考えます。

 そのような政治状況を変えて行くためには、政務活動費の会計帳簿、領収書等のネット公開をし、常に市民から、その使い道と働きぶりを見てもらうことが必要です。政務活動費の会計帳簿などを見ると、その議員の仕事ぶりが、一部見えて来ます。
 
 ちなみに兵庫県内では、兵庫県、神戸市、西宮市、芦屋市、加西市が、領収書のネット公開を始めています。富山市議会だけではなく、他の議会においても、政務活動費の会計帳簿、領収書等のネット公開が急がれます。

知事に新年度当初予算編成に対する重要政策提言を提出2016-09-15 20:25

 昨日、新年度当初予算編成に対する重要政策について、知事に9つのテーマ27項目の提言を行いました。(掲載は一部抜粋)
1.安心できる福祉社会の構築
(1) 子どもの貧困対策の実施
子どもの貧困の実態調査を行い、子どもの貧困条例を制定し、子ども食堂、無料塾の設置支援、フードバンクの活用(子ども食堂とのマッチング)などを検討すること。
2.信頼される行財政改革の実施
(1)実質公債費比率の操作を止めること
 県債管理基金に、特定目的基金を積んで実質公債費比率を操作することを止め、兵庫県の財政状況が全国の都道府県の中で、どの位置にあるか確認できるようにすること。 
3.防災対策、原発事故対策、被災者支援の実施
(1) 原子力防災対策の充実
 安定ヨウ素剤の備蓄を進め、高線量の放射性物質が計測できるモニタリングポストを増設すること。関西広域連合として基準地震動の妥当性について検証すること。
各市町の原子力防災対策に生かすため、放射性物質拡散予測を基に、各市町に放射性物質が到達する最短時間を試算し、各市町に情報提供すること。
4.子どもがいきいき輝く教育の実施を
(1) 中高授業中の柔道骨折事故の一掃
 中学校における柔道の授業において、骨折などの事故が多発していることが明らかになった。骨折は生徒にとって、大きな負担となり、学業にも支障が出ることから、骨折事故等が起こらないよう万全の対策を取ること。死亡、骨折事故等防止のため、ヘッドサポーター、肩パット等の装着を行うこと。
5.住民に信頼される住民参加と情報公開等の推進
(1)予算編成過程の公表と県民意見の予算案への反映
住民が予算策定の段階で、予算編成過程の情報を知ることで、県当局に意見を述べられ、予算編成の議論に一部加わることができる。1月に県議会各会派政務調査会で配布される資料の公開なども検討すること。新年度新規施策について、パブリックコメントをとるなど、予算案に関し、県民の意見を反映させること。
6.地域経済の循環と持続可能な産業構造への積極的転換を
(1)商店街等の活性化支援
 障害者の作業所、農水産業者、フリーマーケット希望者などが、市場、商店街の空き店舗をスポット的に活用できるようマッチングシステムや支援システムの充実を図ること。起業セミナーの中で、空き店舗を活用し、お試し起業を行ってもらい、販売方法等にアドバイスをすること。セミナー参加者が、気に入れば、そこで起業するというような仕掛けも考えてみること。
7.子どもたちに元気な地球を手渡すため全力で環境対策の実施を
(1)第4次地球温暖化防止計画の実行性の確保
 国際的な経緯を踏まえ、基準年を2013年だけではなく1990年を併記すること。2030年度の温室効果ガス削減目標を40%にするなどバックキャスティングによる野心的な数値を入れ、併せて、政府の責任において、削減する割合を明確にすること。再生可能エネルギーの数値目標の大幅アップと省エネの数値目標(成果指標)を決めること。省エネに力を入れるため、うちエコ診断、企業の省エネ診断件数、省エネ機器の融資件数等など省エネの成果指標を定めること。
8.全ての人に平等な社会の実現を
(1)ヘイトスピーチ対策条例の制定
 第3者機関によりヘイトスピーチを認定し、実施した団体、個人を公表すると共に、ヘイトスピーチ等人種差別行為を実施する事が明らかな時は、公共施設の貸し出しを制限するなど、実効性のある仕組みを作ること。
9.活動の強化と住民からのさらなる信頼を得る警察組織づくりを
(1) 警察署の統合、交番の維持・拡充・パトロールの強化
警察署の建て替えや維持管理のために、警察の捜査機能、地域での管理機能が落ちるのは、本末転倒である。尼崎市内の警察署など老朽化し建て替え時期を迎えている警察署は統廃合を行い、事務職員の効率的な配置を行うこと。警察官は減らさず、将来的に交番の維持、拡充やパトロール強化を図ること。