知事・議長公用車センチュリーの契約解除とリース替えを!2020-12-03 19:43

 今回、知事公用車、議長公用車の問題が、県議会決算特別委員会で取り上げられ、マスコミでも大きく報道されました。
 県財政が厳しい中で、知事・議長公用車を、レクサスから、最高級車であるセンチュリーに切り替え7年間のリース料が従来は約2800万円であったのが、約4200万円に跳ね上がったことは、県民感情として理解が出来ません。
 また、2050年温室効果ガス実質ゼロを目指すためには、リッター12kmというような燃費の悪い車では無く、リッター30~40kmの低燃費車か電気自動車、燃料電池車などにすべきでした。100歩譲って、レクサスであれば購入価格が約600万円しますが、1ℓ25.1km 走る2500ccのハイブリッド車であれば、最低限の環境性能も確保出来ました。

 知事・議長公用車センチュリーのリースについて、早期に契約解除し、早急に環境配慮型の低燃費車、電気自動車、燃料電池車などに借り換えるよう求めます。
 なお、契約解除時に発生する費用は、リース料総額-(リース月額×経過月数)+予定残価(リース期間後7年後に売れるであろう額 リース会社が算定)-残存価値(売却見込額 リース会社が算定)ということになります。
 そのシミュレーションをしてみますが、来年4月に借り換えを想定して計算してみます。リース料総額は約2091.6万円、経過月数は来年4月からの切り替えを考え3月までの支払いにし20ヵ月分とします。その金額は498万円。
 予定残価については、元ディーラー社員によると、車を登録すると、その時点で3割価値が下がり、さらに1年毎に1割価値が下がると見込むようなので、それを参考にして求めます。それで計算するとリースが終了する8年目に、残存価値は約7,030,000円になります。
 参考までに、11月2日時点で、2010年式のセンチュリーが3,930,000円で販売されています。
 残存価値については、11月1日時点でWEB上では、2019年センチュリーが16,990,000円で販売されており、それで基に設定してみます。同じくリース会社の利益を1割見込み15,291,000円と設定
その上で計算してみると、20,916,000円-4,980,000円+7,030,000円-15,291,000円=7,675,000円となり、実質の追加負担は約7,675,000円ということになります。
 元ディーラー社員に教えていただいた計算式で査定額を求めてみると約13,180,000円になります。リース会社の利益を1割見込み15,291,000円と設定。その上で、追加負担を計算してみると、20,916,000円-4,980,000円+5,400,000円-11,862,000円=9,474,000になります。つまり、追加負担見込みは、7,675,000~9,474,000円です。さらに高く見積もっても、追加負担は1000万円以内で済むものと考えられます。
 ここはリース会社に、解約時の見積もりを出していただき、それに基づき議論していく必要があります。

 その上で、残り5年4ヵ月で追加負担を発生させないため、県は来年3月末までに、1台約498万円のリース料を支払うので、損害金との合計額、つまり県が3月末で契約解除した時の県の総支払額は1台約1,445万円になります。
 7年間リース料総額は1台2091.6万円なので、残り5年4カ月の間、この総支払額との差約646万円以内のリース料総額の車に乗れば、実質負担無しで、車の借り換えが出来ることになります。リース料総額と販売額は近い金額になるため、646万円以内の車を借りれば良いことになります。
 多くの首長が乗っている燃費1ℓ30㎞程度のハイブリッドカーにすると、300万円前後で購入(もしくはリース)することが出来ます。センチュリーに乗り続けるより、1台あたり346万円程の県の予算が節約出来る計算です。2台で約692万円の節約になります。
 
 以上のことを考慮し、来年3月末にセンチュリーを契約解除し、低燃費車などにリース替えすることを求めます。

丸尾まきチャンネル「兵庫県 センチュリーを解約しリース車変更を!」
https://www.youtube.com/watch?v=V_uN_8XCjOg