県議会 主要農作物種子生産条例を審査2018-03-01 17:15

本日、主要農作物種子法(以下 種子法という)が今年3月末で廃止されるのを受け、実際に種子の生産などを管理している県から主要農作物種子条例案が提案され、その内容について県議会で審議しました。

国の種子法廃止条例可決時に、参議院委員会において、企業が種子の生産等に参入しやすくなる一方、種子が国外に流出したり、企業による種子の独占などの懸念があると意見が付されていました。

そこで、種子の外国企業への販売や情報の提供等についてどうするのか県当局に聞きました。答弁は、県内の指定種子生産圃場を経営する者及び団体への種子の提供等を考えており、それ以外は考えていないとのことでした。

但し、国は民間企業が参入しやすいよう制度改正を進めてきたことから、今後民間企業が種子産業に次々と参入してくることは十分に考えられます。その時に、種子が独占されることなどが無いようしっかりチェックしていく必要があります。

神戸新聞記事
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201802/0011021583.shtml

森友問題 公文書書き換え 政府として実態解明を2018-03-02 15:55

森友問題の公文書が、書き換えられたのではないかと報道されています。公文書にあった「学園の提案に応じて鑑定評価を行い」「価格提示を行う」などの文言が消されているとのこと。事実とすれば、公文書偽造であり、証拠隠滅であり、刑事事件になります。

この問題について、麻生大臣は、「捜査には協力するが、財務省としては、今の段階で調査しない」とコメント。森友問題に関し、政府が実態解明しようという意思が見えないことが、今回の問題の引き金になっていることが、麻生大臣はわかっていないようです。

政府は、公文書書き換えの事実関係や経緯を、明らかにする必要があります。しっかり実態解明しないと、また同じような事が起こります。

PTA会長としての最後の祝辞です2018-03-09 20:35

祝辞
三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。何よりまず、全ての親の気持ちを代弁させていただくと、「生まれてきてくれてありがとう。」「ここまで大きく育ってくれてありがとう」と心から思っています。皆さん一人一人の存在に喜びを感じ、皆さんから生きる力をもらっています。
ここで、卒業生の皆さんには、私の失敗談をお伝えし、皆さんの人生のヒントになることを、見つけていただければと思います。
私は、中学生の時に、体育の先生になりたいと思っていましたが、高校一年生の時に先輩と喧嘩して水泳部を辞め、推薦入学の道が断たれ、その夢は諦めました。高校三年生の時に、自動車整備士になりたいと思い、大学は工学部に入りました。しかし、大学を卒業して始めた仕事は、有機野菜を販売する八百屋でした。
それは、大学生の時に、環境問題や食の安全性について書かれた本を読み、問題意識を持ち始め、併せて癌になったジャーナリストの闘病記を読み、人が生きている時間は限られており、一日一日を大切に過ごすことを学んだからです。
その時期に祖父母を、火事で一瞬のうちに亡くしたことも、私の人生を大きく変えるきっかけになりました。
「人は何のために生きているのか?」長期間悩み、出した私の答えは、「人は所詮動物であり、子孫を残すことが大きな役割のひとつ」、併せて、子どもを産む産まないに関わらず、「子どもたち次の世代が安心して生きていける、暮らしていける、住みよい環境を残すことがもう一つの大きな役割」だと強く思うようになりました。
そして、その実現のために出した答えが、環境と人に優しい有機野菜の八百屋の開業でした。その「テーマ」の延長線上で現在兵庫県議をしています。
皆さんは、私のように右往左往しないよう、今から、生きる目的、意味を考え、仕事に関して、沢山の人の話を聞き、働いている人の姿を見て、将来の職業についてじっくり考えてみていただきたいと思います。
そんな人生の選択をしてきた私が、今まで最も楽しかったと思うことは、たくさんの人と出会えたことです。多くの友人・知人、八百屋のお客さん、先生方、PTAの方々、そして父・母、家族との出会いです。一人一人から大切なことを学び、喜びや悲しみを分かち合い、様々な場面で応援してくれました。
一方、最も大きな心残りのひとつは、中学一年生の時に仲の良かった友人との別れです。些細なことで喧嘩をし、口を聞かなくなり、そのまま中学校を卒業し、それきりになっています。もし、皆さんの中で友達と喧嘩をしたままになっている人がいれば、今日が最後の仲直りのチャンスです。「またな」「今までありがとう」何でもいいので、勇気を出してひと言声をかけてみて下さい。中学生の時の友達は、一生の友達になります。これからも出会いを大切にして下さい。
迷った時は、いろんな人に意見を聞き、自分で納得するまで調べること。新聞や本も、社会の流れや人の意見を知るのに、とても役立ちます。地域の問題、環境の問題、人権の問題、平和の問題など全ての問題は繋がっており、その解決のために皆さんが出来ることがあるかもしれません。人を助けることで、自分の存在を確認でき、生きていることの喜びが湧いてきます。
これからも自分の人生を、自らの力で切り開き、思い切り楽しみ、自分が納得のできる道を歩んで下さい。皆さんのことをいつまでも応援しています。
保護者の皆様、お子様のご卒業、心からお祝い申し上げます。また、この三年間、PTA活動にご協力をいただき、本当にありがとうございました。これから数年間は、子どもたちにとって、進学、就職、結婚など、次々と人生の岐路を迎えます。
現尼崎市教育長が、以前に「自分が経験した以上の困難に直面しても、それを乗り越えられる子供に育てることが大事だ」と述べられていました。私もそう思います。これから私たちは、子どもたちのことを、ずっと後ろでそっと見守る程度でいいのかもしれません。
校長先生はじめ先生方には、この三年間子どもたちを立派に育てていただき、本当にありがとうございました。子どもたちにとって、何よりの財産は、本気で向き合ってくれた先生方と出会えたことです。これからも、子どもたちが学校を訪ねたときや街角で見かけた時は、今まで通り、お声をかけていただければ幸いです。
ご来賓の皆様、本日はご多用中の中、子どもたちの卒業を共にお祝いしていただき誠にありがとうございます。これからも、子どもたちが社会そして地域の担い手へと育ってくれるよう、温かく見守っていただきたく存じます。
最後に卒業生の皆さんに、詩人である相田みつをさんの二つの詩を贈り、お祝いの言葉とさせていただきます。
「私がこの世に生れてきたのは 私でなければできない仕事が 何かひとつこの世にあるからなのだ。」
「幸せはいつも自分の心が決める」
皆さんも自分探しの旅を始めて下さい。ご卒業おめでとうございます。
平成三〇年三月九日 尼崎市立○○中学校PTA会長 丸尾 牧

森友問題 虚偽答弁、文書書き換え 安倍首相、麻生大臣にも責任あり2018-03-11 12:04

・安倍昭恵夫人が名誉校長になるなど安倍首相の陰が見え隠れしたことで、財務省が忖度し、「ごみが地中にある」と言って、十分なごみの量も検証せずに、森友学園に土地を激安で売却。
・木村真豊中市議の情報公開請求により、問題が発覚。
・官邸(首相)、麻生財務大臣、財務省が細かに連携しながら、国会での答弁等を調整。この時点で、財務省は、主要な論争になりそうな点は全て大臣に報告しているものと思われる。
・佐川理財局長(当時)「交渉記録は全て廃棄」「国有地の売却価格は適正」「価格交渉はしていない」→全て嘘だった
・佐川理財局長の独走は考えられず、首相、大臣が了解の上での答弁であった可能性大。
・答弁に理屈を合わすよう決裁文書の書き換え。財務省の独走であった可能性はあるが、虚偽答弁の方針確認をした時点で首相、大臣にも大きな責任あり。
・虚偽答弁、決裁文書の書き換えを首相、大臣が了解していたら犯罪行為に加担もしくは黙認する行為であり両者は辞職すべき出来事
・虚偽答弁、決裁文書の書き換えを首相、大臣が知らなかったのであれば、内部統治能力がゼロであり、両者は辞職すべき出来事
・それほど重大な問題です。

東日本大震災から7年 なお7万人超の避難者 復興に全力を2018-03-11 14:41

東日本大震災から7年が経ちました。地震で約1万6千人が亡くなり、約2500人が行方不明のまま。震災関連死で約3600名が亡くなりました。今年2月現在で避難者は約7万3千人。

原発事故の問題が絡んでいたり、高台を作ってから住居移転するなど、復興まで時間がかかるのはわかるのですが、それにしても時間がかかりすぎです。阪神・淡路大震災の時も、仮設住宅は、夏は暑く、冬は寒く、隣の部屋の音が常に聞こえ、大変な生活だったことが思い出されます。

改めて、全国の高速道路建設などの公共事業を抑制してでも、東北の復興に力と人とお金を集中するべきだと思います。