知事選争点に!井戸知事退職金 新任期分を含めると総額2億円超に!?2017-06-26 11:25

 知事退職金は任期ごとに支給されますが、井戸知事は3期目(任期12年)までで既に約1億3千万円を受け取っています。さらに、まもなく終了する今任期分退職金が約3860万円支給され、総額約1億6860万円に。もしも井戸候補が知事選挙に勝利し、5期目を務めることになれば、井戸知事の新任期分を含めた退職金総額は、約2億700万円になります。

 知事退職金は選挙費用を補填する意味合いも含まれているのかもしれませんが、兵庫県の財政状況が悪く、行革を進め、市民にも負担を求めている中で、知事退職金が高額なのはどうなのでしょうか。

 ちなみに隣の大阪府は、知事退職金は廃止しています。山形県は、3期目の知事ですが、現知事のみ支給しないという仕組みで、3期とも退職金を受け取っていません。
 
 岩手県は、3期目の知事ですが、1期目、2期目は受け取らず、3期目約3838万円の退職金を受け取る予定です。1期4年毎の退職金額として計算し直すと1280万円程になります。中小企業の役員の退職金目安が、月額給与から在職年数×2~3倍ということを考えると合理的な範囲内だと思います。

 尼崎市の稲村市長は、1期目約470万円を受け取り、2期目2260万円を受け取る予定です。2期8年で計算した時に、中小企業の役員退職金の範囲内にギリギリ収まるところです。

 兵庫県知事の退職金を、中小企業の役員退職金と比較すると、給与月額134万円の役員の退職金は約6432万円(知事給与134万円×在職年数16年×3倍)になり、実際に支給される知事退職金の方が約1億円高い計算になります。

 ちなみに私が4年前に調べた首相の退職金は4年で522万円。国務大臣380万円。

 知事退職金のあり方も、知事選挙の争点としていただきたいと思います。

コメント

_ 勝 ― 2017年07月04日 14:55

地方議員も厚生年金に加入できるようにするという法案が検討されているようです。同じように、地方議員や首長も雇用保険料を払い雇用保険に入り、落選や失職時には失業手当を出すことを検討しても良いのではないですか?
報酬の高い人が加入するほど雇用保険は安定しますし、首長や議員選挙にチャレンジする人も増えるのでは無いかと思います。
もちろん、退職金は大幅に減額することを前提に。

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