市民オンブズ 神戸市議会お手盛り交通費 返還求める2016-02-17 10:25

 今日の神戸新聞で、1月20日に市民オンブズマン兵庫が、神戸市議会のお手盛り交通費(費用弁償)の返還を求めたことが、掲載されました。
その内容ですが、神戸市議が本会議等に出席した時に、住所に応じて1日3千円~5千円支給されます。それは公共交通機関の交通費とはかけ離れており、その差額の返還を求めるものです。
2014年10月~15年9月までに支給された交通費総額は、約1441万円。オンブズマンの推計では、実際の交通費は約261万円だったとのこと。
この問題では、先日、緑の党兵庫県本部が、神戸市議会に対し、会議出席時の交通費(費用弁償)を公共交通機関の実費に見直すよう陳情書を提出しています。
監査委員そして神戸市議会の判断が注目されます。

神戸新聞記事
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201602/0008810902.shtml

神戸市議のお手盛り交通費 阪神間の水道料金に影響2016-02-17 14:03

 神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市の4市で、阪神水道企業団という水道供給をする一部事務組合を作っています。
ここでも議会が作られており、
神戸市8人(市長 及び 市会議員7人)
尼崎市4人(市長 及び 市議会議員3人)
西宮市2人(市長 及び 市議会議員1人)
芦屋市1人(市長 又は 市議会議員)
計15名の議員が、阪神水道企業団の予算、決算などを審査しています。
 年に2回の定例会(決算、予算)、議長などの人事を決める年1回の臨時会しかないのですが、議員報酬は月5.2万円(市長は半額)、会議出席毎に交通費が1日5千円支給されます。

 私が、市議の時に、阪神水道企業団議員になった時、「議員報酬、費用弁償はお手盛りであり受け取れない」と受け取り拒否し、その結果、議員報酬が月6.5万円から5.2万円に、費用弁償は1日1.4万円から1.1万円に見直されました。

 その後、さらに費用弁償は見直されましたが、現在も会議出席毎に1日5千円の交通費が支給され続けています。
 その背景には、神戸市議会のお手盛り交通費支給があり、神戸市選出議員が過半数を占めていることから、簡単に見直すことが出来ない状況があります。

 今回、神戸市議のお手盛り交通費が見直されることで、阪神水道企業団議会のお手盛り交通費も見直されれば、私たちの水道料金から支出されていた無駄遣いが少し減ることになります。

阪神水道企業団HP
http://www.hansui.org/