日本 2030年温暖化ガス削減目標2013年度比26%減???2015-06-08 11:37


 6月2日に首相官邸の元に設けられた地球温暖化対策推進本部で、日本の温室効果ガスの削減目標を2013年比26%減にするという数字が発表されました。EUでは、1990年比40%減を目標にしています。2013年度は、日本の温室効果ガスの排出量が過去最高レベル。1990年比にすると18%減にしかなりません。
 2050年までに先進国の温室効果ガスの80%を削減することが、国際的な目標であり、明らかに日本の目標は、その計画を逸脱し低レベルなものに止まっています。
 目先を誤魔化すために、基準年の変更をしたのでしょうが、最近、集団的自衛権の問題や原発汚染水処理の問題など政府の場当たり的な誤魔化しが顕著になっています。
 安倍首相の手法なのでしょうが、目先を誤魔化さず、メリット、デメリットを含め、もう少し事実を丁寧にわかりやすく、国民に説明することが求められます。
 兎にも角にも、温室効果ガスの削減は、未来に大きなつけを残さないために、省エネ、再生可能エネルギーの強力な推進で、2030年に1990年比約40%削減に持っていく必要があります。

【気候ネットワーク プレスリリース】日本の約束草案(政府原案)に対しての声明 野心度・衡平性の観点から極めて不十分(2015/6/2)
http://www.kikonet.org/…/pre…/2015-06-02/2030-climate-target

【緑の党グリーンズジャパン声明】原発の運転延長・新増設を前提とした2030年「エネルギーミックス」案はただちに撤回を!-脱原発と温室効果ガス排出削減を実現しよう-
http://greens.gr.jp/seimei/14857/

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