丸尾原告 立花たかし被告 名誉毀損損害賠償請求訴訟 第1回口頭弁論 ― 2025-08-28 11:51
令和7年(ワ)第440号
損害賠償請求事件
原 告 丸尾 牧
被 告 立花孝志
意見陳述
令和7年8月27日
神戸地方裁判所尼崎支部 第2民事部合議B係 御中
原 告 丸尾 牧
立花孝志氏からの私たちへの執拗な攻撃は、昨年11月の兵庫県知事選から始まったと記憶しています。知事選挙期間中の11月2日、岸口県議もしくは御付きの人から立花氏が受け取った紙に、「黒幕(主犯格)は、竹内や丸尾など。知事失職が彼らの最終的な狙い。」などと記載されていました。
それを立花氏が、YouTubeやXなどで紹介しているのを見ました。その後、私に対する様々な攻撃、誹謗中傷も行っていたようですが、動画等は見るとしんどくなるので、あまり見ないようにしていました。
そんな中、11月3日に立花氏が奥谷県議自宅兼事務所前で街宣した後に「次は竹内と丸尾のところに行く」という趣旨の宣言をしました。それが影響したのか、知事選後から1カ月ほどが最も多かったのですが、電話は多い時は1日30件ほど、留守電は1日5件程入っており「死んでしまえ」とがなり立てるような電話もありました。事務連絡の留守電も入っていることから、全ての電話を聞かざるを得ず、それだけでエネルギーが奪われていきました。電話が精神的には一番きつかったかもしれません。
立花氏が私に関するデマを拡散する街頭演説以前にも、抗議メッセージなどが届いていましたが、本件出来事以降、抗議電話やメール、メッセージなどが大量に届くようになり、事務所前に、不審な車が長時間止まったり、スマホを持ちながら事務所近くをウロウロする男性が複数現れたのも、その直後です。
その後、事務所には、立花氏ファンのユーチューバーがスマホをかざしながら私の事務所を訪れたり、デマ内容の切り取り動画も大量に流されました。その中には、県民局長の告発文書を作成したのではないかとの動画も作成されていました。
さらに、立花氏の動画を見て信じてしまったという人が丸尾の辞職を求めるXや署名サイトを立ち上げ7700名程の署名が集まり、同じアカウントが今年3月にリコール運動をすると宣言しました。後にその方は自分が間違っていたと私に謝罪されました。その他にも、丸尾の辞職を求めるXに私の事務所所在地が記載されたことが影響したのか、12月中旬から、神戸市民共済無断申込、健康食品、お茶など10件超が着払い、後払いで、無断で申し込まれました。
さらに、「お前も県民局長みたいに自殺しろよ 早く早く」との内容が記載された1分1通、合計約1万2400通のメールが届きました。
発信力のある、影響力のある立花氏の言動等が犬笛となり、他の方からの誹謗中傷や嫌がらせ等に影響している可能性が高いと考えています。
私は、それらの攻撃を受け、精神的に追い込まれ、憔悴しきった時期がありました。一時期この状況から逃れるために、議員辞職をするしかないと考えたこともありました。その時に、皆さんからの応援メッセージをたくさんいただいて、少しずつ力を回復することが出来ました。
話しを裁判に戻しますが、訴訟提起の翌日となる令和7年6月6日、NHKから国民を守る党の定例記者会見において、立花氏は、「丸尾が県民局長の告発文書を作成したことはデマであった」ことをあっさり認めました。
結局、立花氏は、一次情報など確認せず、他の方の伝聞なのか、自分が作り出した物語なのかわかりませんが、選挙期間中に、デマを流していたことは事実であり、平気で人をデマで貶めることが出来る、そしてそのことに何の躊躇もない人で、未だに全く反省していないことがわかります。
動機は、表向きは、斎藤さんを応援するということでしたが、知事選が終わっても、その批判を続けるということは、結局、本人には動画の広告収入が入らないようですが、自分たち周辺の人たちの動画再生により広告収入を得ることや、NHK党の勢力拡大のために行っているのだと考えられます。
このようなことを認めることで、秩序ある社会が壊れ、新たな被害者が出て、新たに自殺する人が出てくるかもしれません。裁判官には、社会が壊れないように、秩序ある社会、安心して暮らせる社会を維持、継続するために、公平公正な判断を求めるものです。
以上
損害賠償請求事件
原 告 丸尾 牧
被 告 立花孝志
意見陳述
令和7年8月27日
神戸地方裁判所尼崎支部 第2民事部合議B係 御中
原 告 丸尾 牧
立花孝志氏からの私たちへの執拗な攻撃は、昨年11月の兵庫県知事選から始まったと記憶しています。知事選挙期間中の11月2日、岸口県議もしくは御付きの人から立花氏が受け取った紙に、「黒幕(主犯格)は、竹内や丸尾など。知事失職が彼らの最終的な狙い。」などと記載されていました。
それを立花氏が、YouTubeやXなどで紹介しているのを見ました。その後、私に対する様々な攻撃、誹謗中傷も行っていたようですが、動画等は見るとしんどくなるので、あまり見ないようにしていました。
そんな中、11月3日に立花氏が奥谷県議自宅兼事務所前で街宣した後に「次は竹内と丸尾のところに行く」という趣旨の宣言をしました。それが影響したのか、知事選後から1カ月ほどが最も多かったのですが、電話は多い時は1日30件ほど、留守電は1日5件程入っており「死んでしまえ」とがなり立てるような電話もありました。事務連絡の留守電も入っていることから、全ての電話を聞かざるを得ず、それだけでエネルギーが奪われていきました。電話が精神的には一番きつかったかもしれません。
立花氏が私に関するデマを拡散する街頭演説以前にも、抗議メッセージなどが届いていましたが、本件出来事以降、抗議電話やメール、メッセージなどが大量に届くようになり、事務所前に、不審な車が長時間止まったり、スマホを持ちながら事務所近くをウロウロする男性が複数現れたのも、その直後です。
その後、事務所には、立花氏ファンのユーチューバーがスマホをかざしながら私の事務所を訪れたり、デマ内容の切り取り動画も大量に流されました。その中には、県民局長の告発文書を作成したのではないかとの動画も作成されていました。
さらに、立花氏の動画を見て信じてしまったという人が丸尾の辞職を求めるXや署名サイトを立ち上げ7700名程の署名が集まり、同じアカウントが今年3月にリコール運動をすると宣言しました。後にその方は自分が間違っていたと私に謝罪されました。その他にも、丸尾の辞職を求めるXに私の事務所所在地が記載されたことが影響したのか、12月中旬から、神戸市民共済無断申込、健康食品、お茶など10件超が着払い、後払いで、無断で申し込まれました。
さらに、「お前も県民局長みたいに自殺しろよ 早く早く」との内容が記載された1分1通、合計約1万2400通のメールが届きました。
発信力のある、影響力のある立花氏の言動等が犬笛となり、他の方からの誹謗中傷や嫌がらせ等に影響している可能性が高いと考えています。
私は、それらの攻撃を受け、精神的に追い込まれ、憔悴しきった時期がありました。一時期この状況から逃れるために、議員辞職をするしかないと考えたこともありました。その時に、皆さんからの応援メッセージをたくさんいただいて、少しずつ力を回復することが出来ました。
話しを裁判に戻しますが、訴訟提起の翌日となる令和7年6月6日、NHKから国民を守る党の定例記者会見において、立花氏は、「丸尾が県民局長の告発文書を作成したことはデマであった」ことをあっさり認めました。
結局、立花氏は、一次情報など確認せず、他の方の伝聞なのか、自分が作り出した物語なのかわかりませんが、選挙期間中に、デマを流していたことは事実であり、平気で人をデマで貶めることが出来る、そしてそのことに何の躊躇もない人で、未だに全く反省していないことがわかります。
動機は、表向きは、斎藤さんを応援するということでしたが、知事選が終わっても、その批判を続けるということは、結局、本人には動画の広告収入が入らないようですが、自分たち周辺の人たちの動画再生により広告収入を得ることや、NHK党の勢力拡大のために行っているのだと考えられます。
このようなことを認めることで、秩序ある社会が壊れ、新たな被害者が出て、新たに自殺する人が出てくるかもしれません。裁判官には、社会が壊れないように、秩序ある社会、安心して暮らせる社会を維持、継続するために、公平公正な判断を求めるものです。
以上
参議院議員選挙がスタートしました! ― 2025-07-03 17:18
民主主義と人々の暮らしが問われる選挙です!
政治団体代表者などの虚偽情報の発信や攻撃などにより、決して少なくない人が苦しめられてきました。そんな中、兵庫県では1人の県議が命を落としてしまいました。
「誹謗中傷ビジネス」そんな言葉を先日、目にしました。人を誹謗中傷し、動画などを回し、稼ぐ人たち。「選挙ビジネス」選挙を食い物にしてお金を稼ぐ人たち。
社会ルールを確立し、安心して選挙や議論が出来る環境が必要です。
その背景には、人々の暮らしが厳しくなっていることも影響しています。逆進性の高い消費税率を下げることも必要ですが、一方で金融所得が分離課税であることも影響し、1億円を超えると大きく課税割合が下がることから、高額所得者の課税強化が不可欠です。税の再配分が政府の役割。法人税の課税強化などを含め、安定した財源を確保した上で、社会保険料の増額抑制出来れば減額を目指したいものです。有権者の判断により、今回の参院選が、安定した社会の再構築に向けた一歩としていただきたいと思います。
政治団体代表者などの虚偽情報の発信や攻撃などにより、決して少なくない人が苦しめられてきました。そんな中、兵庫県では1人の県議が命を落としてしまいました。
「誹謗中傷ビジネス」そんな言葉を先日、目にしました。人を誹謗中傷し、動画などを回し、稼ぐ人たち。「選挙ビジネス」選挙を食い物にしてお金を稼ぐ人たち。
社会ルールを確立し、安心して選挙や議論が出来る環境が必要です。
その背景には、人々の暮らしが厳しくなっていることも影響しています。逆進性の高い消費税率を下げることも必要ですが、一方で金融所得が分離課税であることも影響し、1億円を超えると大きく課税割合が下がることから、高額所得者の課税強化が不可欠です。税の再配分が政府の役割。法人税の課税強化などを含め、安定した財源を確保した上で、社会保険料の増額抑制出来れば減額を目指したいものです。有権者の判断により、今回の参院選が、安定した社会の再構築に向けた一歩としていただきたいと思います。
日高神鍋観光協会HP スキーウェア提供打診問題について ― 2025-05-28 16:54
日高神鍋観光協会が、2024年8月22日HP上において、「2024年8月21日に丸尾まき兵庫県議会議員のXに投稿された『スキーウェアたかり事件』について協会関係者に事実確認を行いましたが、所謂『たかり』や、そのようなニュアンスに解釈されるような事も含め確認されなかったことをご報告いたします。」と記載されました。
「おねだり問題」については、中立的な弁護士らによって構成される兵庫県の第三者委員会報告書も、「外形的にみて知事の側から贈与を希望したと見られる可能性がある状況であったことは事実といえる」「外形的にみて「おねだり」をしたと見られる可能性がある状況であったことは事実とみてしかるべきである」と認定しています。
また8月29日の観光協会HP書き込みで、「丸尾まき兵庫県議会議員より協会関係者に謝罪があり、上記の当該ポストを削除する事で和解になりました事をご報告致します。」と記載されています。
ここで、私がした謝罪とは、あくまでも神鍋高原という地名を出したことへの謝罪です。先ほど述べた第三者委員会報告書でも指摘された通り、丸尾が虚偽の内容を投稿したわけではありませんので、その点ご留意ください。
「おねだり問題」については、中立的な弁護士らによって構成される兵庫県の第三者委員会報告書も、「外形的にみて知事の側から贈与を希望したと見られる可能性がある状況であったことは事実といえる」「外形的にみて「おねだり」をしたと見られる可能性がある状況であったことは事実とみてしかるべきである」と認定しています。
また8月29日の観光協会HP書き込みで、「丸尾まき兵庫県議会議員より協会関係者に謝罪があり、上記の当該ポストを削除する事で和解になりました事をご報告致します。」と記載されています。
ここで、私がした謝罪とは、あくまでも神鍋高原という地名を出したことへの謝罪です。先ほど述べた第三者委員会報告書でも指摘された通り、丸尾が虚偽の内容を投稿したわけではありませんので、その点ご留意ください。
選挙報告会開催についてのお詫び ― 2025-05-16 15:35
一昨年の県議会議員選挙後に行った4月23日県政(選挙)報告会について、下記の法律に違反するとの指摘があります。
公職選挙法第178条第1項第1号では、挨拶する目的をもって、選挙人に対して個別訪問することや、当選祝賀会やその他の集会を開催することが禁じられています。またこれを受け、同法第245条は「第178条の規定に違反した者は、30万円以下の罰金に処する。」と規定しています。それに該当するのではとの指摘です。
この点、公職選挙法第178条第1項の立法趣旨は、挨拶行為を制限し、お金のかからない選挙を目指すことと、期日後の挨拶行為が事後買収の温床となりやすいという点にあります。
そもそも新任期の取り組み方針を表明するなど県政報告を行うことを目的とし、類似の会合が一般的に行われていることから法的に全く問題ないと思い選挙報告会を開催しましたが、挨拶目的の祝賀会ではないかとの指摘もあり、公職選挙法違反容疑で告発されました。
今回本件が検察に書類送検され、近々判断が下されるものと思います。大きな問題にはならないと考えていますが、検察の判断を待ちたいと思います。
誤解を生む会合を開催したことを皆さんにお詫びすると共に、今後は誤解を受けないよう対応していきたいと思います。
公職選挙法第178条第1項第1号では、挨拶する目的をもって、選挙人に対して個別訪問することや、当選祝賀会やその他の集会を開催することが禁じられています。またこれを受け、同法第245条は「第178条の規定に違反した者は、30万円以下の罰金に処する。」と規定しています。それに該当するのではとの指摘です。
この点、公職選挙法第178条第1項の立法趣旨は、挨拶行為を制限し、お金のかからない選挙を目指すことと、期日後の挨拶行為が事後買収の温床となりやすいという点にあります。
そもそも新任期の取り組み方針を表明するなど県政報告を行うことを目的とし、類似の会合が一般的に行われていることから法的に全く問題ないと思い選挙報告会を開催しましたが、挨拶目的の祝賀会ではないかとの指摘もあり、公職選挙法違反容疑で告発されました。
今回本件が検察に書類送検され、近々判断が下されるものと思います。大きな問題にはならないと考えていますが、検察の判断を待ちたいと思います。
誤解を生む会合を開催したことを皆さんにお詫びすると共に、今後は誤解を受けないよう対応していきたいと思います。
SNS虚偽情報拡散、犬笛からみんなの言論と命を守る! ― 2025-05-03 11:50
5月3日、赤報隊を名乗る人物が朝日新聞を襲撃し小尻記者が殺害されてから38年が経ちました。今、日本において安心して発言できる「言論の自由」はあるのでしょうか。
私は、昨年兵庫県議会百条委員会委員になり、力不足でしたが真相解明に努めてきました。ところが、百条委員会スタート後、私や他の百条委員会委員等に関する虚偽情報が流されるようになり、私も様々な攻撃、誹謗中傷を受けました。
政治団体代表が、「竹内と丸尾のところに行く」と犬笛を吹いた後、匿名人物から私たちへの攻撃が激化。つい最近も「お前も県民局長みたいに自殺しろよ。早く早く」と、自殺を促すメールが1分おきに約12400通届きました。その攻撃は、攻撃対象が亡くなれば終わりではなく、亡くなった後も続きます。
終わりのない攻撃で、安心して暮らせる社会の基盤は間違いなく壊れていきます。
虚偽情報拡散が人の命を奪う力を持っており、SNSでの虚偽情報を拡散させないルール作りとペナルティー強化は急務です。それがみんなの言論と命を守ることに繋がります。
私は、昨年兵庫県議会百条委員会委員になり、力不足でしたが真相解明に努めてきました。ところが、百条委員会スタート後、私や他の百条委員会委員等に関する虚偽情報が流されるようになり、私も様々な攻撃、誹謗中傷を受けました。
政治団体代表が、「竹内と丸尾のところに行く」と犬笛を吹いた後、匿名人物から私たちへの攻撃が激化。つい最近も「お前も県民局長みたいに自殺しろよ。早く早く」と、自殺を促すメールが1分おきに約12400通届きました。その攻撃は、攻撃対象が亡くなれば終わりではなく、亡くなった後も続きます。
終わりのない攻撃で、安心して暮らせる社会の基盤は間違いなく壊れていきます。
虚偽情報拡散が人の命を奪う力を持っており、SNSでの虚偽情報を拡散させないルール作りとペナルティー強化は急務です。それがみんなの言論と命を守ることに繋がります。
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