韓国 接待禁止法成立 市民意識の変化に期待2016-09-27 09:24

 議員、公務員、記者、教師への金品の提供や接待を事実上禁じる法律が、明日28日施行されます。
 法律では、職務に関連して、約2700円(3万ウォン)を超える飲食の提供などを禁じ、違反者は、提供した側も、受けた側も授受額の2~5倍の罰金を課され、1回に約9万円(100万ウォン)を超えれば、3年以下の懲役などが科されるとのこと。
 研究委託など逃げ道はいくつもあるのでしょうが、安易に飲食提供などを受けることを禁じることで、お金で社会のルールや報道、研究などを捻じ曲げてはいけないという文化が根付き、育っていくことが期待できます。いろんなことが捻じ曲げられている日本でも、育てたい文化です。

公立保育所給食の異物混入対策の強化を2016-09-27 22:48

 今回は、公立保育所においても、給食が提供されていることから、人口10万人以上自治体(市外の住民からの情報公開請求を受け付けない加古川市を除く)の公立保育所給食異物混入状況について、調査しました。
その結果、2014年度神戸市1件、2015年度2件、2014年度姫路市25件、2015年度81件、西宮市2014年度12件、2015年度18件、尼崎市2015年度3件、明石市2014年度10件、2015年度14件、宝塚市2014年度8件、2015年度8件、伊丹市2014年度6件、2015年度6件、2015年度川西市4件、芦屋市2015年度3件、計201件の異物混入がありました。
異物の中で特に気になるのは、姫路市の乾燥剤、5日前の肉片、西宮市のトングのバネ、明石市のネジ、芦屋市の針金です。いずれも児童が怪我や食中毒などの事故には繋がっていないようですが、さらなる衛生管理の徹底が望まれるところです。
 姫路市の異物混入の件数(2カ年で106件)に比べ、神戸市(同3件)、尼崎市(同3件)については、きちんと異物混入の報告がされていないのではないかと考えます。今後は、適正に報告されることを求めます。
異物混入対策マニュアルは、神戸市、宝塚市、伊丹市、川西市、芦屋市が作成していません。川西市においては、マニュアルの作成に取り掛かっていますが、他のマニュアルが無い自治体においても、早急に作成が必要です。マニュアルを作成しているところについても、内容を点検し、給食の異物混入件数が減少するよう実効性のあるものに作り替える、あるいは簡易なマニュアルを作り、現場で取り組みを徹底させることを考えなければいけません。
また、対策をより実行性のあるものにするため、異物混入状況について、年1回定期的な公表すると共に、問題のある異物混入があった時は、保護者への説明と共に、その内容を速やかに公表することが不可欠です。

以上のことから、本日、各市長に対し、下記の内容の申し入れ書を郵送しました。
・給食に異物が混入しないよう今まで以上に衛生管理の徹底を図ること。
・神戸市や尼崎市など異物混入件数が極端に少ない自治体は、適切に異物混入状況を記録し、市長もしくは管理職に報告すること。
・神戸市、宝塚市、伊丹市、川西市、芦屋市のように異物混入対応マニュアルを作成していない自治体は、早急にマニュアルを作成すること。既にある自治体は、その内容を点検、見直しすると共に、簡易マニュアルを作るなど実効性のあるものにすること。
・異物混入状況を年に1回公表すること。問題のある異物混入があった時は、保護者に連絡すると共に速やかに公表すること。                   以上