国連 「石炭から脱却を」2017-11-01 18:48

神戸製鋼は石炭火力を止め社会に役立つ企業に転換を

現在、神戸製鋼は、神戸市において、石炭火力発電所を建設する予定で、環境影響評価が行われています。
ところが、神戸製鋼の工場で、次々とデータ改ざんが発覚し、現在、データ確認のため、環境影響評価の作業は休止しています。

そのような状況の中で、国連は、気温上昇を一定水準以下に抑えるために、日本や中国などの石炭火力発電所の段階的廃止を急ぐことが欠かせないと表明しています。

神戸製鋼などは、石炭火力発電所の建設はただちに止めるべきでしょう。神戸製鋼は自社の利益だけを優先させる企業風土を改め、社会に役立つ企業に生まれ変わることを期待しています。

神鋼データ改竄 井戸兵庫県知事に再発防止策等チェックを求める申入書提出2017-11-14 09:08

 神戸製鋼が建設を計画している石炭火力発電所について、現在、環境アセスメント評価の手続きが進められています。しかし、神戸製鋼の工場において、アルミや銅製品などのデータを改竄していたことが発覚したことから、兵庫県などは環境アセスメントの評価を一時休止し、環境影響評価審査会に提出されたデータの検証を始めるところです。

 ところが、11月1日、2日の報道で神戸製鋼子会社神鋼メタルプロダクツが納入した8電力会社の火力発電所の部品データについても、データ改竄されていたことが明らかになりました。

 現在、神戸製鋼は、工場でのデータ改竄の真相解明と再発防止策を作成しているところですが、神戸製鋼及び関連会社のデータ改竄は、組織的で根の深いものであり、すぐに対策が徹底され、企業の体質が変わるのかも怪しいところです。

 そのため、兵庫県としても、データ改竄された部品が神戸製鋼の石炭火力発電所で使用されないよう8電力会社の火力発電所の部品を製造していた神戸製鋼子会社神鋼メタルプロダクツにおけるデータ改竄の真相解明、再発防止策についても、きちんとチェックする必要性が出てきました。

 石炭火力発電所の環境影響評価手続きを進める兵庫県として、県民の健康と安全を守る立場からも、県として第3者機関を設置するなどし、神鋼メタルプロダクツにおけるデータ改竄問題の真相究明、再発防止策、体質改善のチェックを行うことが不可欠です。

申し入れ内容
・県民の健康と安全を守る立場からも、県として第3者機関を設置するなどし、神鋼メタルプロダクツによるデータ改竄問題の真相究明、再発防止策、体質改善のチェックを行うこと。

与野党質問時間見直し 与党の素晴らしい質問に期待!2017-11-15 21:40

 衆議院議員選挙後、従来は与党2:野党8であった質問時間の割合を、与党側から与野党5対5に見直すよう提案があり、調整がつかない場合は、与党側が多数決で押し切る姿勢も見せていました。その結果、文部科学委員会の質問時間は与党1:野党2に見直されました。

 以前に自民党が野党の時は、十分に時間配分をするよう自民党が要求し、それまでの与党4:野党6から現在の与党2:野党8になった経緯を考えると、今回の与党側の提案は疑問が残ります。

 見せ場を作りたいのであれば、今の時間配分にしておいて、政府対与党議員の議論を公開することも考えられます。

 これが正解というものはないと思いますが、一旦質問時間の配分について与野党が合意した以上、与党側は政府を持ち上げる意味のない質問をするのではなく、制度の矛盾や問題点を指摘して、より良いものに変えていくための建設的な議論をするよう期待致します。

もしも与党側が、誰が見ても素晴らしい質問をするのであれば、他の委員会も同様に見直すのはありかと思います。

尼崎市議会資産公開 非公開が激減 オンブズ作成議員通信簿の効果2017-11-17 20:56

 今年6月に新議会が始まり、新任期の議員が資産公開を行いました。資産公開制度は、政治家の不正蓄財を防止するために作られた制度ですが、尼崎市議会では、資産公開するかどうかは議員の自主判断になっています。そのため前任期は、新政会(自民党系会派)、維新の会、市民グリーンクラブの民進党系議員が、資産公開をしていませんでした。

 6月市議選前に、市民オンブズ尼崎が作成した議員通信簿で資産公開しない議員にマイナス評価がつけられたこともあり、古参議員を初め資産公開しない議員が軒並み落選したことから、今期は資産公開する議員が大幅に増えました。

 一方で、制度の趣旨を理解せず、資産公開しない議員が5人(あまがさき志誠の会3人、市民グリーンクラブ2人)います。
 資産公開制度は、自主公開ではなく義務型に変更する必要がありそうです。

里芋収穫祭 「食や農を通した地域での繋がりの再生を」2017-11-19 17:25

自然と文化を守る会は、尼崎市で取り組んでいる自然と文化の森構想を進めるため、様々な取り組みをしています。そのひとつとして、田能の里芋のミニ収穫祭が開催されました。

収穫祭では、巨大な里芋が入った「のっぺい汁」と「おでん」などをいただきました。食や農を通して、地域が繋がれるのは、素晴らしいことです。