最高裁 辺野古移設訴訟 沖縄県敗訴 民主主義って何?2016-12-21 09:57

  前知事が、辺野古基地建設のための埋め立てを承認した処分が、違法かどうかを争った裁判の最高裁判決が昨日出ました。
 
  沖縄県民の世論が圧倒的に、米軍普天間飛行場を辺野古へ移設することに反対しているにもかかわらず、突然知事が民意を無視し、基地移設を認めたことが問われた裁判でもありました。
 
 憲法学者の木村草太さんは、沖縄タイムズの記事で『最高裁が、これほど法的に筋の通らない原審を、議論もせずに維持するとすれば、裁判所が「法」に従わずに、「権力者の意思」に流された、あしき前例となるだろう。』とコメントを出していましたが、正に木村さんが予測していた通りになりました。
 
 民主主義は、手続きなのですが、それを軽視する日本政府が、今後、大きな困難に直面することは、容易に想像できます。私は、日本の民主主義を守るために、沖縄県の判断と民意を支持します。

沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/76278