神鋼データ改竄 井戸兵庫県知事に再発防止策等チェックを求める申入書提出2017-11-14 09:08

 神戸製鋼が建設を計画している石炭火力発電所について、現在、環境アセスメント評価の手続きが進められています。しかし、神戸製鋼の工場において、アルミや銅製品などのデータを改竄していたことが発覚したことから、兵庫県などは環境アセスメントの評価を一時休止し、環境影響評価審査会に提出されたデータの検証を始めるところです。

 ところが、11月1日、2日の報道で神戸製鋼子会社神鋼メタルプロダクツが納入した8電力会社の火力発電所の部品データについても、データ改竄されていたことが明らかになりました。

 現在、神戸製鋼は、工場でのデータ改竄の真相解明と再発防止策を作成しているところですが、神戸製鋼及び関連会社のデータ改竄は、組織的で根の深いものであり、すぐに対策が徹底され、企業の体質が変わるのかも怪しいところです。

 そのため、兵庫県としても、データ改竄された部品が神戸製鋼の石炭火力発電所で使用されないよう8電力会社の火力発電所の部品を製造していた神戸製鋼子会社神鋼メタルプロダクツにおけるデータ改竄の真相解明、再発防止策についても、きちんとチェックする必要性が出てきました。

 石炭火力発電所の環境影響評価手続きを進める兵庫県として、県民の健康と安全を守る立場からも、県として第3者機関を設置するなどし、神鋼メタルプロダクツにおけるデータ改竄問題の真相究明、再発防止策、体質改善のチェックを行うことが不可欠です。

申し入れ内容
・県民の健康と安全を守る立場からも、県として第3者機関を設置するなどし、神鋼メタルプロダクツによるデータ改竄問題の真相究明、再発防止策、体質改善のチェックを行うこと。