切手大量購入について十分な説明等を求める申し入れ書提出2014-10-16 21:14

                              2014年10月16日
兵庫県議会議長 梶谷 忠修 様
                              兵庫県議会議員
                                丸尾 牧 
 
切手大量購入について十分な説明等を求める申し入れ書

 10月10日に県議会あり方検討委員会が、不適切使用が492万円に上り20人が462万円を返還することが明らかになりました。県議会として、一部自浄能力が働いたことは評価に値しますが、一方で益々疑惑が深まった議員も出てきています。
 それは、政務活動費で切手を大量購入した議員です。
 水田裕一郎議員は平成24年度末で228万円の切手の繰越が発生しましたが、平成25年度も毎月のように20万円、30万円の切手を購入し続け、総額230万円分の切手を購入しました。同年度に約143万円分の切手を使用しましたが、平成25年度末には315万円の繰越が発生しています。
 平成25年度は1枚の切手も購入する必要がありませんでした。さらに平成23年度は、切手の購入と郵送料の差額で80円切手1枚15円の利益を得て、平成23年度には、少なくとも約375000円の利益を得ています。平成23、24、25年度の推計数値を入れると3年間の総額で最大約935000円の利益を得ている可能性もあります。別途ご自分が社長をしている飾磨海運㈱は3年で980396円の切手販売手数料を得ていることもわかりました。(水田議員の政務活動費による切手購入額は飾磨海運㈱の切手販売総額の1/2~1/3とのこと)
 なぜこのような不透明な切手購入をしたのか、水田議員からの明確な説明はされていません。郵便物を送付した時の領収書、送付物、裏付け資料等の公開なども必要です。また、水田議員は、現在も残っている前年度の購入した215万円分の切手代を返還する意思を示していませんが、それについても大きな疑問が残ります。

 その他の切手を大量に購入した議員についても、県民に対して、裏付け資料と共に切手の受け払い簿に準じる切手の使用明細が公表され、説明がされたということではありません。他の議員についても、県民への大量の切手購入に関する説明は不十分であり、裏付け資料と共に使途の明細を公表することなどが必要です。

申し入れ内容
・切手を大量購入した議員については、裏付け資料と共に使途の明細を公表するなど、県民の理解を得られるよう説明をすること。
                                   以上