「集団的自衛権行使」違憲かどうかの入口に戻って慎重な議論を!2015-06-05 10:59

 安全保障関連法案にある集団的自衛権の行使が、憲法調査会での憲法学者の指摘で、いずれも憲法違反だと指摘されました。
 民主党推薦の小林慶大名誉教授は「国際法上の戦争に参加することになる以上戦争法。」「平和だ、安全だ、レッテル貼りだ、失礼だと言う方が失礼だ。」と主張し、自公推薦の長谷部早大教授は「どこまで武力行使が許されるのかも不明確で、立憲主義にもとる。」、維新の党推薦の笹田早大教授は「今の安保法制の定義は、踏み越えてしまっている。(違憲という)我々の結論はやむを得ない。」などと述べました。
 小林氏によると「何百人いる憲法学者の中で、(違憲ではないというのは)2~3人、学説上の常識であり、歴史的常識だ」と新聞記事のコメントで述べています。
 アメリカとの連携関係を強め、戦争の後方支援もしていくのか、中立的な立場で、国際的に積極的な災害支援をし、紛争調停役として、活躍していくのかなど、日本という国のあり方、安全保障について、慎重にかつ十分な議論をしていく必要があります。今国会において、国会議員だけで議論するのは、あまりにも拙速すぎます。
 まず、憲法に反するのかどうかという入口に戻って、議論をしていく必要があります。

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