勝手な道路開発 淡路市に安全対策を要望2015-10-29 08:53

 27日は7年前に民間団体が山を削り勝手に道路工事をしたと言われる淡路市の現場を見に行きました。(実際には、市も一定の関与)
 5年前にも、住民からの要請を受け、地質学の専門家に意見書を書いてもらい、土石流危険区域なので、堰堤の設置、ため池の土砂の撤去など早期に安全対策を行うよう淡路市に申し入れました。
 しかし、まだ十分な対応をしておらず、改めて淡路市に対策を取るよう申し入れると共に、兵庫県洲本土木事務所にも、淡路市にアドバイス等行うよう要請しました。下流域には、住民が生活しているにもかかわらず、信じられない対応です。災害が起こらないよう早期の対応が望まれます。
 なお、この問題は2010年に毎日放送で報道されています。

日本レスキュー協会のレスキュー(活動支援)を2015-10-26 15:28

 本日、午前中、伊丹市にある日本レスキュー協会を訪問し、理事長の伊藤さん、災害救助犬訓練士の安随さんにお話を聞いてきました。
 日本レスキュー協会は、災害現場で救出活動を行う災害救助犬を育成し、派遣しています。最近では、昨年8月の広島土砂災害や今年4月のネパール地震に、災害救助犬を派遣し、それぞれ遺体を発見しました。1999年に起こったトルコ北西部地震や2001年に起こったインド西部地震では、生存者も発見しています。
 兵庫県や尼崎市など各地の自治体とは、災害が起こった時に、迅速に災害救助犬を派遣するための協定も結んでいます。
その他の活動として、捨てられた動物を譲り受け、先程紹介した災害救助犬やセラピー犬に育成したり、その適正が無い場合は、里親を募集し譲渡するなど、動物愛護の活動も行っています。
 これだけの活動をしながら、行政(政府、県、市)からの支援は一切なく、民間の助成金や個人の寄付で運営されています。さらに、災害救助犬やセラピー犬などを育てるために、12年程前から兵庫県動物愛護センターに犬の譲渡をしてくれるよう申し出ているのですが、未だに1件の犬も譲り受けたことはないとのこと。
 早速、県動物愛護センターに連絡を入れ、犬の譲渡に向けた橋渡しを行いました。具体的な活動支援については、これから話をしていきます。
日本レスキュー協会 http://www.japan-rescue.com/

猫の殺害現場と過去の周辺における猫殺害の聞き取り2015-07-13 16:41

 6月14日に西宮市高須町の市営高須団地で、首が切断されたネコの死骸が見つかりました。3年程前から周辺では、猫の殺害が続いており、10数匹が殺されたという話もあります。
 本日、その殺害現場を確認し、過去の猫の殺害についても、聞き取りをしました。警察も捜査を続けているようですが、動物の命を守るだけではなく、人へ被害が拡大しないよう一刻も早い解決が望まれます。
http://www.sankei.com/west/news/150614/wst1506140047-n1.html

猫の殺害現場と過去の周辺における猫殺害の聞き取り2015-07-13 16:41

 6月14日に西宮市高須町の市営高須団地で、首が切断されたネコの死骸が見つかりました。3年程前から周辺では、猫の殺害が続いており、10数匹が殺されたという話もあります。
 本日、その殺害現場を確認し、過去の猫の殺害についても、聞き取りをしました。警察も捜査を続けているようですが、動物の命を守るだけではなく、人へ被害が拡大しないよう一刻も早い解決が望まれます。
http://www.sankei.com/west/news/150614/wst1506140047-n1.html

高校生への退学勧告を考える2015-06-21 14:17

 今、神戸市内の私立高校に通う2年生の女生徒の保護者から相談を受けています。親への十分な注意喚起もなくいきなり「退学勧告」をされたとのこと。
 生徒は、服装がだらしない、掃除をさぼる、教師に暴言を吐く、遅刻が多い、授業中よく寝ている、提出物を出さないなど問題行動がありました。
 生徒の行動はかなり問題があると思いますが、学校教育法にある通り、生徒への懲戒は、児童等の心身の発達に応ずる等教育上の必要な配慮が必要です。具体的には、広島県教委の資料にあるとおり、事実関係を丁寧に確認すること、停学及び退学は、個々の生徒の状況に応じたきめ細かい指導(段階を踏んだ反省指導)を尽くすこと、改善の見込みがないのかどうか慎重に検討することなどが考えられます。
 しかし、今回の事例は、親への注意喚起が不十分で、生徒への処分もいきなり退学勧告であり、別室での指導や停学などの段階的措置も取られていません。学校が把握している事実関係も一部間違いがありました。これでは、生徒に改善の見込みがあるかどうかの評価もできておらず、学校側の対応はかなり問題がありそうです。学校にはもう少し丁寧な事実関係の把握と生徒の処分に関して、慎重な検討が求められます。
 良し悪しは別として、学校の方針で、「喫煙は即退学」「先生への暴言は即退学」というようなところもあるかもしれませんが、その時は、そのルールを生徒にきちんと周知しておく必要があります。そのルール周知が無く、いきなりの退学や退学勧告は乱暴です。
 他の学校(特に私立学校)でも、同様の事例があるかもしれません。広島県教委では、生徒指導担当教員向けの対応について、私立高校の生徒指導担当にも呼びかけ、情報交換等行っていますが、兵庫県では、そこまでしていません。
 今後、私立高校の生徒指導についても、学校教育法の理念が活かされるよう、県教委と私立高校との情報伝達、意見交換の方法を考える必要がありそうです。
 なお、各弁護士会には、子どもの権利委員会があり、退学勧告等受けた場合は、それが妥当かどうかを含め、無料法律相談をしてくれます。お困りの方は、一度ご相談してみて下さい。
兵庫県弁護士会
http://www.nichibenren.or.jp/…/legal_consulta…/hyogo/11.html
広島県教育委員会資料「高等学校における問題行動への対応について」 
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/upload…/attachment/29573.pdf