高専というシステムの足りないところ2018-12-17 09:28

高等専門学校(高専)を止めた人が、周りに少なからずいます。中学校では、学力がトップクラスの子が通っている事例が多いと思いますが、学校は大学の自由さと高校の学力を測る厳しさを兼ね備えています。自分で自分を律しないと、脱落していきます。そもそも、そういうシステムなので、それはそれで仕方ないのかもしれません。

ただ、その脱落した人を救う仕組みが弱いように感じました。A高校を途中でやめた場合、調整は必要だと思いますが、B高校に編入することが出来ます。

高専は、単位の取り方が異なることから、高専3年でやめた時に、高校1年に編入できるかもしれませんが、高校3年生に編入するのは難しく、高等学校卒業認定試験を受けるしか道がありません。それも卒業資格ではないため、その後、入った大学を中退すると、最終学歴は中卒ということになります。

高校卒業認定試験で単位が取れれば、それは高校の編入時の単位として認めるなど、もう少し柔軟な救済策が必要だと感じます。

そもそも学歴社会とは何なのか?という話にもなりそうですが、途中で行く方向を変えた子どもたちに、もう少し選択肢を提供してあげて欲しいと思います。