涙ながらに読んだ「112日間のママ」 清水健基金の応援を2017-01-29 14:18

 兵庫県議会の大騒動中に、読売テレビ記者から「かんさい情報ネットten.」の特集番組への出演依頼があり、2014年9月25日のtenにコメンテーターの一人として、出演しました。
本番のスタジオには、司会の清水健さんがおられ、簡単な挨拶の後、特集コーナーがスタートしました。恥ずかしながら、私は清水さんのことを知らず、小気味はよかったのですが、単調なしゃべり口調で感情が読めず、あまり良い印象は持ちませんでした。
 今から考えると、妻の癌が発見され、闘病中でもあり、随分しんどい思いをしていた時期だったのかもしれません。 

 先日、次の会合場所に早く着いたことから、時間調整で古本屋に入り、そこで「112日間のママ」に出会いました。一緒にテレビに出ていた清水さんが書いているからと、いつか読みたいと思っていた本でもありました。

 妻の清水奈緒さんの妊娠がわかった後に、奈緒さんに進行の早い乳がんが見つかり、治療に専念し堕胎するか出産するかを迫られ、可能な範囲での治療を行い出産することを選択しました。
 出産後、癌の転移が見つかり、奈緒さんは出産後112日目に亡くなりました。

最後のあとがきの一部です。
奈緒へ
元気ですか。こっちは多くの人に力を借りながら、何とかやっています。
中略
悲しいけど、こんなにも人が温かいことも知りました。
こんなことを言うのはイヤです。今でもそばにいて欲しいから。でもほんまに「頑張った」な、奈緒。最後に奈緒は「ママ」です。唯一の最高のママです。必ず俺たち2人の子を守ってみせます。その手を絶対に離さない。
ありがとな、奈緒。
ほんま、ありがとう。
これからも「3人」で生きていくパパより

清水健さんは、2日前の1月27日にten.を降板し、31日に読売テレビを退社する予定です。今後は、本人が代表理事を務めている清水健基金で、講演会活動も行いながら、入院施設の充実やがん撲滅、難病対策等の支援を行っていく予定です。

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