県議会 決算委員会質問 お手盛り旅費を見直すべき!2017-10-06 21:34

マイカー通勤、マイカー移動で1km37円の交通費が出ます

○旅費の車賃について
兵庫県では、旅費条例の中で、車賃を1km37円で設定しています。その根拠は国が国家公務員等の旅費に関する法律の中で1km37円に設定しているからということでした。そこで財務省に、その算定根拠を聞くと、国交省が調査をした乗合バスの運賃(平成26年度40.08円)を参考にしているとのことでした。本条例で問題なのは、バス代ではなく、マイカーでの移動旅費が、この根拠に基づいて、お手盛りともとれる形で設定されていることです。

1km37円という値段は、ガソリン代の現在の相場(1ℓ130円程度)を考えると、燃費3.5km/ℓ程度の車を運転し移動すると、実費相当になります。ガソリン代は、2008年には例外的に1ℓ185.1円になった時もありましたが、それでも燃費5km/ℓで実費相当になります。

今の車は燃費が向上していますし、高級車の燃料代を全てみる必要はなく、燃費10km/ℓ程度とみなし、車賃を1km13円程度にしても大きな問題は起こらないと思います。バスなどの公共交通機関の運賃については、運賃の実費を支払うこととされています。

兵庫県においては、この間、旅費の交通費や宿泊費が実費に近い形へと見直しが行われるなど、先進的な取り組みが進められてきました。県議会においても、定額だった費用弁償を、原則、公共交通機関の交通費に見直し、宿泊費も実費に見直しました。その中で、お手盛りとして残されたのが、旅費の車賃です。

鳥取県では、1995(H27)年に車賃の見直しに着手し、車の燃費を1ℓ10kmと考え、車賃を1km16円に設定しました。併せて、2007(H19)年からは、旅費の車賃について、オイル代やタイヤ代を加算し1km25円に見直しました。
兵庫県においても、車賃の見直しに着手すべきだと思いますが、県当局のご所見をお伺いする。

当局の答弁は、見直す意思はないとのことでした。

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