もりかけ問題「いつまでのらりくらりと逃げ続けているのか」2018-07-03 09:59

4年前に政務活動費問題では、N元兵庫県議があらゆる不正を働いて多額の政務活動費を詐取していました。

私は、他の議員の不正や不適切な支出について、様々な問題を明らかにし、同じ事が繰り返されないよう徹底して追求してきました。

しかし、政務活動費で作成され一部自己宣伝のために使われている県政報告紙や、政務活動費で高級車をカーリースしている問題など、おかしな支出はまだ残されたままです。当時、実態を明らかにし、追求することが不十分だったからです。

「もりかけ問題は、これだけ批判されたのだから同じようなことはしないだろう」と思われている方も少なからずいると思いますが、政治家も一部の幹部職員もしたたかです。

実態を全て明らかにし、再発防止策をとらないと、いつまでも問題は続いていきます。数年経てば違う案件で、また同様の事が繰り返されるのでしょう。

もりかけ問題の動機や背景を明らかにすると共に、首相や首相夫人、政治家からの不当な働きかけで政治が歪められないように、全てやりとりを記録し公開するようにすること、公文書を隠蔽、改竄したときは、刑事罰を与えることなど、やるべきことは、まだまだ残っているのではないでしょう。

松尾貴史のちょっと違和感 毎日新聞記事
https://mainichi.jp/articles/20180701/ddv/010/070/015000c

兵庫県会政活費 返還率微減 そろそろ緩み始めた?2018-07-03 10:40

2017年度兵庫県議会の政務活動費の返還率(使い切れなかった分)が、4年ぶりに1.8%減少しました。2016年度分は34.8%の返還率でしたが、2017年度分の返還率は33%で約1億5385万円の返還でした。支出額約3億1千万円のうち、県議会報告紙の発行やHPの作成などの広報広聴費が、約39%を占めており、その部分の厳しいチェックが必要です。

自民党(返還率0%)と共産党(返還率3%)は、会派分の政務活動費をほぼ使い切っています。公明党は会派分返還率31%、ひょうご県民連合返還率41%、維新の会89%。ちなみに丸尾は会派分100%返還(12万円なので)、個人分72%返還しています。議員1人に月45万円交付(会派分と個人分に案分)

政務活動費をたくさん使っていたら無駄遣いで、あまり使っていなかったら、議員の仕事をしていないということでもありません。但し、たくさん使っている会派や議員は、本当に必要な支出かどうか、有効に使われているかどうかの検証が不可欠です。

また、市民の側も、政務活動費の支出が有効な調査に使われ、会派や議員の質問や提案に活かされているのかをチェックしていく必要があります。

2013年度 返還率12.2% 返還額約6400万円
2014年度 返還率23.2% 返還額約1億1400万円
2015年度 返還率33.8% 返還額約1億5686万円
2016年度 返還率34.8% 返還額1億6116万円 
2017年度 返還率33% 返還額1億5385万円

神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201807/0011407745.shtml