台風大型化に備えて 政府、自治体が進めるべきこと2019-10-14 17:44

○台風大型化に備えて 政府、自治体が進めるべきこと
台風19号の被害により、10月14日17時時点で死者48人、行方不明16名となっています。亡くなられた皆様には、ご冥福をお祈り致します。一刻も早い行方不明者の捜索と、早期の復旧を祈るばかりです。政府や自治体は全力で、被災者支援に当たっていただきたいと思います。

その上で政府、自治体に進めていただきたいことを纏めてみました。
・気候変動が根本原因であり、何より地球温暖化対策に全力を注ぐこと。
・環境を壊すダムではなく、山に広葉樹を植える、木の間伐をするなど山の保水力を大きく上げること。
・河川敷、山際、海沿いの場所は、公園化、遊水池化、防災林化するなど、災害の緩衝地帯とすること。
・ダムは、普段ためている水を事前放流し、治水効果を少しでも上げること。
・堤防が土だけで出来たものも多く、今回の決壊を踏まえ、土だけで出来た堤防は、法面をコンクリートで固めたり、堤防の上を道路としてアスファルトを敷くなど、一般的な対策を早急に行うこと。
・堤防の真ん中に、鋼矢板やコンクリートを入れるハイブリッド堤防の実用化を進めること。
・河川の氾濫時に、田畑や公園、学校校庭などを遊水池として、水の一時貯留で活用すること。
・雨水貯水槽の設置を進め、雨水利用を促進していくこと。
・家の駐車場の芝生化や、大きな駐車場の隅など不要なアスファルトを剥がし、雨水浸透性を上げていくこと。

○災害は必ず起こることから考えるべきこと
・災害は必ず起こるものと理解し、普段から避難訓練を行い、避難場所などを確認しておくこと。