亜熱帯化する日本と豪雨被害軽減策2018-07-07 21:31

 今回の豪雨により、死者が出ており、行方不明者も出ています。心からご冥福をお祈り致します。行方不明者が一刻も早く救助されることをを願っています。

 局所的な豪雨を含め、最近の異常気象は、日本が確実に亜熱帯へと近づいている証しなのではないかと疑ってしまいます。そうなのであれば、これからも今回のような豪雨は続くし、さらに激しい雨にさらされることになるのかもしれません。

 影響を低減するための根本対策は、温室効果ガスの排出量を、これ以上増やさず、削減していくことです。

 日本全国で、神戸製鋼などが、大量の温室効果ガスを排出する石炭火力発電所の建設を進めようとしていますが、論外だと思います。温室効果ガスの排出量の少ない、天然ガス火力などに転換すべきです。私たちも、暮らしの中で、省エネを心掛け、持続可能な社会作りをしていく必要があります。

 もうひとつの対策は、今後も同様の豪雨が続くことを考えて、被害低減策などを取ることです。下水の処理能力を上げると共に、田畑、学校の校庭などに雨水一時貯留機能を持たせること、不要なアスファルトを剥がし、雨水が地下に浸透するようにすること、各地で雨水貯留タンクを設置することなどが考えられます。保水力が弱い針葉樹から広葉樹への転換を進め、山の保水力を強化する必要もあります。大雨の時に、お風呂や水道の排水を止めることも重要です。

 次世代に大きなつけを残さないために、今、社会のあり方を大きく変える必要があります。