神戸新聞「不正の温床 政務活動費制度を考える」2016-01-09 17:10

神戸新聞「不正の温床 政務活動費制度を考える」
 兵庫県議会では、政務活動費の会計帳簿、領収書、県政報告紙、委託成果物などのネット公開などが決まりましたが、まだまだ課題は残っています。他議会においても、十分な改革は進んでいません。
県内で、領収書のネット公開を実施もしくは計画しているのは、兵庫県議会、神戸市議会、西宮市議会、そして先日オンブズの陳情書が採択された芦屋市議会のみです。本当にこのままでいいのでしょうか?

この政務活動費問題について、神戸新聞が、1面、2面を使い1月1日から力のこもった特集記事を掲載しています。私のコメントも特集4,6で取り上げていただいています。是非、ご覧ください。

神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/…/01/P20160101MS00099.shtml

4ルール内支出にも疑問符
http://www.kobe-np.co.jp/…/rensai/01/201601/0008696845.shtml
オンブズマンの顔も持つ3期目の丸尾牧(51)の返還率は毎年度50%を超える。「公費だから、使った分だけ目に見える効果を出さなければいけない。その意味で、全額使い切るのはかなり難しいはずだが」と丸尾。

6「外圧ないと変われない」
http://www.kobe-np.co.jp/…/rensai/01/201601/0008707840.shtml
同オンブズ世話人で県議の丸尾牧(51)は1993年、尼崎市議会全議員が告発されたカラ出張問題による出直し選で、青果店経営から市議に転じた経歴がある。「市民が主体的にチェックしないと、議員のお金の使い方はルーズになる」が丸尾の持論だ。

コメント

_ 吉田正人 ― 2016年01月13日 00:31

政務活動費の問題は相変わらずであることを、この連載を読んで感じました。同時に、少なくない地方議会が、非公開の会議でしか話し合いをしないということもわかりました。これを見て、数年前、兵庫県議会の「議会改革委員会?」を傍聴しようとして、受付で「今日は非公開です」と追い返されたことを思い出しました。非公開の会議で何を「改革」するのか、私は今でもさっぱりわかりません。先日の議員報酬カットの申し合わせの件もそうでしたが、議事録に残らない、非公開の会議は原則すぐにでも廃止すべきです。
私は、税金が原資である政務活動費を使って発行される「議会報告」なるチラシについても、私は大いに疑問を持っています。私の住んでいる市では「議会報告」を政務活動費で作成できるようですが、その内容は、市の広報紙や議会だよりに書かれている予算の内訳表が書いてあるだけだったり、道路に白線を引いた、カーブミラーを設置した、祭りに参加した、PTA活動をした等の活動?なるものの写真をでかでかと載せ「カラー」で印刷する等、血税を原資とする政務活動費と紙とインクのムダづかいとしか言えないような代物ばかりでうんざりしています。
祭りに参加するのも、町内会に出席するのも、ましてやPTA活動など、普通のサラリーマンは散々仕事で疲れた後にボランティアでやっていることです。さも仕事をしているかのように、そんな活動を税金まで使ってPRされても、議員はヒマなんだ、この人は議員になるためにPTA活動をしているんだとうんざりした気分になります。
『チラシを作っていないと活動していないように見えるから、とにかく適当なことを書いて政務活動費で発行して配ってしまえ!』『活動しているように見えるから、とりあえず毎朝駅前に立っとけ!』私は、仕事もろくにせず議席を守ることだけに熱心な議員たちにしか見えません。
近隣の自治体は、政務活動費でチラシを発行できないため、やる気のある議員だけがチラシを自費で配布しており、当然経費節減のため「カラー」のものはほとんど有りませんし、なぜ自身が予算に賛成・反対したのか、どんな質問を議会でしたのか、市政の何が問題だと考えているのか…と本来政務活動費を使って発行してもいい内容の議会報告を作成しています。千代田区議会のように報酬をUPして政務活動費を廃止する案には反対ですが、政務活動費を使ったこんなくだらないインクと紙と血税のムダづかいのチラシには本当にうんざりです。
そんな議員は選挙で落選させればいいじゃないか、と反論されるかもしれません。ですが、私の地元の市議選は定数に対して2名オーバしか立候補せず、それが難しいのです。(さすがに、PTA活動ばかりチラシに書いていた現職市議は落選しました。しかし、翌年の県議選でなぜか別の政党から出馬!さらに驚くべきことに当選し、今は兵庫県議をしています!!)
それじゃあ、「政務活動費全額廃止だ!」「議員報酬半減だ!」「議員定数削減だ!」とどこかの政党が言い出しそうですが、根本的な解決が一切なされていないように思いますし、その政党の議員・首長は報酬を減らすと、減らした報酬分以上に議員・首長としての仕事をしていないようで、本末転倒、むしろかえって改悪しているようにさえ思えます。
まとまりのない話になりましたが、有権者の政務活動費に対する怒り、地方議員に対する不信は、「県議会議員なんて必要ない!」というレベルまで達しつつあります。すべての兵庫県議にそういう状況であるという危機感を持ってほしいのですが。
丸尾さんの今後の活動に期待しております。

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