市民オンブズ尼崎作成 尼崎市議会議員 議員通信簿の評価2017-06-05 18:23

総合評価ベスト7に入った議員が、1人を除きいずれも票を伸ばしました。逆にワースト7に入った議員が1人を除き落選しました。

今まで、これほどの影響は出なかったのですが、政党関係の団体が議員通信簿をビラに取り上げたのも大きかったのでしょう。

議員通信簿の目的は、議員の仕事ぶりを評価することで、議会を機能させることです。
議員通信簿の批判として、次のようなことが指摘されていました。「どうでも良い発言をカウントしている」「選挙公費助成は使って当然のもの」「議長、監査委員は発言できないので不公平」「大会派は発言枠が限られるので発言回数が少なくなる」

確かに課題のある部分もありますが、上記のことで、議員通信簿が無益のものだというのは、論理の飛躍だと思います。北海道の福島町議会などは、議員の発言回数や内容などを整理し、毎年議会白書として、町民に公表しています。
市民オンブズ尼崎は、尼崎市議会が議会白書を作らないので、代わりに議員通信簿を作成しています。

どうでも良い発言かどうかの線引きが難しく、主観が入ることから、どうでも良い発言もカウントしていますが、それもカウントし全体を見ると、調査をして発言しているのか、調査もせず形ばかりの発言をしているのかの傾向が見えて来ます。それを評価することに問題はないと思います。

選挙公費助成は使って当然のものではありません。もう少し評価する金額を上げてもいいのかもしれませんが、やはり使い過ぎは、減点評価されるべきものです。

議長・副議長、監査委員は、発言出来ないと言いますが、仕組み上は、議長が副議長に議長を替わり、発言することはできます。監査委員も申し合わせで発言しないようにしていますが、その申し合わせを見直した方がいいのでしょう。
議長、副議長に就任していたかどうかを表記することは、今後の課題です。

「大会派は発言枠が限られるので発言回数が少なくなる」多少の差が出ることは、あり得ますが、やる気があれば、発言回数を増やす事はできます。大会派程、サボっている議員がいるのも事実です。1回ごとの発言で評価せず、3回までで何点など、点数評価の方法を考える必要はあるかもしれません。

議員通信簿を批判するのはいいのですが、もう少し違う視点での評価の提案や、点数配分の提案などをいただければ、もっと建設的な議論が出来るのではないでしょうか。ご提案を期待しています。

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