議論を尽くす社会を目指しましょう!2015-06-27 12:19

自民党若手議員の勉強会での発言
百田尚樹氏「沖縄の2つの新聞は潰さないといけない」
大西英男議員「マスコミを懲らしめるには広告料収入が無くなることが一番。一部略 文化人、民間人が経団連に働きかけて欲しい」
井上貴博議員「・・・(広告を)出している企業を列挙すればいい」
長尾敬議員「(沖縄メディアは)左翼勢力に完全に乗っ取られている」
 確かにマスコミは商業主義的な面もあり、個々の新聞を見ると記事の取り上げ方、記事の内容などについて、問題があると感じる時は少なからずあります。また、その力は巨大であることから、反論をしても、相手にもされず、歯がゆい思いをすることも少なくありません。
 しかし、政府与党関係者には巨大な権限があり、マスコミにチェックされなければ、力バランスが崩れ、政府が国民の理解がないまま、好き勝手なルール(法案)を次々と成立させ、民主的な政治が壊れて行く危険性もあります。
 世の中は、全てチェック&バランス。三権分立の仕組みがあるように、力を分散させなければ、悪意はなくとも政治が暴走してしまう可能性はあります。
 「右翼」「左翼」のレッテルを貼ることも、嗜好が停止してしまい、議論がそこでストップします。私自自身、自制をしなければいけません。
 集団的安全保障については、中国の脅威や米国との関係があり、実質的な軍事力を強化するために、集団的自衛権を行使した方がいいという意見が、かなりあることもわかりました。
 一方で、日本が非戦を掲げ紛争解決のために中立的な立場で行動した方が、平和な社会が作れるという考え方もあります。アメリカとは距離を置き、中立的な立場を貫きながら、軍事力を強化すべきという意見もあるでしょう。
 まさに日本がどういう国を目指すのか、それぞれのメリット、デメリットについて、マスコミの力も借りながら、しっかり議論して結論を導きたいものです。
 社会の中には、絶対的に正しいという答えは無く、時間はかかりますが、議論を尽くし、より多くの人たちの合意を取り付け、修正しながら決めて行くべきものです。
 安倍首相には、一歩立ち止まって考えてみてもらいたいと思います。