明日から参院選 地球温暖化防止対策も最重要争点に ― 2019-07-03 09:55
「西日本猛烈な雨厳戒」今日の神戸新聞の新聞記事見出しです。地球温暖化により、気候変動が激しくなり、台風などが巨大化することが指摘されていました。予想通り、昨年は巨大な台風が上陸し、今年も梅雨に入った途端、九州地方が猛烈な雨に襲われています。
子どもたちが生きていく環境が悪化していくことに心が痛みます。各政党は、豪雨災害等を低減させるため、地球温暖化防止対策も、最重要課題のひとつにしていただきたいものです。
二酸化炭素排出量の多い石炭火力発電所の建設など地球温暖化防止に逆行する政府の姿勢は容認出来ず、自民党、公明党を支持しても、対策が前に進むとは思えません。
それ以外の政党の候補者を当選させることで、私は地球温暖化防止対策を前に進めていければと考えています。
子どもたちが生きていく環境が悪化していくことに心が痛みます。各政党は、豪雨災害等を低減させるため、地球温暖化防止対策も、最重要課題のひとつにしていただきたいものです。
二酸化炭素排出量の多い石炭火力発電所の建設など地球温暖化防止に逆行する政府の姿勢は容認出来ず、自民党、公明党を支持しても、対策が前に進むとは思えません。
それ以外の政党の候補者を当選させることで、私は地球温暖化防止対策を前に進めていければと考えています。
2016参院選兵庫選挙区 自民・公明・維新 議席獲得! ― 2019-07-14 12:14
このままでは3年前と同じ構図に
立憲 安田真理さん に票を集中しませんか(シェア希望)
今日公表された共同通信による参院選同行調査によると、自民が支持率を伸ばし40.4%、立憲が支持率を減らし7.7%、日本維新の会が支持率を増やし4.4%、公明党の支持率は微減4.9%、共産党支持率微増3%です。無党派層の動向が支持率等に影響しているのだと思います。
関西は、維新の会、公明党の支持率は高い状況にあり、共同通信の支持率(全国の状況)が、選挙結果にそのまま反映することはありません。
安田真理さんは、かなり追い上げているという報道もありますが、このままでは、前回と同じ二の舞を演じる可能性があります。
憲法9条を守るため、消費税増税をさせないため、年金を大きく減らさないため、安田真理さんに票を集中しませんか?
3年前の参議院議員選挙兵庫選挙区(3人区)の結果
自民 末松 64.1万票 当選
公明 伊藤 54.2万票 当選
維新 片山 53.1万票 当選
民進 水岡 42万票 落選 (立憲比例候補)
共産 金田 22.8万票 落選
写真は、安田真理さん、弁護士の弘川よしえさんと。
立憲 安田真理さん に票を集中しませんか(シェア希望)
今日公表された共同通信による参院選同行調査によると、自民が支持率を伸ばし40.4%、立憲が支持率を減らし7.7%、日本維新の会が支持率を増やし4.4%、公明党の支持率は微減4.9%、共産党支持率微増3%です。無党派層の動向が支持率等に影響しているのだと思います。
関西は、維新の会、公明党の支持率は高い状況にあり、共同通信の支持率(全国の状況)が、選挙結果にそのまま反映することはありません。
安田真理さんは、かなり追い上げているという報道もありますが、このままでは、前回と同じ二の舞を演じる可能性があります。
憲法9条を守るため、消費税増税をさせないため、年金を大きく減らさないため、安田真理さんに票を集中しませんか?
3年前の参議院議員選挙兵庫選挙区(3人区)の結果
自民 末松 64.1万票 当選
公明 伊藤 54.2万票 当選
維新 片山 53.1万票 当選
民進 水岡 42万票 落選 (立憲比例候補)
共産 金田 22.8万票 落選
写真は、安田真理さん、弁護士の弘川よしえさんと。
本家 愛知サマーセミナー2019に参加! ― 2019-07-15 23:14
数年前からみんなのサマーセミナーin Amagasakiが開催されていますが、今日、その本家の愛知サマーセミナーに参加しました。講座数は3日間で、ざっと1500程。尼崎のサマセミが約300講座と言われていたので、その5倍の規模。講師には、大村崑さん、滝田栄さん、金平キャスター、室井佑月さんなどビッグゲストが多数。
私が最初に受講したのは、全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。「主権者ってなあに?」をテーマに、憲法の条文を読みながら、行政、立法、司法の三権分立により、権力が分散されているように見えるが、行政に圧倒的な力があり、それを国民の不断の努力により、チェックしなければならないと指摘。最高裁裁判官のチェックもと。
憲法前文の、「日本国民」「われわれ」を、私、私たちに読み替えると、主権者としての意識が芽生えるとの趣旨で話をされていたのが、印象的でした。
京都大学教授の藤井聡さんの「ウソが一杯『政府の借金問題』をテーマにした話も刺激的でした。消費税を上げる度に、日本の成長率が鈍化してきた。消費税10%が日本経済を破壊すると。結局大企業のために、法人税率を下げ、その代わりに消費税を上げようとしているとしか考えられないと。
他に、SDGs、マイクロプラスティックの講義を受けました。なかなか盛りだくさんで充実した愛知サマセミでした。
私が最初に受講したのは、全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。「主権者ってなあに?」をテーマに、憲法の条文を読みながら、行政、立法、司法の三権分立により、権力が分散されているように見えるが、行政に圧倒的な力があり、それを国民の不断の努力により、チェックしなければならないと指摘。最高裁裁判官のチェックもと。
憲法前文の、「日本国民」「われわれ」を、私、私たちに読み替えると、主権者としての意識が芽生えるとの趣旨で話をされていたのが、印象的でした。
京都大学教授の藤井聡さんの「ウソが一杯『政府の借金問題』をテーマにした話も刺激的でした。消費税を上げる度に、日本の成長率が鈍化してきた。消費税10%が日本経済を破壊すると。結局大企業のために、法人税率を下げ、その代わりに消費税を上げようとしているとしか考えられないと。
他に、SDGs、マイクロプラスティックの講義を受けました。なかなか盛りだくさんで充実した愛知サマセミでした。
参議院議員選挙を終えて ― 2019-07-23 14:00
憲法を改正するのか、消費税を増税するのか、2千万円足りないと言われている年金制度をどうするのか、格差をどう是正していくのかなどが争点となった選挙であった。改憲勢力が、憲法改正の3分の2以上を獲得するのかということにも焦点があたった。
今回の選挙の投票率は、前回2016年参院選の54.7%から5.9%減の48.8%であった。選挙結果だが、自民党は66議席から59議席へと減少。比例区得票数は、前回の約2000万票(得票率35.91%)から約1771万票(35.37%)へと大きく減少。投票率を上回る8.9%の減少であった。2013年参院選の得票数約1846万票(34.68%)も下回っており、自民党支持に陰りが見え始めていることは間違いない。
一方、立憲民主党は9議席から17議席に増えたが、前回の民進党の得票数約1175万票(20.98%)を大きく下回る約792万票(15.81%)しか獲得出来ておらず、国民民主党(348万票6.95%)との得票合計数で1140万票になり、前回水準の票を得たことになる。
公明党は11議席から14議席に増えた。前回得票数約757万票(13.52%)であったが、今回約654万票(13.05%)で、前回から100万票も落ち込んだ選挙であった。これは、安保法制を含めた自民党べったりの公明党の姿勢に対する評価や、創価学会員を候補者に立てたれいわ新選組の影響も考えられる。
共産党は8議席から7議席に減少。前回の得票数約515万票(9.68%)から今回は約448万票(8.95%)に減っており、野党共闘により1人区に候補者を立てなかったことが影響している可能性も考えられる。
社民党は改選数1議席を今回も確保。前回得票数約154万票(2.74%)から今回約105万票(2.09%)と得票数は大きく減っており、かなり厳しいところに追い込まれている。
維新は7議席が10議席に増えた。今回得票数は約491万票(9.8%)だが、前回515万票(9.2%)より得票数は減っており、維新の支持が大きく増えたということでもない。
新勢力としては、山本太郎率いるれいわ新選組が、約228万票(4.45%)を得て2議席を獲得した。ALSなど重度障害者の2人が議席を獲得し、皆が生きやすい社会の実現に向けて、大きく活躍されることを期待する。
もうひとつの新勢力は、NHKから国民を守る党であるが、得票数約99万票(1.97%)で1議席を獲得した。
以上の結果から、参議院の自公維の改憲勢力は、3分の2を割り込み、自公維だけで、改憲発議は出来なくなった。
兵庫県選挙区における投票率は、前回より5.14%低い48.6%であった。維新清水氏は、前回片山氏が獲得した約53.1万票(21.79%)を上回る約57.3万票(26.1%)を獲得しトップ当選。大阪での首長ダブル選挙の勢いが続いていることがわかる。2位の公明党は、前回伊藤氏が約54.2万票(22.24%)を獲得したが、高橋氏は約50.4万票(22.9%)で少し票を減らしている。3位は、加田氏で約46.6万票(21.2万票)を獲得したが、前回約64.2万票(26.33%)を取った末松氏の票と比べると獲得票は激減した。新人で知名度もないことが影響した可能性がある。
4位は私たちも応援した安田真理氏。約43.5万票(19.8%)を獲得し次点。前回水岡氏の約42万票(17.23%)を上回った。スタートで大きく出遅れていたにもかかわらず、大健闘と言える。5位は金田峰生氏で約16.6万票(7.6万票)を獲得。前回約22.9万票(9.4%)より減少。
私たちは、緑の党グリーンズジャパンとして、「脱原発、地球温暖化防止対策の推進、憲法9条を守る、格差を是正するなど」の政策協定を交した参議院議員選挙候補者33人を推薦、支援、支持し、各地で選挙応援を行った。
その中には、立憲民主党安田真理氏(推薦)なども含まれており、街頭演説にも合流し、全力で支援を行ったが、当選には至らなかった。
一方で、推薦等をした立憲民主党石川大我氏、無所属嘉田由紀子氏、立憲民主党石垣のりこ氏、沖縄社会大衆党タカラ鉄美氏など9人が当選し、希望が持てた選挙でもあった。
今後、衆議院議員選挙、2年後の尼崎市議会議員選挙、3年後の尼崎市長選挙などを迎えるが、改憲勢力一色にならないよう、市民運動をしっかり担いながら、それぞれの選挙をどう組み立てていくのか、じっくりと考えていく必要がある。
今回の選挙の投票率は、前回2016年参院選の54.7%から5.9%減の48.8%であった。選挙結果だが、自民党は66議席から59議席へと減少。比例区得票数は、前回の約2000万票(得票率35.91%)から約1771万票(35.37%)へと大きく減少。投票率を上回る8.9%の減少であった。2013年参院選の得票数約1846万票(34.68%)も下回っており、自民党支持に陰りが見え始めていることは間違いない。
一方、立憲民主党は9議席から17議席に増えたが、前回の民進党の得票数約1175万票(20.98%)を大きく下回る約792万票(15.81%)しか獲得出来ておらず、国民民主党(348万票6.95%)との得票合計数で1140万票になり、前回水準の票を得たことになる。
公明党は11議席から14議席に増えた。前回得票数約757万票(13.52%)であったが、今回約654万票(13.05%)で、前回から100万票も落ち込んだ選挙であった。これは、安保法制を含めた自民党べったりの公明党の姿勢に対する評価や、創価学会員を候補者に立てたれいわ新選組の影響も考えられる。
共産党は8議席から7議席に減少。前回の得票数約515万票(9.68%)から今回は約448万票(8.95%)に減っており、野党共闘により1人区に候補者を立てなかったことが影響している可能性も考えられる。
社民党は改選数1議席を今回も確保。前回得票数約154万票(2.74%)から今回約105万票(2.09%)と得票数は大きく減っており、かなり厳しいところに追い込まれている。
維新は7議席が10議席に増えた。今回得票数は約491万票(9.8%)だが、前回515万票(9.2%)より得票数は減っており、維新の支持が大きく増えたということでもない。
新勢力としては、山本太郎率いるれいわ新選組が、約228万票(4.45%)を得て2議席を獲得した。ALSなど重度障害者の2人が議席を獲得し、皆が生きやすい社会の実現に向けて、大きく活躍されることを期待する。
もうひとつの新勢力は、NHKから国民を守る党であるが、得票数約99万票(1.97%)で1議席を獲得した。
以上の結果から、参議院の自公維の改憲勢力は、3分の2を割り込み、自公維だけで、改憲発議は出来なくなった。
兵庫県選挙区における投票率は、前回より5.14%低い48.6%であった。維新清水氏は、前回片山氏が獲得した約53.1万票(21.79%)を上回る約57.3万票(26.1%)を獲得しトップ当選。大阪での首長ダブル選挙の勢いが続いていることがわかる。2位の公明党は、前回伊藤氏が約54.2万票(22.24%)を獲得したが、高橋氏は約50.4万票(22.9%)で少し票を減らしている。3位は、加田氏で約46.6万票(21.2万票)を獲得したが、前回約64.2万票(26.33%)を取った末松氏の票と比べると獲得票は激減した。新人で知名度もないことが影響した可能性がある。
4位は私たちも応援した安田真理氏。約43.5万票(19.8%)を獲得し次点。前回水岡氏の約42万票(17.23%)を上回った。スタートで大きく出遅れていたにもかかわらず、大健闘と言える。5位は金田峰生氏で約16.6万票(7.6万票)を獲得。前回約22.9万票(9.4%)より減少。
私たちは、緑の党グリーンズジャパンとして、「脱原発、地球温暖化防止対策の推進、憲法9条を守る、格差を是正するなど」の政策協定を交した参議院議員選挙候補者33人を推薦、支援、支持し、各地で選挙応援を行った。
その中には、立憲民主党安田真理氏(推薦)なども含まれており、街頭演説にも合流し、全力で支援を行ったが、当選には至らなかった。
一方で、推薦等をした立憲民主党石川大我氏、無所属嘉田由紀子氏、立憲民主党石垣のりこ氏、沖縄社会大衆党タカラ鉄美氏など9人が当選し、希望が持てた選挙でもあった。
今後、衆議院議員選挙、2年後の尼崎市議会議員選挙、3年後の尼崎市長選挙などを迎えるが、改憲勢力一色にならないよう、市民運動をしっかり担いながら、それぞれの選挙をどう組み立てていくのか、じっくりと考えていく必要がある。
文通費 維新は政治団体への寄付を止め、他党議員は使途公開を! ― 2019-07-27 22:18
日本維新の会所属の国会議員が、議員に月100万円支給されている文書交通通信滞在費(文通費)の一部を政治団体に寄付していたことが問題となっています。日刊現代によると、2015年10月~19年3月までに受け取った約7.6億円のうち約5.7億円が、所属議員が代 表を務める政党支部や資金管理団体などに寄付していたとのこと。
そもそも文通費は、文書交通通信滞在のために支給される実費弁償のための費用ですから、政治活動に使って良いということになっておらず、上脇博之神戸学院大法学部教授は、紙面上で「政治資金としての使用が前提とされていない文通費を政治資金として使うのは、限りなく違法行為に近い。」と批判しています。
また、使途が決められている文通費が、政治団体に入れられることで、何に使われたのかわからなくなります。仮に、文通費を寄付した政治団体で、飲食経費が支出されていれば、文通費を目的外の飲食費に使用したとみなすことができます。そのようなややこしい会計処理は止めるべきでしょう。
議員が任期終了後に、政治団体を解散すれば、文通費の残額は、知らない間に処理されることになります。
では、どのような会計処理をすべきなのか?
文書交通通信滞在の目的のために月100万円、年間1200万円を使い切れなかったのであれば、年度末に残額を返金すべきです。100歩譲っても、任期毎には残金を返金すべきでしょう。ただ、文通費は、渡し切り費になっており、ルール上、寄付行為になることから、返金は出来ないようです。それならば、残額を法務局に供託すべきでしょう。
私は以前、実費とかけ離れた費用弁償(交通費)を受け取り拒否していたことがありましたが、他にも議員の報酬が高額だという理由で、報酬の一部の受け取りを拒否すると宣言する議員もいました。
議員の中には、議会事務局職員に、供託手続きのために手を煩わせたくないという理由で、報酬を受け取って、報酬の一部を供託するという手続きをする議員もいました。かなりイレギュラーな手続きですが、実際にその供託は法務局で認められていました。ということは、文通費の供託も出来るのではないでしょうか。供託金は、後に国庫に戻ることになります。
日本維新の会は、文通費の残額を政治団体に寄付することを止め、年度毎の残額を供託し、事実上の返金をすべきではないでしょうか。
万一、供託が認められなければ、議員を引退するまで残金を置いておき、引退時に国に寄付するのが適当だと思います。
日本共産党は、文通費の使途を公開していますが、領収書を公開していません。領収書を公開すべきです。文通費の使途については、残額を繰り越し金として取り扱っていますが、これも不透明です。任期を終了した議員の文通費の残額について、取り扱いをどうしているのか説明が求められます。
共産党も、少なくとも任期をまたいだ繰り越し金の取り扱いを止め、残額を事実上の返金である供託にすべきではないでしょうか。
自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党、社会民主党などの所属議員が、文通費の使途や領収書を公開しているのかどうかは不明です。文通費の制度として、使途や領収書の公開をすべきですし、それが実現するまでの間、各議員が文通費の使途と領収書を自主公開すべきでしょう。また、その残額を返金出来るようにルール改正すべきです。
国会法第38条
議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、別に定めるところにより手当を受ける。
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律第9条第1項
各議院の議長、副議長及び議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、文書通信交通滞在費として、月額百万円を受ける。
そもそも文通費は、文書交通通信滞在のために支給される実費弁償のための費用ですから、政治活動に使って良いということになっておらず、上脇博之神戸学院大法学部教授は、紙面上で「政治資金としての使用が前提とされていない文通費を政治資金として使うのは、限りなく違法行為に近い。」と批判しています。
また、使途が決められている文通費が、政治団体に入れられることで、何に使われたのかわからなくなります。仮に、文通費を寄付した政治団体で、飲食経費が支出されていれば、文通費を目的外の飲食費に使用したとみなすことができます。そのようなややこしい会計処理は止めるべきでしょう。
議員が任期終了後に、政治団体を解散すれば、文通費の残額は、知らない間に処理されることになります。
では、どのような会計処理をすべきなのか?
文書交通通信滞在の目的のために月100万円、年間1200万円を使い切れなかったのであれば、年度末に残額を返金すべきです。100歩譲っても、任期毎には残金を返金すべきでしょう。ただ、文通費は、渡し切り費になっており、ルール上、寄付行為になることから、返金は出来ないようです。それならば、残額を法務局に供託すべきでしょう。
私は以前、実費とかけ離れた費用弁償(交通費)を受け取り拒否していたことがありましたが、他にも議員の報酬が高額だという理由で、報酬の一部の受け取りを拒否すると宣言する議員もいました。
議員の中には、議会事務局職員に、供託手続きのために手を煩わせたくないという理由で、報酬を受け取って、報酬の一部を供託するという手続きをする議員もいました。かなりイレギュラーな手続きですが、実際にその供託は法務局で認められていました。ということは、文通費の供託も出来るのではないでしょうか。供託金は、後に国庫に戻ることになります。
日本維新の会は、文通費の残額を政治団体に寄付することを止め、年度毎の残額を供託し、事実上の返金をすべきではないでしょうか。
万一、供託が認められなければ、議員を引退するまで残金を置いておき、引退時に国に寄付するのが適当だと思います。
日本共産党は、文通費の使途を公開していますが、領収書を公開していません。領収書を公開すべきです。文通費の使途については、残額を繰り越し金として取り扱っていますが、これも不透明です。任期を終了した議員の文通費の残額について、取り扱いをどうしているのか説明が求められます。
共産党も、少なくとも任期をまたいだ繰り越し金の取り扱いを止め、残額を事実上の返金である供託にすべきではないでしょうか。
自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党、社会民主党などの所属議員が、文通費の使途や領収書を公開しているのかどうかは不明です。文通費の制度として、使途や領収書の公開をすべきですし、それが実現するまでの間、各議員が文通費の使途と領収書を自主公開すべきでしょう。また、その残額を返金出来るようにルール改正すべきです。
国会法第38条
議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、別に定めるところにより手当を受ける。
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律第9条第1項
各議院の議長、副議長及び議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、文書通信交通滞在費として、月額百万円を受ける。
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