選挙結果分析「維新の看板」に敗北 「議会の質の改革」でリードしていきます!2015-04-14 10:21

自民党は公認、推薦含め改選前の44人から40人に減少。現時点で定数87人の過半数を割っている状況です。改選前16人の民主党は11人に減少。改選前2議席の維新が9議席に躍進しました。公明党12人、共産党5人は変わらず。神戸志民党、無所属チーム議会改革は1人。
選挙戦でも言っていたのですが、議会改革に最も抵抗してきた自民党が過半数割れをすれば、もう少し柔軟に議会改革や行政運営が行えます。無所属で当選した候補が自民党に入らなければいいのですが。
民主は退潮傾向ですが、議会内の力バランスを考え、自民党の対抗勢力として、もう少し頑張って欲しかったと思います。
無所属チーム議会改革、神戸志民党など、地域から発想する地域発のチームが躍進できなかったのはとても残念です。
維新は宣伝上手で、票を伸ばしました。国政では維新の安全保障政策など懸念される内容もありますが、地方での議会改革、行政改革では、こちらが課題提案しながら、一部連携できる部分はあると思います。

 尼崎選挙区で見ると、今回の政務活動費問題で、切手の大量購入や寄付行為など複数の自民党の議員が悪さをしていたのを、会派としてきちんと裏付け資料も公表せず曖昧に処理してきたこと、議会改革には最も消極的な立場をとってきたことから、黒川、大谷候補が票を落としたのは当然のことですし、もう少し票を落としてもおかしくなかったのではと思っています。
 維新の徳安候補は、前回の約13000票から約21000票と約8千票増やしました。市民オンブズ尼崎作成の議員通信簿によると、自由に発言できる常任委員会において、委員会の約76%で全く発言しておらず、12月議会の議員ボーナスアップにも賛成しています。マイナス要素はあるのですが、特に目立った議員活動などのプラス要素もないことから、「維新の看板」で8千票の票を上積みしたと考えられます。
 丸尾は、19911票で前回から2400票程票を落としましたが、マスコミの露出が多く「トップ当選」「当選間違いない」と言われ、全体に気が緩んでいたことと併せ、「丸尾より維新の方が、改革ができる」と思われ改革派層の支持が維新に流れたと考えています。
 そこは気を引き締めて、この4年間、政務活動費減額など「身を切る」だけではなく、議員の仕事ぶりを評価し、機能する議会、議論する議会、住民に役立つ議会に向けて取り組みを進めて行きたいと思います。もちろん全体をリードする県政の政策提案、県政のチェックもきちんと行っていきます。

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