県議会常任委員会 国による総合的な過労死防止対策の実施を求める意見書案採択!2013-06-10 16:15

今日、私の所属する県議会産業労働常任委員会があり、標記の意見書案を採択を求める請願が提出され、全会派一致で無事、採択されました。12日の本会議で、県議会として、意見書案が採択され、政府に意見書が提出される見込みです。
過労死は、人ごとではありません。労働基準法は、労働者に1日8時間、週40時間を超えて勤務させてはならないと規定していますが、同法36条で、労使で協定を結べば、月45時間、年360時間の残業が可能になります。この時間枠に法的な拘束力はありません。
残業時間が月100時間または2~6カ月前の月平均残業時間が80時間以上であれば、過労死と判断される目安となっています。北海道新聞に掲載されていた総務省2010年の調査では、20~59歳の労働者の1割にあたる約500万人が、この目安を超えているようです。
実際、心臓疾患、脳血管疾患の労災申請・認定件数は、増加傾向であり、精神疾患、自殺の労災申請・認定件数は、急増しています。厚労省の資料では、全労働者の労働時間は、減りつつあるのですが、過労死は増えています。2極化が進んでいるのか、実態が隠されているのか、どちらかです。今回、過労死で子どもをなくした親御さんたちが、これ以上、過労死を増やしてはいけないと立ち上がり、今回の意見書採択の方向になりました。過労死をなくすため、政府が本気になって取り組んでくれることを期待します。

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