富山市議会 政活費不正使用 会計帳簿、領収書ネット公開を2016-09-13 09:50

 富山市議会で、政務活動費の不正使用が次々と明らかになり、既に自民党会派の市議3人が辞職しました。さらに、その問題は、他にも拡がって行きそうな状況です。
 富山市議会では、自民党会派が7割を占めており、驕りが生まれ、「政務活動費の不正使用が明らかになることはない」と各議員が判断したのかもしれません。議員同士、行政と議会が、慣れあっていることも背景としてはあるでしょう。

 こういう状況は、日本の地方議会のどこにでも溢れ、どこで政務活動費の不正使用が発生してもおかしくない状況です。

議員は、次の選挙で当選できるかどうかわからないので、当選に向けて、飲み会に参加し、弔電・祝電を打ち、会合など挨拶回りを行いますが、資金がどこかで足りなくなります。そこで、政務活動費に手を出してしまうという構図なのかとも考えます。

 そのような政治状況を変えて行くためには、政務活動費の会計帳簿、領収書等のネット公開をし、常に市民から、その使い道と働きぶりを見てもらうことが必要です。政務活動費の会計帳簿などを見ると、その議員の仕事ぶりが、一部見えて来ます。
 
 ちなみに兵庫県内では、兵庫県、神戸市、西宮市、芦屋市、加西市が、領収書のネット公開を始めています。富山市議会だけではなく、他の議会においても、政務活動費の会計帳簿、領収書等のネット公開が急がれます。