市民オンブズ尼崎 住民投票条例の早期制定を求める申入書を尼崎市長に提出2016-10-14 19:38

尼崎市長 稲村和美 様
                  市民オンブズ尼崎代表世話人 福島聖倫
 9月議会において、尼崎市自治のまちづくり条例が成立しました。「尼崎らしいまちづくりのルールを考える市民懇話会」「尼崎らしいまちづくりのルールを考えるタウンミーティング」など条例制定過程において、市民との対話を十分に行い、条例案を策定してきたのは、大変評価できます。

 しかし、それらの過程を踏まえながら、市民に十分な説明もなく住民投票制度が外されたことは、大きな疑問があります。維新の会などから、住民投票制度について、成立要件がないなどの批判的な意見もあり、そのままでは否決か修正される可能性もあると考えたのでしょう。

 住民投票制度を何としても成立させようという意思の下で、今回の分離をしたのであれば一定理解はできますが、内容がまとまらないからと永久に住民投票制度を葬り去るのであれば、市民との対話を踏まえ決めており、許されることではありません。

 今後、細かな要件などを定め、住民投票条例案が提案されるようですが、それがいつになるのか現時点では不明です。

 そもそも市の取り組みを2分するような課題が発生した時は、市民の意思を確認する住民投票制度は必要であり、早期に内容を詰め、条例提案されるよう求めます。

申し入れ事項
・住民投票制度を分離した理由、今後の見通しについて、市民説明会の開催や市報などを活用し、その経緯を説明すること。
・早期に住民投票条例案を提案すること。
                                  以上

尼崎市議会 議会を機能させるために 住民投票制度は不可欠2016-10-15 13:33

 9月の尼崎市議会において、新政会や維新の会が、反対を表明していた尼崎市自治のまちづくり条例案が、新政会、公明党、共産党、緑のかけはし、市民グリーンクラブの賛成、維新の会のみ反対で成立しました。住民投票制度が外れたことで、新政会は賛成に回ったのでしょうか。維新の会は、改革派だと思っていただけに残念でした。

 条例への反対意見として、市民という定義に「住民だけではなく、尼崎市内の事業所などに通勤、通学するもの、市内で活動するもの」などが含まれるため、変な市民が参加し無責任な提案が採用されるのではとの危惧もあったようです。

 決定権は市や市議会にあるので、言葉尻を捉えた過剰反応のように思います。私の推測では、条例反対派は、市民参加が進み住民投票制度が整えられることで、議会や議員の影響力が低下するのを恐れているのではないかと思います。

 尼崎市議会は、市民への議会報告会や政務活動費領収書のネット公開を実施しておらず、議会として、市民(全体)の声を十分に聞いているとは思えません。市長提案の議案も100%通ります。(県議会もひどい状況ですが)
 
 私は、市議会がもっと市民の意見を聞き、市民全体の利益を考え、機能するためには、市民参加の深化や住民投票制度の実施は不可欠だと考えます。

あまがすき市民マラソン10km完走「自分を褒めてあげたい」2016-10-16 20:50

今日の事業を担っていただいた全ての方に感謝!  

 5~6回の練習で連続して走れたのは6kmまで。足が張り、歩くのを含めると8kmまでが限界でした。しかし、本番の今日、トイレと水を飲む時に少し止まっただけで、10km歩かずに完走できました。リレーマラソンには参加したことはありますが、単独で10km走ったのは初めてかもしれません。「自分を褒めてあげたい」(笑)
 
 その後、同じ場所で開催されている「尼崎ぱーち―」でご飯を食べ、軽食を食べ終わると、バスに乗るため1時間程並び、バスの終点であるセンタープール前から自転車を20分程飛ばし、尼崎市総合文化センターで関西沖縄文化研究会が行っている「沖縄学」の講座に「マラソンの格好」で参加。また20分程自転車で走り、家でジャケット、スラックスに着替えて、18時半頃に市民マラソン開催場所に戻り、21世紀の森周辺で花火の前座のイベントに来賓として参加し、稲村市長や会場の皆さんとカウントダウンし花火が点火。10年ぶりの花火大会を楽しみました。本当にハードな一日でしたが、充実した1日でもありました。

 最後になりましたが、尼崎市制100周年事業として、あまがすき市民ハーフマラソン、尼崎ぱーちー、花火大会など、たくさんの行事を企画して、事業を担っていただいた全ての方に感謝を申し上げます。「本当にありがとうございました!」

新潟知事選 原発再稼働慎重派当選 政府の安易な再稼働に釘をさして2016-10-17 09:27

 新潟県の泉田知事は、福島原発事故の真相究明などを行う第3者機関を設け、原発の安全性確保のため、積極的に発言をしていた唯一の知事だと言っても過言ではありません。

 その泉田知事が、新潟知事選を前にして突然立候補表明を撤回しました。地元紙の報道のあり方を批判しての立候補表明撤回でしたが、政党からの支援体制が整わないなど選挙情勢の厳しさを報道する記事もありました。

 選挙は、原発推進派と言われ自公推薦で前長岡市長の森氏対泉田氏の路線を引き継ぐと表明していた米山氏(共産、自由、社民推薦)の一騎打ち。選挙結果は、米山氏が勝利しました。

 政府などが行った福島原発事故の調査において、地震で配管が破断したのか、津波で破断したのか明らかにされていません。地震で配管が破断したのであれば、耐震性の強化が求められ、原発全体の安全性の再評価が必要になります。

 政府や原子力規制委員会は、元原子力規制委員会委員長代理の島崎氏が、基準地震動の想定が過少評価になっているという指摘にも耳を傾けず、40年超の老朽化原発の再稼働を進めるなど、再稼働ファーストで安全対策の軽視が目につきます。

 米山新潟県知事の元、福島原発事故の究明を続け、泉田氏と同様、政府の安易な原発再稼働に釘を刺して欲しいものです。

北日本新聞公開シンポジウム「民意と歩む 議会は変われるか」2016-10-19 21:17

私もパネリストで発言します。
平成28年11月12日(土)午前10時~午後1時(午前9時30分開場)
◇会 場 ANAクラウンプラザホテル富山
◇シンポジウム
第1部 基調講演  池上 彰 氏(ジャーナリスト)
第2部 パネルディスカッション
パネリスト 池上 彰 氏
      河村和徳 氏(東北大学准教授、地方政治論)
      諏訪雄三 氏(共同通信社編集委員兼論説委員)
       丸尾 牧 氏(兵庫県議会議員)
      片桐秀夫 氏(北日本新聞社地方議会取材班キャップ)
      コーディネーター 岩本 聡 氏(北日本新聞社論説委員長)
◇定 員 800名  ◇参加費  無 料