神戸地検 野々村元県議に懲役3年求刑 記憶障害は診断書の提出が必要2016-04-27 10:06

 架空出張による詐欺などに問われた裁判で、神戸地検は、野々村元県議に懲役3年を求刑しました。出張のかなりの部分が架空出張だと考えられ、説明もないことから、神戸地検も厳しい処置が必要だということで実刑を求めたのだと思います。
 記憶障害の可能性があるとの本人からの弁明もありますが、診断書も出されておらず、検察の判断は止むを得ないと思います。
 ただ、不思議なのは、野々村元議員は、問題が発覚してから議員を辞職し、政務活動費を全額返還し、社会的制裁も十分過ぎるくらい受けていることから、「詳しい内容は覚えていないが、概ね不正をしたことは事実」と事実を素直に認めれば、懲役刑になっても執行猶予がつき、事実上、刑罰を受けることはありません。
 野々村元議員は、思い込みの強い人ではありましたが、知的レベルや記憶力は高かったと記憶しています。
 もしも記憶障害があるのであれば、診断書の提出が必要です。野々村元県議が改めての診断を拒否しているのか、弁護士が適切なアドバイスをしないのか、何か釈然としない野々村元県議側の対応です。
 裁判は結審したことから、地裁の判決を待つしかありません。
政務活動費問題の詳しい経緯は、「号泣議員と議会改革」エピックで。ネット書店もしくは尼崎市では小林書店で。
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