本会議開催時の宿泊料を実費に!近隣議員に宿泊料出さないで!2014-08-18 18:13

現在、兵庫県議会の開催時(前泊含む)の指定日に、会議の開催時間に関わらず、議員は公費で宿泊ができるようになっています。また、指定ホテルに宿泊し、議長に届け出ると1日16500円の宿泊料が支給されます。
そこで、私は、2013年度の県議会開催時における議員への宿泊料の支給状況と議員のホテルでの宿泊状況を見てみました。2013年度の本会議開催のため議員に支給された宿泊料年間総額は6,336,000円(延べ384泊)になります。実際に指定ホテルに支払った宿泊費(延べ404泊)は、最低1泊4900円から最高14000円まで幅がありますが、公費支給対象外の日を含む平均的な指定ホテル宿泊費は1日9200~9300円です。
つまり議員が議会開会中に指定ホテルに宿泊し宿泊料が支給されると、平均で1日6千円程、最大1万1600円の差額が議員の懐に入ることになります。

参考までに、大阪府、奈良県は、本会議開催時の宿泊料支給制度はなく、京都府は共済施設使用料5千円と食卓料3千円の支給、和歌山県は議員会館宿泊料3千円と食卓料3千円の支給、滋賀県は11800円の定額支給になっています。

もうひとつの問題は、兵庫県は広大な面積を有していることから、遠方の議員が宿泊するのは妥当性がありますが、帰宅可能な近隣の議員まで宿泊を認め公費を支給していることです。
この数年間、近隣の議員が宿泊しなければならない時間まで県議会の会議が延長されたことはありません。また、本会議、特別委員会等での質問作成や会議の準備で夜遅くなるのは、本人の段取りの悪さが主な原因であり、宿泊料を支給する理由にはなりません。
以上のことから、下記の申し入れを行いました。
・宿泊料については、甲地域の職員の宿泊料11,800円を上限にした上で、実費支給に見直すこと。
・前泊対象者以外の宿泊料については、会議が深夜まで延長される場合を除き、原則、公費を支出しないこと。どうしても宿泊が必要な場合は、政務活動費で対応すること。                                                            以上