オンブズ尼崎主催「尼崎市議会の改革ってどーなの?」終了2017-09-17 10:54

 昨日は、台風が迫ってきているにもかかわらず、たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

 議会事務局からは、本会議・予算特別委員会でのインターネット中継の実施、議員期末手当の5%減額、議会基本条例の制定、政務活動費領収書のインターネットによる公開、決算・予算の審査体制の見直しなどの議会改革を行ってきたなどが報告されました。

 私が尼崎市議会にいた頃は、全国でもトップレベルの改革が出来たと思っていたのですが、早稲田マニフェスト研究者の2016年度議会改革度調査(48市中26位)や2017年全国市民オンブズマン連絡会議政務活動費公開度ランキング(48市中30位)では知らない間に、真ん中より下の位置に来ています。

 自民党系の古参議員が何人か落選し、抵抗勢力の力が大きく落ちた今任期は、改革の絶好のチャンスです。しかし、議会がスタートとして3ヶ月も経っているにもかかわらず、どの会派からも議会改革検討委員会を設置することやまとまった議会改革の提案は無いようです。市民の側から、いろいろと提案をしていくしかないのでしょうか。

 ちなみに、市民オンブズ尼崎は、今回の尼崎市議会に「議会報告会の開催」を求める陳情書を提出しています。「共産党系の団体が出した陳情だから」、「オンブズが出した陳情だから」など、提案内容ではなく、どの団体が陳情を出したかで、陳情の処理を決める傾向のある会派もあるのですが、少しはまともな議会に変わったのか、しっかり見届けていきたいと思います。