県企業庁 (株)夢舞台への投下資本124億円未回収2016-03-12 15:28

3月11日 県議会予算特別委員会の県企業庁審査で明らかに
(力を入れて作った質問です。よければ録画を見て下さい。)

2000年に第3セクター(株)夢舞台が、ホテル施設(ウェスティンホテル淡路)を建設し、経営悪化したことから、ホテル施設を県企業庁が約124億円(消費税別)で購入しました。その後、県企業庁は、(株)夢舞台にホテル施設をリースし、現在も(株)夢舞台がホテル運営を続けています。

当初県企業庁が投入した投下資本124億円は、80年で回収する予定でリース料に含め回収を始めましたが、当初計画の一部しか回収できておらず、その後に行ったホテルのリニューアル工事費の回収も必要となり、2014年度において県企業庁が回収すべき投下資本総額は125億6500千万円に膨らんでいます。

この間、県企業庁は、ホテル経営は順調であるかのように装い、投下資本の回収状況などを、明らかにしてきませんでした。

今回、私の質疑で、回収すべき投下資本総額が膨らんでいることなどの実態を明らかにしました。また、今後、適正に投下資本を回収するため、投下資本回収計画を策定することなどを求めました。県企業庁は計画策定などについて検討すると答弁しました。

このまま(株)夢舞台がホテル運営を続けるか、損失が発生してもホテル施設を民間に売却しホテル運営を続けるか、あるいはホテル施設を賃貸し民間ホテル会社に運営を任せるか、地域経済に悪影響を与えず、公費の損失を少しでも圧縮するために、考えなければいけない時期です。

県議会予算特別委員会 録画
http://www.hyogokengikai.jp/broadcast/20160311-15.wvx