兵庫県知事退職金１期４年で３８６０万円！: 丸尾まきの言いたい放題

昨日、県議会の最終日で、井戸知事の４期目出馬表明もありました。
予算関連の議案、条例等のかなりの部分は賛成したのですが、知事退職金の見直しについては、反対しました。知事提案は、知事退職金の額を、全国ダントツ１位の1期4年で約5410万円から4050万円へと約25％削減し、併せて、行革見直しとして、さらに5％削減し、約3860万円にしようとする提案でした。実際には、従来も２割カットしていたので、さらに１割削減率を上げる提案です。
民間企業役員の一般的な退職金計算式（給与×在職年数×功績倍率２～３倍）に当てはめると、１期４年で約1600万円。民間大手企業の約半数は、退職功労金を既に廃止。全国的に知事退職金は高水準ですが、例外的に大阪府知事は1期4年で1260万円（さらに行革見直しをし実際に受け取るのは630万円）。首相の退職金は4年で約500万円。私は、県の財政状況が極めて悪いことも考慮し、多くとも1600万円までにすべきだと主張しました。残念ながら、自民党から共産党まで全員賛成で、反対したのはただ一人でした。
なお、知事は既に２期務めているので、合計9136万円を受けとっています。今回、3860万円の退職金を受け取り、12年で合計約1億3000万円の退職金を受け取ることになります。さらに4期目当選すると合計1億7000万円。財政難なのに、どこからそんなお金が出てくるのでしょうか。